中村大輔さんの映画レビュー・感想・評価

中村大輔

中村大輔

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.7

知らなかったけど、地上波ドラマの映画化なのね。その独特の軽さで展開する割には、重たい事件が起こるわけです。
国家の陰謀なのか?大企業の環境汚染なのか?
なかなか面白いお話しでした。

世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.0

紀里谷監督といえば、モノクロームや、逆に色彩を強調した作品が多いが、これもやはりそうだった。でもぜんぜん嫌いじゃないし、すごく効果的に使っているなと。
今作は主人公ハナが遠い過去を夢に見るシーンがモノ
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

あまり期待しないで観たので、まぁ良かったかな。展開はさすが東野圭吾。ただちょっと俳優陣の演技がイマイチ。若手劇団員という設定の難しさもあったろうが、すっと台詞が入ってこない。
肝心のネタオチのシーンも
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.9

結末に、アッとなった。
ラスト10分で明らかになることを予想できたら、よほどのサスペンス好きかも。

ほつれる(2023年製作の映画)

3.6

門脇麦につられて観た。
冷え切った夫婦を続けていくには、何かで埋めなくてはならない、穴みたいなものが存在するのかも。それがパートナー以外の相手になることが往々にしてあるんだろう。
しかし、文則(旦那)
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.6

まぁアクション大作としては普通に楽しめたが、宇宙版「7人の侍」はヒネリがないね。
戦闘シーン、以上!

Winny(2023年製作の映画)

3.9

リアルタイムでこの裁判は何かと見聞きしてたが、裏側(警察や検察)の動きがわかって、納得した。
「何か犯罪を企んだから、こんなモン作ったんだろ」みたいなところから逮捕に繋がってて、しかも、官憲の醜聞も絡
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大河への道(2022年製作の映画)

3.6

市の偉人の話しを大河ドラマに仕立てたい市役所の職員。ただ脚本家が調べるうち、伊能忠敬は、地図完成前に亡くなっていたことがわかる。
現代と、伊能忠敬の死後の地図制作の顛末が描かれる。
しかし、中井貴一っ
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

3.3

ドラゴンにお金かけましたって感じ。あと、気ぐらいが高くて、憎たらしいおばさんをやらせたら、ロビン・ライトは天下一品!
以上。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

面白いと評判だったので。
そしたら、偶然アリソン・ウィリアムズの出演作を連チャンで観ることになった(パーフェクション)ので、ちょっと不安になるw
ただ、パーフェクションより面白かった。どっちも荒唐無稽
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パーフェクション(2018年製作の映画)

3.8

いろんな意味で強烈な作品。その1 突然グロくなる、その2 嫉妬に駆られた凶行かと思いきや、呪縛から助けたのだという。その3 ラストシーンが、えっ、マジ?ってなる。展開には全く納得できないが、よくわかん>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.2

見逃していたリドリー・スコットの宇宙アドベンチャーものをやっと見られた。
事故で死んだものと判断され、火星に一人取り残された植物学者。過酷な環境と限られた食料の中、不屈の精神と知恵を頼りにサバイバルが
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パレード(2024年製作の映画)

3.9

この世に未練を残した者がいる場所。そこに集う者たちが、この世で果たせなかった「想い」を描く。
ここでは、人々が寄り添って暮らしていた。
観ているものの気持ちを代弁するように、こんなセリフがある。「死ん
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マーベラス(2021年製作の映画)

3.8

マギーQは映画というより、ドラマ版ニキータの印象が強い。なので今作のような殺し屋役が定着してるのかも。好きだけどね。
で、アクション作品として素直に楽しめるが、ストーリーはなんかよく分からず、ひねりを
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アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

4.0

クリスチャン・ベイル✖️デビッドOラッセル監督の「アムステルダム」繋がりで観た。
そもそも詐欺モノは[騙し、騙され]の軽妙な展開が好きだけれど、これは実話だっていうから尚更面白い。
FBIが詐欺師カッ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

異形のもの、不思議世界を表現させたら、やはりデル・トロさん!
登場する「それ」はとてもグロテスクなのだが、声を失った主人公の女性は孤独な暮らしの中で「それ」に惹かれていく。
暗く寒々しい映像の中で、
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

