漫画編集ちよださんの映画レビュー・感想・評価

漫画編集ちよだ

漫画編集ちよだ

映画(425)
ドラマ(0)
アニメ(1)

フィクショナル(2024年製作の映画)

3.8

先輩のキャラがめちゃくちゃよかった。あの家も秘密基地みたいでめちゃ憧れた。どこまでフィクションかわからなくなる感じは『女子攻兵』並みに良かった。電話〜「どうやってんのこれ」まで白眉。それでいうと自死の>>続きを読む

カウンセラー(2021年製作の映画)

3.8

不安と嫌さ。HIV感染や胎児の存在など、取り返しがつかなくなる状況が無防備にそばにあるとめちゃくちゃ怖い。『クライマックス』の感電死する子供や腹を蹴られる妊婦を想起した。最後もう一度カマしてくるかと思>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.2

夏休みの自由研究みたいな話だった。こんなに怖くない時間が多くてもいいんだ。

死霊館(2013年製作の映画)

3.6

冒頭のアナベルのくだりなんだったんだ。ちゃんと怖いシーンが中盤からぶち込まれまくってよかった。

ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.0

先駆者だったことだけはわかる。どちらかというと遭難ドキュメンタリー。

観察者(2021年製作の映画)

3.8

まず部屋が良すぎた。でっけー家に住みてえ。他人の生活を覗き見したい感覚はかなりわかる。自信アリ男の自信アリ感の出し方がめちゃくちゃリアルだった。瞳の虹彩がエロティックだった。

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.8

先日観た『黒い家』もそうだけど、この頃本当に精神分析や心理学が流行ってたんだなと(エヴァやFFⅦも然り)。やや時代を感じる。なんでもないかのようにサラッと殺人が起きるシーンはどれも白眉。メタファーが本>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.1

師弟もの、ロードムービー、内戦、報道カメラマン 死のストーリーの無さを突きつけられると胸がギュッとなる 日常に銃が存在し得る社会、とても心臓が保たないだろうな。『イングロリアス・バスターズ』冒頭の現代>>続きを読む

コンジアム(2018年製作の映画)

3.7

配信という設定がカメラワークにおいてかなり上手く使われていた。POV手法ってこんなに洗練されたんだという気持ち。終盤ずっと薄目で観た。例のシーン、ズルすぎる。映画館で観たら終わってた。

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.0

こんなことしていいんだというオチのつけ方。でもラスト前まではだいぶ面白い。『来る』っぽい作り(『来る』のほうが後)だけど、ホラーだとよくあるやつなのかな? 肝心のバトルシーンがあまりに短いので、(オチ>>続きを読む

呪怨2(2000年製作の映画)

3.5

1の続き。わかってる感じのキャラが出てきて、解決に向かおうとするので縦筋の面白さがあった。一方でかや子の呪いが思ったより理不尽なのもわかってきて、最後のほうはゴリ押しで来るので怖さより呆れが優った。で>>続きを読む

呪怨(1999年製作の映画)

3.8

劇場版の前日譚に当たるらしい。劇場版はそんな怖くなかった記憶があるけどこちらはめちゃ怖かった。そして話がかなり良くできている。あまりホラーを観てきてないからか、昼とか明るい場所は大丈夫だろうと思ってた>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

3.8

『呪怨』的な話かと思ったらどちらかというと『ドントブリーズ』みたいな話でかなり面食らった。カメラワークが一々面白い。場転で下に振って場転後にまた元の場所に戻るかのように上に急激に振るシーンと、母校の先>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃヨーロッパ企画で安心感すらあった。フロムゲーを複数プレイしたらこんな感じか。設定からやれる大喜利は全部やってた。中盤の「これもうループさせる必要ないだろ」を女の子のキャラで乗り切ってて感心>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.9

「こういう映画を好きな自分だといいな」と思わされ、しかも好きになれるという稀有な映画だった。アメリがずっと可愛い。スクリーンでずっと部屋に投影していたいほど色彩が素敵。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.9

