Jayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Jaya

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ヴァディムの旅(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ウクライナの音響技師ヴァディムがゲーム会社の依頼で母ガリーナとともに動物の声を録っていくお話。ガリーナのタクシーの行灯に「サクラ」の文字。

音響技師を主人公にするのに十分な音響の美しさ。SEが細やか
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ゆすり屋(2007年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ボクサーサヤンが強請り屋ルスランにスカウトされのし上がるも抱き込んでいた企業家ジャンの裏切りを発端に破綻するお話。文字にも字幕欲しかった。

どこかで見たようなポップな演出と編集で振り返られていくサヤ
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不屈(2018年製作の映画)

2.9

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アフガン帰還兵でカラカルパクスタンの体育教師サイドゥラが余命幾許もなく身辺整理をして戦友シャラプを射殺したナザーロフに会いに行くお話。犬の名前がランボーてのはどうなんだろうなあ。

1989年の設定で
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右肩の天使(2002年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戸を拡げたい母ハリマの嘘の危篤に帰村したハムロが家を売ろうとするけど借金に雁字搦めにされ息子も出てくるお話。聖アウフとはサハーバの一人らしい。

映し出される風俗や習慣がとても新鮮でした。握手グイグイ
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白い豹の影(1984年製作の映画)

3.4

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キルギスの山岳民白豹族のコジョジャシが遊牧民の長ムンドゥスバイの妻アイケと寝て銃を手にしてアイベックスを滅ぼし天罰を受けるお話。サイガ本当に撃ってるのかな…当時はまだ数居たのかな。

えげつない撮影の
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狼と羊(2016年製作の映画)

3.0

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アフガニスタンの寒村の少年ゴドラトと少女セディカの暮らしのお話。目を怪我したシーン、左右逆だったような…。

物々交換の牧畜民の暮らしが町との関係を僅かに匂わせながら映されます。目が潰れても医者を呼ぶ
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南の海からの歌(2008年製作の映画)

4.1

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妻マーシャが黒髪の息子を生み隣家のアサンとの浮気を疑うイヴァンが祖父からルーツの話を聞くことになるお話。愛らしいオッサンのガブリロビチ。

二家族間のほのぼのした展開かと思いきや、終盤には歴史的な経緯
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小さなアコーディオン弾き(1994年製作の映画)

3.8

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カザフスタンの田舎のアコーディオン弾きエスケンのまわりに起こる出来事のお話。テュルキスタンはトルキスタンかと思いきや全く別物らしい。

エスケンの魅力がとことん素晴らしかったです。村の出来事の傍観者の
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

1.5

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王の甥の騎士ガウェインが名誉のために緑の騎士の首を刎ねて復讐されに旅をするファンタジー。文字が読めない…。

SEや劇伴やCGやセットや衣装や特殊メイクが全てダサかったです。キャラ付けもお寒く、ウィン
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人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版(2022年製作の映画)

2.8

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クライマー山野井泰史の過去と現在のドキュメンタリー。トンネルのボルトはどうやって打ち込んだのだろう?

現在とマカルー挑戦時の取材班がいたようですが、いくらなんでも酷すぎる質の現在の撮影。更に驚くほど
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黒い牡牛(1956年製作の映画)

2.2

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メキシコの少年レオナルドが牡牛を闘牛に売られて助けようとするけど牛が自力で恩赦を勝ち取るお話。スペイン語混じりの英語が頗る気持ち悪いです。

レオナルドは可愛らしかったけれども台詞読みも仕草もやらされ
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アルコール先生ピアノの巻(1914年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

酔っ払いのピアノ屋の二人がピアノの配達先と回収先を間違えるお話。

いきなり酒飲んでますが、舞台がピアノの工房らしいと気付くのに時間がかかりました。傷だらけのピアノ。

階段で滑ったり、ピアノの押し引
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ノックアウト(1914年製作の映画)

3.3

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デブのパグがチャンピオンのフリンの賭け興行に参加して拳銃振り回すお話。

パグが着替えるときのメタな演出がたのしかったです。簡単にチャンピオンを騙ったり、時代が感じられる展開。

かなり時代がかった試
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幻燈会(1914年製作の映画)

3.1

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下宿屋の亭主と女将がダブル不倫してるのが息子の幻燈で暴露されるお話。

女将を連れ出す「色男」にチャールズ・チャップリン。デートにテニス。余りにもバレバレ過ぎるが良いのだろうか…。

色男の歯をむき出
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メーベルの窮境(1914年製作の映画)

2.9

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犬と遊んでるうちにホテルの部屋を締め出された女に酔漢が絡むお話。

椅子に座れないボケが続きます。ロッキングチェアーに座りっぱなしの女性に味がありました。

寝間着が恥ずかしい女。ドアの開閉の仕組みが
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牛乳を盗む人(2012年製作の映画)

3.1

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家に配達される牛乳をいつも勝手に飲まれてる男のお話。

中国にも牛乳配達あったんですね。貧困の様相がそれによって描かれますが、牛乳はモチーフには弱く感じました。

親父を筆頭にギスギスしていて楽しそう
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.6

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都築家家臣の鷲津武時が蜘蛛手の森で出会った物の怪の予言のままに裏切り蜘蛛巣城を手にするも射立てられ死ぬお話。ムカデとウサギの陣羽織がオシャレ。

セットの規模がデカくて引いてしまう。城内は別の場所の様
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Man in the well(2017年製作の映画)

3.0

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荒廃した世界に残された姉弟(?)の子どもが食い物を探しているお話。