久々にアニメで感動したな。
いちからドラム始めて、1年やそこらでモダンジャズ叩けるなんてあり得ないが、そこは置いといたとしてw。
高校卒業して、テナー1本担いで田舎から出てきた主人公の男。世界一のジャ
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市子(2023年製作の映画)

3.9

杉咲花には、過去何度も泣かされているので、今回もか?と思ったがちと主人公がやばすぎ。
周りの人が心配になる。あまりにも悲しい話なのだが、涙は出てこなかった。
もちろん、杉咲花の演技は素晴らしいよ。

宮松と山下(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

香川さんだから成立する映画なんだと思う。何とか記憶を取り戻し、山下に戻るつもりで一旦は実家へ帰って来たはず。
だが、たばこ屋の前で昔を、自分がなぜ過去と決別したのかを思い出してしまうのだ。
そして、も
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.6

劇中劇ならぬ、劇中で小説が進行する。過去に問題を起こして筆を断っていた直木賞作家が、デリヘルのドライバーをしてひっそり暮らしていた富山の小さい街で、ある家族が失踪する。さらには偽札騒ぎが起こり、元小説>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

4.1

自分と違う人生、別の人として生きることを考えさせられた。
すごく丁寧に登場人物を描いているからなんだろう。いまの境遇や環境をリセットできたら…と考えたことがある人は、少なくないはず。名前を偽って生きた
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CODE 8/コード・エイト Part II(2024年製作の映画)

3.6

ネトフリ・オリジナルで制作されたので、Part1を超えるか?!と思ったが、駄目でしたねw
このPart2が出たから、Part1から観たって人多いみたいだけど、中途半端なクライムアクションに、超能力要素
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

4.1

高学歴は当たり前、分析力、情報力、ビジネス知識に勝負勘もなければ上に上がれない投資顧問会社のアナリスト・カップルが婚約。
その直後、上司が突然クビになり、マネージャーに昇進するチャンスが出てきた時から
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CODE8/コード・エイト(2019年製作の映画)

3.8

超能力者と犯罪とドラッグ。悪くない。
ネトフリオリジナルでPart2が配信されるらしいので、その前に観てみた。

Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.9

ケビン・ハートって、アメリカ人人には人気あるみたいだけど、あんまり面白くない。脚本は良かったかも。ちゃんとオチがあったしね。ウルスラ・コルベロはきれいだけど、ペーパーハウスほどの色気がない(コメディだ>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

成功率100%を誇る殺し屋が、ちょっとしたハプニングからある仕事に失敗してしまう。感情を抑え、段取りを変えず、自分のスタイルを守りながらも。
そして自分が標的になった時、やるべきことを始める。
D.フ
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.1

デル・トロらしい見応えだった。行き着く先の展開が見えない中、映像に惹かれながらストーリーに入り込んでしまった。
2時間30分がぜんぜん長く感じさせないのはさすが。謎めいた心理療法士役のケイト・ブランシ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.2

観た後、とても不思議な感覚になる作品。物語の中身は、なかなかサスペンスに満ちているが、昔話を語り伝えるという設定のためか、淡々と出来事が描かれ、生々しさをぐっと抑えられている。
映像も然り。あえてリア
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

キングスマンとしては3作目だが、組織が生まれた最初を描く、いわゆるビギニングもの。大ヒットした1作めを超えたかも⁈な完成度だ。
第一次世界大戦下、戦争を止めるべく動き出すオクスフォード卿とその息子。身
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

1作めと連チャンで観てしまった!変わらず面白かった。しかし、キャストがゴージャス。ドンドン続けて欲しいシリーズだ。

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

極めてハリウッド的なスパイアクション。007、ミッションインポッシブル路線を、大金注ぎ込んでやっちゃいましたって感じ。
大好き❤

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.9

特殊詐欺グループってこんな感じだよねーって、妙に納得してしまった。主人公の姉弟のまわりには、詐欺やら賭博やら暴力が溢れているし、その日暮しの老人たちも近くにいる。だけど、あまり悲壮感や警察に追われる切>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

役所広司ってすごいね。親に捨てられ施設で育ち、少年院、刑務所で人生の大半を過ごした男が、何とか社会復帰をしようと踠く姿を描くのだが「ああ、犯罪に走ってしまうのはこういう人なんだな」といったあたりを丁寧>>続きを読む

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