勢いとテンポすごい。ツカミからラストまでまったく飽きなかった。まったく色褪せてないどころか、こんな映画もう日本じゃ撮れないんじゃないかと思ってしまう。それは邦画の体力的にもそうだし、単純に我々が腑抜け>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

3.8

おもしろかった〜 すごいテンポ いきなりクライマックス 戦が結構こわくてよかった。

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.4

ずっとニコニコと観ていた。どのキャラも愛おしい。序盤の人間関係を構築していく会話が本当に細やかかつ無駄がなく、こうすればいいのか(できない)と舌を巻いた。三者三様のラストはある意味で蛇足というか、起承>>続きを読む

童年往事 時の流れ(1985年製作の映画)

3.8

この時代の東アジアの雰囲気が好き。黄緑がかった、抑制された色彩もめちゃくちゃ良くて、どんなシーンでもずっと観ていられた。劇伴がずっとのどかで、死の気配が漂い続ける一方で優しい映画だという印象になった。>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

4.7

素直に最初から最後まで泣き続けた。原作の見え方も少しだけ変わった。みんなに観てほしい作品。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

とはいえやはり勇気づけられてしまう。『寄生獣』や『散歩する侵略者』とはまた異なった角度での、アウトサイダーによる人間讃歌と受け取った。ダンスシーンが好き。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.7

老いた先にもこんな友情があったら素敵なことだな。いまの僕からあまりにも遠い話だけれど、世界の裏にもとても綺麗な花が咲くことを知ったような気分になれてよかった。

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

4.1

物語を解体して再構築。役者と役の境目がどこにあるのかわからず、気づけば役者自身にに怯えたりしている。物語の構造フェチとしては大好き。結婚や家族にまつわるすべてのことをもう知りたくないと思った。

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

3.8

よく考えたらチグハグなプロットだけど、あまりに長いのでなぜか説得力を獲得している。物語的にも企画的にも宮崎あおいの無垢な可愛さに頼りすぎなのでは? でも頼りたくなるくらい可愛い。いとこの兄ちゃんの話し>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.6

ホラー映画と思ってみるとまったく面白くない。アート映画。とんでもないことをしているし、見たことない映像は見れる。けど店の片隅でダラっと流れてるくらいがいい。途中やや寝た。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一切の情報を入れずに鑑賞。序盤で、舞台を戦時下に取ったということに対して、宮崎駿への感謝の念で泣きかけた。戦争経験者がこの歳になって、おそらく最後の作品で、戦争を描いてくれること、ありがたすぎる。そう>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

凄すぎてワロタ 毎秒毎コマ面白い。扱ってるテーマと詰め込み方が濃くて、頭からっぽで観られる感じじゃない話だけど、集中していたからとても気持ちよかった。エンタメ最先端はココ。

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.8

「何度も同じ演技をする」演劇とループものの相性良いな〜 最初クドすぎると思ったけど中盤からの発想面白かった

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.9

1より面白かった 絶妙に僕とユーモアと泣きのセンスがズレてて、ここもう一言あったらいいのにって場面が多かった

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.6

最も主人公らしからぬやつらが(ヴィランぽいということですらない)主人公なのがよかった。

怪物(2023年製作の映画)

3.9

この「構造」がメインなのだとしたらちょっと物足りない。70年前に観たことあるとなってしまう。ただストレスだけが尋常じゃないくらい溜まった。好きな子があんな子だったら心がめちゃくちゃになってしまうのはわ>>続きを読む

刑務所の中(2002年製作の映画)

3.8

孤独のグルメに通じる味わい深いノリがあって好きな雰囲気。メンツ豪華。本当に刑務所がこんな感じなら、懲役刑って甘いなと思ってしまう笑

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

面白かった! マリオ達のキャラ、これまであまり考えてこなかったけど皆んな魅力的に仕上がってて脚本家の力を感じた。レインボーロードショートカットとか直線ドリフトとかゲームの結構細かいネタがたくさんあって>>続きを読む