世界はそれを愛と呼ぶんだぜさんの映画レビュー・感想・評価

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

映画(374)
ドラマ(5)
アニメ(0)

シカゴ(2002年製作の映画)

2.9

ゴッサムシティみたいな街を舞台に、法廷劇をショービジネスの世界とリンクさせて描いたミュージカル。

流石に21世紀の映画なだけあって、エンタメ力は抜群で映像もカッコいい。普通にシカゴで女の子が成り上が
>>続きを読む

メンフィス・ベル(1990年製作の映画)

3.1

最後のメッセージに胸を撃ち抜かれる。

死と隣り合わせの緊迫感と衝動、生きる喜びがビシビシ伝わってくる。だが勿論、爆弾を落とされた側もいれば、共に帰還できずに空で散っていった仲間達もいる。その中でのあ
>>続きを読む

百万長者と結婚する方法(1953年製作の映画)

2.7

70年も昔の映画だと思うと色々考えさせられた。おバカな女性3人組のコメディ。
おじいちゃん可哀想すぎたけど、死ぬほど金持ってるという点だけでギリ納得いかせる終わらせ方も素敵。

釣りバカ日誌9(1997年製作の映画)

4.1

むちゃくちゃむちゃくちゃむちゃくちゃに良かったー!!!!!
釣りバカ3からシリーズ最高を更新!!

ハマちゃんの仕事面の活躍っぷりが初めて描かれてて、半沢直樹とは真逆のお仕事ヒーローモノとしての側面が
>>続きを読む

ナイアガラ(1953年製作の映画)

2.4

マリリンは安定の魅力。
なかなか予想だにしない終わり方に向かっていって驚いた。なによりも50年代にこんな映画を撮ってやろうという気合がジンジン伝わってきた。

ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

5.0

映画は本当に大切な事を教えてくれる。

総合的に、多要素の様々な不完全な部分を補っても余りあるほどの演出の面白さが詰め込まれている。オモチャ箱の様な映画。ラスベガスを全て作り切ったセットの豪快さ、映像
>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

2.9

歌とダンスが凄すぎる!!!ストーリーは正直どうでもいいくらいにぶち上がり!!

スキャンダル(2019年製作の映画)

2.4

めっちゃごめんけど、映画としてはビミョー。

フィクションならとことん悪役にしただろうし、もっと意外な展開も作れるけども、半分ドキュメンタリーならしゃあない。

マーゴットの親友もよく分からないまとめ
>>続きを読む

罪人たち(2025年製作の映画)

3.7

怒りと喜びの音楽。酒場のブルース演奏シーンに痺れた。あざーす!!!!

アメリカの先住民と黒人差別の歴史をブルースに全部背負わせてぶちかます気合いを感じた。震える。フロムタスクティルドーンに似てるって
>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

1.2

長えしつまらねえ!

10分のショートフィルムで良いし、なんだったらカネコアヤノのMVの方がオモロいだろこんなの。

よくもこんなくだらない映画が映画として存在しているよね!

ONE PIECE FAN LETTER(2024年製作の映画)

3.2

やっぱりワンピースは唯一無二!

「あの世界にいる大多数の一般人たちの物語」ってそもそもすごく見てみたかったし、シンプルにありがたい。

愚行録(2017年製作の映画)

3.6

喰らっちゃった。ありがとう満島ひかり。ありがとうございますでした。満島ひかり様の芝居を観たくなって拝見しましたが極上の天才ぶりでした。

展開もオチも、かなり高いハードルを綺麗なフォームで飛び越えてい
>>続きを読む

親友かよ(2023年製作の映画)

3.1

あまり見慣れないテーマも、果敢に挑戦していて清々しい!!
タイとか東南アジア系の人たちのコメディあんまり見たことがなかったけど、めちゃくちゃ愛おしいな。温かみとフレッシュさでキラキラしまくってた。
>>続きを読む

We Live in Time この時を生きて(2024年製作の映画)

3.0

時間軸をごちゃごちゃにした効果があったのか、、、私の勉強不足、、。

ただこのテーマで、悲しみの涙にならない所はすごく好きだし、貴重で素晴らしい。
何個かすごく素敵な台詞があって、胸に刺さった。

国宝(2025年製作の映画)

3.9

ぎゃぁー!!!凄かった。

歌舞伎という日本の古典芸能をとことんまで深く掘った映画。テーマは歌舞伎俳優、もしくは俳優という生き方、か。観終わった後は言語化できなかった。

一番は歌舞伎シーンが全て素晴
>>続きを読む

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

1.9

うーん、なんだろ。ごめんけど、シンプルに面白くなかったかも!

