ピョンちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

ピョンちゃん

ピョンちゃん

空白(2021年製作の映画)

4.0

こんな経験現実には絶対したくないし、映画で疑似体験するだけで十分、と安堵しつつも、確実に心を抉られてしまって未だに気持ちの整理がつかない。やはり無傷ではいられない映画でした。

誰が悪かったのか?何が
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.0

観賞後、どうして日本は水俣を題材にした劇映画を作れないんだろうかとか、本作のロケ地がヨーロッパであることや水俣市が協賛を拒否したことなどについていろいろ調べたり考えたりしていたんですが、少なくとも今作>>続きを読む

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.5

聴覚障害者の女性が殺人鬼に追い回される一夜を描いたスリラー。

このプロットを最大限に活かすべく、いろんな工夫が施されていてよかったです。社会的な視点もあって、弱者の声はなかなか届かないことや、男性の
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プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年製作の映画)

2.0

本作の評価で「アングラ演劇みたいだ」という意見を目にしました。なるほどアングラ演劇ってこんな感じなんですね。新たな気付きを得ました。

よかった点はそれだけです。

映画を観てるというより、映画村かテ
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.5

アメリカの片田舎で孤独な女の子とパンクロッカーが出会い共鳴する青春コメディ映画。

監督が「今の私を形作った90年代のパンクシーンに捧げるラブレター」と語るとおり、パンクでアナーキーな精神に満ちた作品
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ミッドナイト・トラベラー(2019年製作の映画)

4.0

アフガニスタンからヨーロッパへ、5600キロの旅に出る難民家族を描いたドキュメンタリー。映画監督である夫と妻、姉妹の4人が、スマートフォン3台を駆使して自らの旅を撮影するという前代未聞の作品です。>>続きを読む

ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

4.0

電子音楽の黎明期に活躍した女性作曲家にオマージュを捧げた作品。

1978年のパリで曲作りに奮闘する駆け出しのミュージシャン、アナの一日が描かれます。演じるのはアレハンドロ・ホドロフスキー御大の孫娘、
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.0

ボスニア紛争で起きたスレブレニツァの大虐殺を描いた作品。

あの時何が起きたのかを忠実に再現した映像に圧倒されました。保護を求めて国連軍の基地に集まった大量の人々。見捨てられる彼らの姿に胸が苦しくなり
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整形水(2020年製作の映画)

4.0

どんな人でも美しい容姿に変える奇跡の水・整形水をめぐる韓国発のサイコホラー。

韓国のアニメを観るのは初めてでしたが、定番の容赦のない作風はアニメにも生かされていました。アニメだからこそ可能なグロくて
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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版(1995年製作の映画)

4.5

攻殻機動隊が4KリマスターでIMAX上映されるということで観に行ってきました。機材の都合で4Kではなく2Kでの上映だったみたいですが、細かいことはよくわからないので問題なしです。映画館の大画面と音響で>>続きを読む

スイング・ステート(2020年製作の映画)

4.0

アメリカの田舎町で民主党vs共和党の代理戦争が巻き起こるお話。

政治風刺コメディとして非常におもしろかったです。スティーヴ・カレルが持ち前のコメディアンっぷりを存分に発揮してくれます。声出して笑いた
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くじらびと(2021年製作の映画)

4.0

インドネシアの小さな村で鯨漁に携わる人々を描いたドキュメンタリー。

400年もの間、小さな舟に乗ってモリ一本で鯨に挑む伝統的な漁法が守られてきたそうです。そこには常に命の危険が付き纏う過酷な現実があ
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.5

公開当初、予告編詐欺だと騒がれていましたが、公式サイトで予告編やあらすじをチェックしてみると、確かにそう言われても仕方ないなと納得しました。間違ったことは言っていないのですが、切り取り方がおかしいと感>>続きを読む

ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じた15年間を振り返るドキュメンタリー。

今や歴代最高のボンドと呼ばれるダニエル・クレイグも、就任当初はバッシングの嵐だったという事実に隔世の感があります。
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグの007最終作、見届けました。予想以上におもしろかった!満足です!

ネタバレ禁止案件なので詳しいことは言いませんが、とにかく有終の美を飾ってくれました。関係者のみなさんに感謝です!
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DAU. 退行(2020年製作の映画)

4.0

ソ連全体主義社会を再現する、DAUプロジェクトの第二弾作品。秘密研究所での"超人"を作り出す実験や複雑な人間模様が描かれます。

1960年台末が舞台でこの時既に全体主義社会が崩れかかっていたらしく、
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ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019年製作の映画)

4.0

“暴走牛 VS 1000人の狂人!!”というキャッチコピーは伊達ではありません。近年稀に見るとんでもない映画、怪作です。

本作、なんとアカデミー賞インド代表に選ばれています。そしてあの『ミッドサマー
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

村上春樹もチェーホフも、ワーニャ伯父さんにも全く馴染みのない者が果たしてこの映画を観てもいいのだろうかと、知的レベルの高さに慄き出直したくなりますが、そんな人間でも感じ入るものがある、優れた作品だった>>続きを読む

