翔さんの映画レビュー・感想・評価

翔

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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

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ある経済記者の男と、男性に虐げられてきた過去を持つハッカーの女が、協力してある事件を解き明かそうとする話。

 フィンチャー監督の「ソーシャルネットワーク」は、世界規模に成長した企業のストーリーを通じ
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

フェイスブックが成長していく中で、マークとサベリンの人間関係は壊れていくという、ミクロとマクロが対比となって展開するストーリー。マークは会社を伸ばすためにサベリンへのリスペクトを欠いてしまう。一方サベ>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この映画は事実に基づく、という文章が映し出され、映画が始まる。しかし、ほとんどはコーエン兄弟による創作らしい。この映画はコントラストが素晴らしい。欲に溺れて生きる人々と、すでにあるものに幸せを感じる人>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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ドラマの一話目のような、世界観や主人公の境遇が紹介され、ここから始まる、というところで終わる映画。Part2以降の企画が前提にないと作れない内容だと感じた。物足りなさはあるものの、痛めつけられた主人公>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

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女性が物語を推進していく様は、その周りを取り囲む男性の個性がつよいこともあり、感情移入を誘い、結果として地下のシーンの恐怖心を強める。また、見るものが不快感を抱いてもおかしくないほどの異常犯罪者、レク>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

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流れるように物語が進み、そしてあっけなく終わる。普通の映画なら、それが描くテーマについて、いろいろ考えを巡らせる。しかし、この映画は伝えたいことやなにかの問題に対してのわかりやすいアプローチはなく、何>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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ぬるま湯から飛び出る勇気!

ベラがピュアなままに様々な知見を身に着け、自分を創り上げていく様が爽快であった。忘れがちな子供の頃に自分にあったはずのものの見方、この視点を提示してくれる映画を見るたびに
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

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ベン・アフレックがすごくよかった。
ウィルに生き方の示唆を加えるシーン、自分があの立場なら果たして自分から離れていくことを勧められるだろうか、できないだろうなと思った。

いろんな生き方があり、それら
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

叙述?トリック系の作品。

面通しのシーンで被害者の声の記憶だけを頼りに事件の捜査を進める警察と、冒頭の殺人犯の声だけを聞かされた鑑賞者が重なる。

どんでん返しの驚きはもちろん、そのストーリーが結果
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月はどっちに出ている(1993年製作の映画)

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画が素晴らしかった。
ロケ地にこだわったというより、与えられた場所でどう撮るのかがよく考えられているのが伝わった。
一つ一つのカットが長めで、長く回すカットも多様されているが、構図がよく練られているの
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アウトフィット(2022年製作の映画)

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仕立屋を舞台に、次々と人が登場し、徐々にトラブルが収斂していくストーリー。会話の面白さで作品の価値づけを行っているワンシュチュエーションの作品はよく見るが、この作品には序盤から最後にかけて伏線が明らか>>続きを読む

グーニーズ(1985年製作の映画)

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シンプルかつ、王道のストーリー。
セットがとても作りこまれていて、かなり入念な計算と準備が必要だと感じた。かなり予算がかかっていると思うが、それでもやはり予算や安全面、時間など制約はあるだろう。その制
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怪物(2023年製作の映画)

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鑑賞後、メッセージを読み取れず、アレ?っとなり、しばらく考えてみても納得感がなかったのでネットで解説を見る。
解説を読むと様々なセリフやシーンが蘇り繋がってとても良作だったと気づく。と同時に解説に頼ら
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

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カットバック×ジャンプカット
同じカメラワークの繰り返し
執拗に同じ人物を移すことで緊迫感を演出

アメリ(2001年製作の映画)

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画が面白い
下の老人のビデオメッセージの画角
最初の方のドラッギーなカット
妄想の中で写真が語りかけてくるところ

妄想癖があるというフォーマットがアイデアに広がりをもたせる

チャンスを活かすという
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アバター(2009年製作の映画)

4.6

2を見に行くために再鑑賞。
十数年前の映像だとは思えない、CGで作られた世界観が素晴らしい。ビデオログが微妙に伏線として回収される、ナヴィの細かい動作の違和感などダイナミックな部分だけでなく、細やかな
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.5

実話に基づいているとの通り、映画的なルックだけでなく実際にそこにいた人が撮ったような画も入っていて臨場感があった。
イラン人の言葉に字幕を入れたり入れなかったりすることで人質と同じように不安を感じた。
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.0

(まず、自分一人の力では理解を深めることができず、面白さが分からなかった。インターネットの優れた洞察によって書かれた記事を参照した上で理解が進んだ。)

大きな展開があるわけではなく、淡々と物語が進む
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.5

地球が滅びる規模の隕石が落ちてくると分かった時に社会はどのように動くのか、と言う話。

政府、財閥の思惑と科学者の意見の相反ぶりはやりすぎでは?と思った。しかし自分の批判的な目線が足りないということで
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.3

重いテーマの作品。
商業映画でこのようなテーマを扱うということは非常に大事だと思う。
各キャストの演技が素晴らしくそれぞれの人物に違和感がなかった。
何度も周平が逃げ出すのを期待したけれど、当事者にし
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.0

面白い映画ではない。しかし最後まで見届けなければと言う気持ちになる。
子供を持つと言うことの責任を子供を持つ前に知ることができる。
不吉さ、ジリジリとした感じに追われるような作品であり、見ても楽しい気
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.7

嵐のように過ぎ去っていく映画だった。
軽快な音楽に合わせて展開していくストーリーに終始夢中。
細かいバックグラウンドなど説明されない点もあったが2時間に納めるにはそれがベスト。
好きなことを全力でやる
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

自分も思い返せば、箸が転げただけで笑っていたような時期があった。
もう戻ることはできないが、戻ることができないからこそ多くの人の中で輝き続ける記憶となっていると思う。
ストレートな表現で多くの大人たち
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.7

アクションが素晴らしい。
めちゃくちゃ面白い。
冒頭で映画の中にプロダクションの名前を入れるところがハリウッドっぽかった。
映画全体に紳士の振る舞いが詰まっている。
人が大勢死ぬがそれがまたポップに描
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青の帰り道(2018年製作の映画)

4.5

かなり心に響いた。
こんな映画作りたいな、藤井監督の映画はそうやって思わせてくれて、背中を押される。
自分も上京してきた身。
大それたことじゃなくて、自分のできることをコツコツやっていこうと思った。
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.0

私が触れてきた映画とは少しテンポが違う。90年代以前の作品を見るとたびたび思う。勿論、リスペクトはある。
ながめのカットで人物を紹介する方法など斬新でかっこいいとかんじることが多かった。
ギャング同士
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