浜辺走るシーンも「長えなぁ」くらいに思っちゃってました。うーん。

お早よう(1959年製作の映画)

3.9

小津映画に出てくる子供が本当に好き。
不貞腐れ方も、正直さも、素直さも過不足がなく、ありのままに見えて愛おしくてしょうがない。

「世の中は無駄で成り立っている」というテーマ。そこまでは凡人でも発想で
>>続きを読む

長屋紳士録(1947年製作の映画)

4.8

もうううううう!!!!大好きです。

間違いなく今まで観てきた映画の中で、トップクラスの喜劇。切なさと悲哀の中で滑稽があり、笑いが生まれる。こんな素敵な喜劇が見たかったずっと。いい映画だよほんとに。
>>続きを読む

酔いどれ天使(1948年製作の映画)

3.3

いやはや期待しすぎたところはあるが、それでも良かった。

特に病魔に蝕まれて憔悴していく松永(三船)は本当にゾッとするほど恐ろしかったし、トラウマ級でした。

故郷(クニ)へ帰ろうと誘った小料理屋の娘
>>続きを読む

楢山節考(1983年製作の映画)

4.5

またとんでもねえ映画見ちまっただ

今村昌平の土着的エロスは天才だと思う。
芝居してるように見えない。誰も。セットも衣装も何もかもが土地に馴染んでるし、こんな映像本当にすごいと思う。やはり画力。

>>続きを読む

赤線地帯(1956年製作の映画)

3.0

溝口健二の遺作。
品が良く、小気味良いテンポで前半は楽しく、後半はドロドロした部分が描かれる。あの反物屋さんの旦那を華麗にぶった斬るところ、好き。

50年代にこのカメラワークと内容は先鋭的だと思った
>>続きを読む

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.3

画力に次ぐ画力。画力の暴力。
惚れ惚れするほどに隙間のない画力。

絵の作り方とカメラワークにこれほど感銘を受けた作品は初めて。

七人の侍を観た時以来の衝撃。

お茶漬の味(1952年製作の映画)

3.5

なるほど!!!いいー!!!

「旦那が飛行機の故障で帰ってくる」という展開は流石としか言いようがない。
普通のドラマだったら何年か経っちゃう所を、一番切ないシーンで旦那を返してあげる脚本の優しさ。最高
>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

2.6

イメージとは違ったんだけど、エグい映画だった。作品の根底に圧倒的な怒り。
終盤にかけての揺さぶられ方も素晴らしい。女の子側を悪者にせずにどれだけ報復出来るかだけを考え抜いたラスト?のように感じた。完璧
>>続きを読む

山の音(1954年製作の映画)

1.9

あまりハマらず。この時代の女性ってホントにこんな感じなのかしら。すごいね。

父母役の芝居が少しデフォルメされていた印象。現代映画に比べたら抑えられているけど、小津作品に比べてそう感じたのは事実。成瀬
>>続きを読む

柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

3.4

ものすごく価値の高い映像!
柄本明様の金言がふんだんに散りばめられておりました。

東京暮色(1957年製作の映画)

3.3

小津安二郎最後の白黒映画だそう。
日本の一番カッコいい時代だと思う。
これこそが世界に誇るべき日本らしさだと思うほど、全部の場所が懐かしくて、綺麗で、洒落てて、イカしてる。中華屋も居酒屋も雀荘も家屋も
>>続きを読む

父ありき(1942年製作の映画)

3.0

題材は父と子。
「共に暮らす事、別れて暮らす事」に焦点を当てて、父と子の愛が描かれる。
仕事についての父の説教は素晴らしかった。
日本人の教科書みたいな映画ですわ!

台詞は3割くらいしか聞き取れない
>>続きを読む

小早川家の秋(1961年製作の映画)

3.1

おーーーこれまた素敵な映画。

命や家族というものを見つめ直せる映画。
儚さや諦念が根底に流れる。しかし、一瞬一瞬はとても瑞々しく、馬鹿馬鹿しく、美しい!

裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

1.9

そこまでハマらなかった!清々しいほどのギャグ映画!!所狭しとボケ倒して、足の踏み場もないくらいボケを散りばめてる気概がすごい。

麦秋(1951年製作の映画)

5.0

最高でした。ありがとうございました。大好きです。

街の灯(1931年製作の映画)

4.6

またやばい映画に出会った。紛れもない天才。「あなただけ今晩は」の根底にはこの作品があるのかなと思ったり。

特にラスト5分素晴らしすぎてもうダメだった。

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

2.1

池井戸作品を2時間に纏めるのは本当に難しいという事がよく分かる。
原作のダイジェストを作ってるみたいな、ハイライトを順番に見せられてるみたいな脚本になってしまう。脚本家が悪いというより、そもそも2時間
>>続きを読む

わが青春に悔なし(1946年製作の映画)

3.2

原節子さんもう大好き。本当に好き。杉村春子さんもすんばらしい。

日本人としての生き方、強さが溢れる映画でした。普遍的で、泥臭くて、前向きな映画は好きです。

晩春(1949年製作の映画)

3.5

東京物語と登場する俳優マジでほぼ一緒でびっくり。

静の中のエネルギーを感じる演技。能に近いものがある。内容は東京物語の方が好みだけど、誇張や飾りをせずありのままの人間がいて、確かに存在するダイナミズ
>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

4.5

初めての小津安二郎監督を観た。

映像美。50年代の映画なのに全く古臭くない。大胆で斬新かつシンプル。音楽の使い方もすごい。テンポも良い。

しかし何よりも凄まじすぎたのが、描かれている中身。

『田
>>続きを読む