スザンヌ、16歳(2020年製作の映画)

4.0

2000年パリ生まれのスザンヌ・ランドンが若干15歳で脚本を書き上げ、19歳で監督と主演を務めた意欲作です。年の離れた舞台俳優との淡い恋模様が紡がれます。

思春期特有の甘酸っぱさや高揚感、煌めきのよ
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.5

行き場のない未婚の妊婦と、娘を育てながらひとりでパン屋を営む女性の交流を描いた作品。モロッコの劇映画が日本で上映されるのは初とのことです。

近年「女と女」の映画、いわゆるシスターフッドの物語が続々と
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.5

007の4作目。率直に言うと前作ほどのおもしろさはなくて、ちょっと失速したかなあという感じです。キャストは魅力的なんですけどね。印象に残るような場面があまりなかったかな。

東京で9ヶ国連合の会議が開
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

新生007も3作目で皆こなれてきたのか自信を持ち出したのか、はたまた監督の手腕なのかわかりませんが、今まででいちばんおもしろかったです!

冒頭のバイクチェイスからの列車での攻防にテンション上がる!列
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.5

前作『カジノ・ロワイヤル』が前編で、今作は完全に後編ですね。なのでまとめて評価するのが正しい形のような気がします。

途中でその事に気づいてからは、期待せずに観ることができました。期待しなければ失望も
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

血中アルコール濃度を常に0.05%に保てば人生うまくいく!という理論を実践する男たちのお話。

ほろ苦い...鑑賞後に浮かんできた言葉はこれに尽きますね。彼らの喜怒哀楽は他人事とは思えなくて胸に沁みま
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.5

『ボーダーライン』シリーズや『ウインド・リバー』といった冴えに冴えた作品を送り出し、"サスペンスの名手"と呼ばれるテイラー・シェリダン監督の最新作ということで期待して観に行ったのですが、うーんそこまで>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.5

映画館で散々最新作の予告編を観て、いい加減観てみようかなという気にさせられたのと、アマプラで過去作が観れるとの理由で、公開までに予習することにしました!

みんなガラケーをピコピコしていて時代を感じま
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

MCUは一作も観たことがなかったのですが、そんな人間でも楽しめるという力強いお言葉をいただき、観に行ってきました。まさにそのとおり、楽しめました!

往年のカンフーアクションや武侠映画へのオマージュが
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オールド(2021年製作の映画)

4.0

シャマラン監督の最新作、おもしろかったです。

観終わった後の余韻がすごくて、いろんなことを考えさせられました。
老いることは悪いことだけではなくてよいこともあるのかもと感じたり、家族のあり方について
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

4.0

これぞ特濃エンタテインメント💥🌋
濃ゆい!濃すぎる。もうお腹いっぱい😵‍💫でもそこがいい!クセになるっ🤪

圧倒的な熱量とテンションでグイグイ引っ張ってくれるのが気持ちいい〜!ツッコミどころを全部押し
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クリーン、シェーブン(1993年製作の映画)

3.5

幻覚と幻聴に悩まされる統合失調症の男が娘を探して彷徨うお話。25年ぶりに公開される伝説的な作品とのことで、気になって観に行きました。

拷問のような映画と聞いていたので、精神削られる気満々で心して観た
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ベイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

『ある用務員』で一躍脚光を浴びた、阪元裕吾監督作品。日常系ほのぼの漫画のような世界と殺し屋映画の掛け合わせ!そのユニークさとギャップが最高に楽しい作品です!

ちりばめられたギャグや小ネタがおかしくて
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座頭市物語(1962年製作の映画)

4.5

午前十時の映画祭で観ました。
『サマーフィルムにのって』で取り上げられていて、観たいなと思っていたところに何というタイミングのよさ!狙ったのか偶然なのかわかりませんが、運命的なものを感じます。
まず修
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.5

『ヘレディタリー』×『ファーザー』との触れ込みが気になって観に行きました。認知症を患った祖母と母・孫の3世代のお話。

監督が祖母に会いに行ったら自分のことを覚えていなかったという実体験に基づいている
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

ジェームズ・ガン監督が「IMAXで観ろ!」と言うので、IMAXで観てきました。迫力満点!
この映画は言わばお祭りですね。夏祭り!お祭りなんで何も考えずに身を委ねて楽しむことに専念しました。

ジェーム
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

4.0

盲目最強老人再び!

前作はスリラー要素強めで、ハラハラドキドキ&衝撃(ドン引き?)の展開が印象的でしたが、今回は敵の数も増え強さもアップして、バトルアクションをフィーチャーした映画になっているのかな
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

フリー・ガイ最高!大好き!

今年ベスト級の作品です✨最後の方ずっと泣いてました。まさかライアン・レイノルズに泣かされる日が来るなんて思ってもみませんでした。すごいですね、この方。一時期低迷していたの
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