肩ロースさんの映画レビュー・感想・評価

肩ロース

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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.1

過酷な一週間の繰り返しに陥った社員達の脱出奮闘記。恋はデジャブ、オール・ユー・ニード・イズ・キル、ハッピーデスデイ、トゥルー・コーリングと、ループものは色々覚えてますが、全く遜色のないかなり記憶に残る>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.7

現代のロンドン、服飾デザイナーを夢見て上京した主人公は、夜毎体験する夢の中で、60年代のロンドンで起きた殺人事件を目撃する。
シックス・センス的なサスペンスホラーだけど、そこまで怖くなかったです。
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.9

どん底生活を送ってきた女性がKGBにスカウトされてスパイになる話。主人公アナは、束縛だらけの人生を送ってきたけれど、かなりタフで割と頭が切れるタイプ。数々の選択を迫られながら、周りの人々に従ったり、時>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

大富豪の小説家おじいさんが深夜に自殺?し、何者かに雇われた名探偵が真犯人を推理する話。コロンボ形式?なので、大まかな犯行の状況と犯人?は中盤には判明します。登場人物(容疑者)として何人も家族が顔を見せ>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.1

ビートルズ大ファンの男がビートルズの存在しない世界に飛ばされる話。
色々な話の流れへ持っていける中で、核となるのは、あくまで主人公が(制作陣も)ビートルズに敬意を持っているということ。最終的に男女2人
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.2

大学卒業以来、十年ぶりに居所がわかった個性的な親友に会いに行く話。劇中のほとんどは、道中で過去を振り返る形で進んでいきます。三人はそれなりに滅茶苦茶な学生生活を送っており、個人的には「そりゃそうなるで>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.0

原作既読で大ファンの者です。遠い未来の寂れた鉄の街を舞台に、脳だけ生身の記憶を失った少女が、悪?と戦う話。原作を上手く再構成しており、展開的な違和感はありませんでした。世界観の再現やモーターボール(!>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.8

事前情報を一切得ずに見ました。開始早々まさかまさかの展開、中盤若干まったり、後半は怒濤のクライマックスへ。特に後半~ラストは「観客は何を期待してこの映画を観に来たのか」を監督が理解し、それを恐れず提供>>続きを読む

クラッシュ(2004年製作の映画)

4.0

ある街の1日群像劇。主なパートは1-黒人刑事 2-黒人強盗コンビ 3-白人警官コンビ 4-黒人演出家夫婦 5-メキシカン鍵師 6-アラブ系雑貨屋店主 7-白人検事と蔑視奥さん。各キャラクターの印象は物>>続きを読む

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

4.1

紛争後の危険地帯で井戸を復活させるべくロープを探し続ける水援助チームの話。主人公は情熱家ではなく「やれることはやるけど…」という達観の域にあり、それでもなお何とかしたい気持ちもあるという、複雑な深みの>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.5

30分ノーカットゾンビ映画に挑む人々の話。狙ってるのはわかるのですが、前半は本当に退屈で、若干苦痛すら感じました。さていよいよ…となる中盤以降も、結局予想を越えてない展開で、なんだかなぁ、という感じで>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.1

娘を無惨に殺された母親と怠慢?な警察との戦争記録。話が進むにつれ、愛と憎、清と汚が目まぐるしく入れ替わります。はたして最後はどちら側に傾いて終わるのか、祈るような気分で観てました。ラストはこの作品のテ>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.7

とある宇宙人が、宇宙にバランスをもたらすべく6個の石を集める話。この10年で作られたマーベル作品群の、総決算といった作品でした。アイアンマン、ハルクなど「名前をなんとなく聞いたことがある」程度でも、お>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.4

メキシコを舞台に、音楽を禁止された一家に生まれた音楽好き少年の話。「一年に一日だけ(写真が飾られていれば)子孫の様子を見に行ける」という風習は、日本のお盆を連想させます。極彩色と軽快な音楽で「生と死」>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.7

サーカスの先駆者?PTバーナムの半生をミュージカル調に描いた作品。基本的にミュージカルものは苦手なので、不安半分で観始めましたが、開始数分であちらの世界にどっぷり連れていかれました。下手するとこの時点>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.7

前作を観て大興奮した者です。ライトセーバーを受け取ったルークの反応や、カイロレンの意外な動向には心踊りましたが、それ以上の「?」が多くの箇所で浮かびました。ざっくり言うと雑な作り感。アクションシーンは>>続きを読む

千年医師物語 ペルシアの彼方へ(2013年製作の映画)

4.0

中世以前?のまだ開腹手術が確立していない時代を舞台に、イングランドから中東へ医術を学びに行く青年の話。主人公は序盤で母親を救えなかった無力感を糧に、困難に会いながらも芯を曲げずに生きていきます。理髪師>>続きを読む

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

4.4

近未来、絶対一人っ子政策がとられる世界で、七つ子で生まれてしまった7人の女性の話。秘密を隠し続けて30年、何故か突然、監理局にばれるところから物語は始まります。主演の女優さん、本当に7人を演じわけてて>>続きを読む

ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡(2017年製作の映画)

4.3

冒険気分でジャングル探検するつもりが遭難する男の話。前半はわくわくアドベンチャーパート、後半はサバイバルパートとなっています。ダニエルラドクリフの役作りと特殊メイクが圧巻でした。終盤は本当にガリガリに>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.3

銃規制賛成派を盛り上げようと暗躍する会社で、チームを率いる女性の話。ラストまで動機が伏せられて進むので、ずっと少しのモヤモヤを抱えながら観るハメに。序盤の何気ない医師との電話、ヘドハンの提示額がラスト>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.8

インドで迷子になった少年が成長し、故郷を探しだす話。中盤過ぎまでは迷子になった経緯と、行く宛のない生活、養子に貰われる様子が描かれており、後半からようやく故郷探しが始まります。結末は当然わかってました>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

3.5

マジックの兄弟弟子だった2人が、互いにマジックを邪魔し合う話。復讐劇なので、邪魔の仕方は陰湿であり命懸けです。伏線を張るためか、時間軸が頻繁に前後するので、観るのが大変でした。中盤辺りから(どうせアレ>>続きを読む

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.5

ボストンマラソンテロ事件の発生から終息まで描かれてます。惨状も、それぞれの登場人物の行動や思考も、真に迫った描写をされてます。「子供ができないとわかった病院の帰り道、近所の子供を見る妻の眼が…」のくだ>>続きを読む

コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝(2016年製作の映画)

3.3

とある村を舞台に、自警団と流れ者が武芸で侵略軍にレジスタンスする話。今作で注目すべきは、やはり悪党の首領でしょうか。とんでもない鬼畜野郎なので、それだけでも一見の価値があるかも。アクションシーンは、も>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

3.9

歌を通して複数の主人公が大団円を向かえる話。と書くと、面白くもなんともなさそうですが、実際は各キャラクターが抱える問題をコンバクトながらも丁寧に描いているため、それぞれに共感できラストの感動に繋がりま>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.0

アクションシーンが全体的にスタイリッシュでかっこよかったです。意外にも序盤の島でのCG合成シーンは、若干アラが目立ってました。それを差し引いてもお釣りが出そうですが。ストーリーも、軽すぎず重すぎず、丁>>続きを読む

みかんの丘(2013年製作の映画)

3.3

敵同士が一つ屋根の下生活するうちに、互いを少しずつ理解していくという話。打ち解けた感をしっかり出すために、そこにもっと時間に割くべきだと思いました。物悲しさを演出するBGMは、邪魔にすら思えましたが。>>続きを読む

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

2.9

原作未読です。特殊メイク、VFXはかなりのもの。演技も一部やり過ぎ感があるものの総じて良い!ただ、ハセの辺で時代を細かく戻すのはどうかと。単純に分かりにくい。最大の疑問は、何故奥さんで話を締めたのか。>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

原作未読です。「他の言語を学ぶと思考が変わる」を、1本の映画として表現した傑作SFだと思いました。ストーリー的には『のび太の~』や『ストーン~』を思い起こしたり。ただ、総括的に悲しめな作品です。面白か>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.0

X-MENシリーズ、ウルヴァリンシリーズ全て観賞済みです。冒頭からなぜかボロボロなプロフェッサーとウルヴァリン…すでに悲壮感。他のミュータント達は?マグニートーは?ストームは?なんの説明もなく物語は進>>続きを読む

ハードコア(2015年製作の映画)

3.6

今までゲームでも映画でも酔ったことはありませんでしたが、初めてちょっと酔いました。ずっとハンディ(頭)なので酔い易い人はまず避けた方がいいかも。この映画、ストーリーはあって無きもの、期待してはいけない>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

原作未読です。おそらく原作からして良作なのだろうな、と思わせるストーリー。のどかな日々と、全てが壊された後の鬱屈とした日々の対比が、しっかり描かれてます。でもどちらも自分の人生、へこたれず前を向いて生>>続きを読む

パージ:大統領令(2016年製作の映画)

3.6

パージ2と比べると、雑多なカオス感や勢い弛みの強弱が薄れ、代わりにストーリーに芯が通ったことで、落ち着きが出たと感じました。ラストも文句ないですが、個人的には2の終わりかたの方が好みです。面白かったで>>続きを読む

セル(2015年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

原作未読です。携帯の電波に突如、謎(本当に謎)の信号が入り、通話中だった人々が狂暴化&群化。目的は不明(本当に不明)。口から電波を発生するようになり、伝染していく。主人公は別れた息子に会うために群れの>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

開始5分、想像を超える非現実的ミュージカルが展開され、正直ゲッソリしましたが、すぐに拡張現実の如く繰り広げられる半ファンタジーな世界に夢中になりました 。ただの恋人同士の夢追い物語で終わらない、苦味の>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.4

アニメ版観賞済み。スカヨハの肉々しいタイツ姿はどうかと思いましたが、全体的に良かったと思います。街並みのゴチャゴチャ未来感は、かなり頑張っていたかと。テーマの深掘りが思ったより浅かったのは残念。面白か>>続きを読む

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