荒れてはいるけど強いリアリティはない世界観。唐突な男もインパクトはありますが、世界観を不安定にするだけだったような。手作りらしき道
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ディスタント・ファザー(2014年製作の映画)

3.4

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元服役囚のシューとウェイがテレビのオーディションへ参加しようとするお話。

この2人がハマっていて楽しい。特にウェイのとぼけた感じが印象的でした。荒涼としたロケーションも素晴らしい。

2人だけの世界
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コルドバへ(2011年製作の映画)

3.0

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死期の迫った男が電車でコルドバに向かって途中下車するお話。

何でコルドバなのかよく伝わらず、その象徴性がとても弱かったです。男のオッサンぶりはとてもハマっていましたし、とても良い顔をしていました。
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ナイト・ランナー(2014年製作の映画)

2.2

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腰痛抱えた男が強盗に出くわして仲間と思われることになるお話。

とても大衆的で安っぽい撮影でした。サスペンス色を出す意図はあっても上滑りしていた印象。

居場所のなさが表現される男ですが、それもありが
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裸のムラ(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

石川県谷本前知事とバンライファーとムスリム一家の取材を中心にしたドキュメンタリー。馳浩の上手くもない俳句久々に聞かされた気がします。

保守王国の首魁として映される谷本ですが、至極真っ当妥当な判断をし
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オトボケ脱⾛兵(1918年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

美女に連れられて脱走兵になってしまう兵士のアニメーション。

風刺画みたいな造形。線画でシンプルですが、無謀運転の描写が楽しい。轢かれる牛の表現は驚きました。

悲哀が描きたいけれども上手く出ていない
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とても短い昼⾷(1917年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

厨房直通みたいなレストランの一幕のアニメーション。

ホースで直接食い物が飛んでくる。不味そう…。レディへは丁寧パンケーキ。黒すぎるだろと思ったらレコードとなって音楽を奏で始めて皆踊る。楽しい。

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重力の光 : 祈りの記録篇(2022年製作の映画)

3.9

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北九州の東八幡教会のホームレス支援に携わる人々のインタビューと聖書劇のドキュメンタリー。「5日」を「ごんち」と言うのめちゃ久々に聞いて懐かしい。

撮影と編集のセンスがえげつない気がします。色味やアン
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バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

メキシコ人ジャーナリストのシルベリオがメキシコシティとロサンゼルスで幻想を彷徨うお話。バルドとは中陰とありましたが、それメキシコで通じるの…?

いきなり魅力的な映像ですが、影とカメラの動きが全然合っ
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キートンのカメラマン(1928年製作の映画)

3.2

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ティンタイプ屋バスターが通信社のサリーに惚れてチャイナタウンのスクープを得るお話。キートンの全力ベーラン。

昔のカメラマンてこんなんだったんだなあ、と勉強になる思い。まだ手回しだったんですね。映像の
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ナイトライド 時間は嗤う(2021年製作の映画)

3.3

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麻薬取引でクスリ入りのバンを盗まれ買い手にも逃げられ売人バッジが金を返せず窮地に陥るお話。本物の警官のモザイクどうにかならなかったのか?

全編1カットでほぼボンネットと車中からの固定ですが、照明の捉
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ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「サルバトール・ムンディ」発見から現在に至るまでの変遷を追ったドキュメンタリー。2005年以前のことにも少し触れて欲しかった。

発見のニュースは覚えていますが、その後の詳細は全く知りませんでした。上
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アトランティス(2019年製作の映画)

4.1

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対露戦争終結後にPTSDに苦しむセルヒーが戦死者遺体回収ボランティアのカティアと出会い救われるお話。2025年、戦後1年という設定。

固定カメラの1シーン1カットに近い構成で、対称的な構図がとても美
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

4.3

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2293年不死の人類を司る神ザルドスを獣人ゼッドが倒すお話。ショーン・コネリーはモテモテの運命なのだ。

いきなり現れるザルドスの造形から強烈なインパクト。そしてゼッドことショーン・コネリーの変態コス
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検察官/勾留(1981年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

少女2人の殺人事件の犯人として刑事ガリエンが参考人マルティノーを落とすけど違ってたアホだらけのお話。溝と言ってもどこがどう溝なんだ?

マルティノーが犯人だという大前提ですが、証拠が無さすぎて迫真性ゼ
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

4.5

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南北戦争下で鉄道機関士ジョニーが北軍からアナベルを救い北軍の奇襲を撃退し中尉になるお話。南軍てことに意味があったりするのかな。

戦争に行けと言ったり、終盤足を引っ張りまくったり酷いキャラのアナベル。
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魔鬼雨 デジタルリマスター版(1975年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

悪魔崇拝者コービンが魔界へ行くための名簿を取り戻すためプレストン家を襲うのを長兄トムが阻止せんとするファンタジーホラー。顔出てないけどトム捕まえたのがジョン・トラボルタらしい。

撮影がかなりしっかり
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刑事マルティン・ベック(1976年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

悪徳警官への恨みから警官を狙う殺人犯を刑事ベックとその仲間たちが追いかけるお話。ヘリ部隊間抜け過ぎん…?監修LiLiCo…?

適度な手持ち撮影で、臨場感というよりも昼ドラ感が演出されますが、それが心
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リフレクション(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

クリミア侵攻の翌年医師のセルヒーが従軍し娘の継父を殺すことになるお話。シャワーシーンで体から湯気出てて、本当に冬に冷水当ててるんですね…。

殆どカメラを動かさない1シーン1カットの構成で、思い切りの
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