BANAMIYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

BANAMIYA

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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.5

ブラックスワンでアロノフスキーに興味がわいて。かなり救いのない話。ヤク中の主人公たちがしょうもなくて、キマっちゃってるシーンとかちょっとだいぶ滑稽で笑っちゃうんだけど、だからこそどんよりする。現実と妄>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返し系。ふつーに騙された。信頼できない語り手、ってやつ。ちょっとズルい。でもほんとにカイザーソゼってケビンスペイシーだったのかな。誰も顔を知らないはずの裏社会のボスが面割れちゃってるのってあか>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.5

「あなたの人生の物語」こういう風に映画にするんだ〜と感心した作品。マル=デ=タコ、ことヘプタポッドの造形と彼らの使う言語の描写が素晴らしい。全体的に美術がよい。

もののけ姫(1997年製作の映画)

3.5

ジブリアニメ、このころのアニメーションが一番好きかも。モロの君と猩々のマネ、いまだにするよね。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

イーストウッド監督主演。ハズレがない。最高にかっこいいジジイの最高にかっこいい死に様が見れる。男の世界だ...。

となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.5

トトロが不気味でモフモフしてて超かわいい!!幼少のみぎりから好きだったので、ジブリの中で最も繰り返し見ている作品。

ブレイブハート(1995年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

合戦シーンを求めて見たけど普通におもしろかった!メルギブソンは安定しておもしろい。王妃との不倫については、えっ妻に永遠の愛を誓ったはずでは...?とそもそもの反乱の動機の根底を揺るがす行動にわたしの中>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.5

基本的にはスラップスティックなんだけど、SFとして見ても結構おもしろい。ヒトラー役のオリヴァーマスッチ、なんかガタイいいしよく見ると別に顔も似てないのに説得力あってうまいなと。

千年医師物語 ペルシアの彼方へ(2013年製作の映画)

3.5

これは隠れた名作。脚本は秀逸だし、1000年前のイングランド、ペルシャの描写もとてもよい。全国ロードショーじゃなかったらしいが驚き。

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.5

ガチ変態の話なので脚本は好き嫌い分かれそうだが映画としての完成度はなかなか。パリの魚市場、薬屋など、セットのリアリティに引き込まれる。全体的に美術と演出が秀逸で、匂い立つようなじっとり感がよく表現され>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.5

フィンチャーにしては相当異色な、バイオレンスのない感動的なイイ話。映像は安定のフィンチャー。暗くて淡々としたやつ。設定は風変わりだけどストーリーは王道の教養小説。ちょっとフォレストガンプっぽい。逆回転>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

3.5

エドワードノートンの演技(と筋肉)がすごい。演出もいい。テーマは重いと思うけど特に感銘はうけなかったかな。背景をより深く知ってたり当事者だったりするとまた見方が変わるのかもしれないが、通り一遍の差別問>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

3.5

よくできてる。お手本のような脚本。コントラスト強めの暗い映像もじっとりと陰鬱でよい。音楽も映像とマッチしてる。安定のモーガンフリーマンの渋さ。フィンチャー作品の中でも上位の面白さだった。

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

出だしからクライマックスまで怒涛の見せ場ラッシュに圧倒される完全な近距離パワー型の作品。ぶん殴られ続けて曖昧な状態となり、最後には「バーフバリ、ジャイホー...」としか呟けなくなる。
しかしヴィジュア
>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

5.0

個人的にかなり偏愛してる作品。夏休み子ども科学電話相談が好きで、毎回泣きそうになりながら聴いてるんだが、同じ気持ちになる。ロイのテキトーな作り話を空想するアレクサンドリアの頭の中と、平々凡々な病院生活>>続きを読む

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.0

タイトルがかなり最高。一曲一曲の熱量が異様に高くて凄みある。監督主演脚本全部ひとりでやってるからかな、魂のこもりかたが尋常じゃなく、すごいものを見たなという感想。どうでもいいんだけど目玉焼きの黄身 い>>続きを読む

シカゴ(2002年製作の映画)

4.0

正統派のミュージカル映画。歌もダンスも派手でノリノリで要するにかなりいかしており、文句のつけようがない。主要な登場人物が全員すさまじく品性が下劣なのもいい。ロキシーの夫はかわいそうだがただの腰抜けであ>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

冒頭の牛乳飲んでるシーンがもう完璧としか形容しようがなく、開始早々ぶんなぐられて唖然とする。こういうショッキングな作品を多感な時期に見てしまったせいで、雨に唄えばの暴行シーン、ナッドサット、ルドヴィコ>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

ヴォネガットの「猫のゆりかご」にある「<フォーマ>(=無害な非真実)を生きるよるべとしなさい。それはあなたを、勇敢で、親切で、健康で、幸福な人間にする」という言葉が好きなんだけど、これがまさにそういう>>続きを読む

マチェーテ(2010年製作の映画)

4.0

まず監督がロバートロドリゲス、主役がダニートレホな時点で最高なことが分かる。陽気で下世話でバイオレントでグロくて超絶頭が悪い、最高にパルプな男の中の男のための映画。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

実在した伝説のスナイパーの話。おもしろかった!ようこそ、男の世界へ...みたいな、イーストウッドらしい映画。働く男の悲哀がびしばし伝わってくる。まさに社畜の鑑。

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

4.0

自爆攻撃に赴くパレスチナ青年2人組の最後の48時間を描いた映画。抑制の効いた映像で、映画の中では淡々とした日常が続いている(かのように見える)のに、観る側の緊張感は息苦しいほどに高まる。大学時代で一番>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.0

映画としては非常によくできており、スピルバーグやるやんか!と素直に思う。ただ、よくできているがゆえにだと思うけど、当時イスラエル批判だと話題になっていたこの映画は、そういう描写も多いとはいえやはり主人>>続きを読む