人類ほかほか計画さんの映画レビュー・感想・評価

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闇動画9(2014年製作の映画)

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フェイクドキュメンタリー系心霊ホラー映像の中で、『ほんとにあった呪いのビデオ』シリーズに多く見られるような、「何気ないホームビデオだけど後からよく見たら霊とかが映ってました」っていう系統のものは、怖が>>続きを読む

東海道お化け道中(1969年製作の映画)

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これは三部作中最も妖怪の出番が少なく、しかも前作までの有名妖怪総登場って感じでもなくなんかなんとなくの魑魅魍魎たちって程度で一体一体のキャラクター性とかスター性を押し出してない感じもあり、ストーリー的>>続きを読む

妖怪大戦争(1968年製作の映画)

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これは三部作の中でもキャストのレベルが最もB級的で、人間ドラマよりも着ぐるみ妖怪たちがほぼ主役で河童が実質主人公で日本の妖怪は前作から引き続いて油すましやろくろ首などスター妖怪たちなのだけど怖い役割は>>続きを読む

妖怪百物語(1968年製作の映画)

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大映妖怪三部作1作目にして日本妖怪映画最高傑作。
悪徳商人みたいなのと悪代官みたいなのが組んで「お主もワルよのお」的に、長屋を取り壊すとか娘を差し出せとか罪なき邪魔者を殺害したりとかしてくるのを、実は
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牛首村(2022年製作の映画)

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ちょっと過去幻視とか時空越えとかやりすぎでもはやドラえもんみたいになってて怖さとかじゃなくなっててオカルトですらなくなってる感じがある。清水崇のお得意のネタではあるけど、ちょっと行きすぎ感。

でも三
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樹海村(2021年製作の映画)

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村三部作の中ではいちばんいいし、何なら最近見たJホラーの中でも上位にいい。
何より撮影と照明がすごくいい。
福本淳という人で篠田昇の弟子筋らしいけど、三部作通してこの人が撮影なんだけどこれがいちばん篠
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犬鳴村(2020年製作の映画)

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再見したけど、前に観た時よりは良く感じた。
これがJホラー再燃のきっかけになって、大ヒットして中高生がいっぱい見たというのなら、まあうまい塩梅なのかなあ、とも思う。
結局のところ「ご先祖様を大切にしま
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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録画してたのやっと見た。

前作前前作に比べキャラデザとか頭身とかがリアル寄りになるほどより作者の陰キャ感というかリアルな台詞描くの下手すぎ感が目立ってくる……。あとギャグやユーモアのスベり散らかし具
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

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無茶苦茶で面白かった
(ごった煮のてんこ盛りのお子様ランチみたいなものをしっかりと計画的に作ってる感じがよい。ゲーム的でアトラクション的で安っぽいけどとりあえずは飽きさせない。そして怖すぎない。それこ
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ほんとうに映した!妖怪カメラ(2015年製作の映画)

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さすがに面白かった。
ていうか今まで見たフェイクドキュメンタリーでいちばん楽しめたまである。
ナレーションの口調だけじゃなくて声質も微妙に純に似てなくもないのが絶妙に笑える。

ゴジラ2000 ミレニアム(1999年製作の映画)

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果敢なる挑戦の怪獣映画。
果敢なる失敗とも言える。

まず『シンゴジラ』のような「災害や戦争のメタファーやってます」とどう見てもわかるように作る系統の怪獣映画とは違うやつ。

また『日本沈没』『ゴジラ
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日本沈没(1973年製作の映画)

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『スターウォーズ』のヒットに便乗した企画であるはずの東宝『惑星大戦争』東映『宇宙からのメッセージ』が、しかし『スターウォーズ』が、よく言う言い方で「大人の鑑賞に耐えうる」ものだとしてもあくまでも大人も>>続きを読む

ウルトラQザ・ムービー 星の伝説(1990年製作の映画)

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ニューアカブームにおける中沢新一や網野善彦や梅原猛あたりの感じの文化人類学/民俗学方面の知的興味を引き入れた雰囲気。
そこと呼応する感じでサブカルチャーから諸星大二郎の影響(特に『海竜祭の夜』とか)(
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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今さらながら見てきました……(満席だった……)。
面白かった。ぜんぜん悪くない。ぜんぜんいい。

何より、怪獣関係ないシーンも含めてひとつひとつのシーン、絵面を、何というか撮影する前に「こういう絵面が
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

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音楽をテーマにしてまで結局それを武器にバトるのかよ、っていう。しかもシンフォニーやハーモニー(劇中用語ではファーレ)に対するノイズ(名前は「ノイズ」だけど雑音という意味そのものではない悪い生命体の名称>>続きを読む

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

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どこかで見たような話や展開の寄せ集めみたいな感じで、あまり目新しさがない。端的に薄味で魅力不足。

ドラえもん映画のバランスとして前半ワクワク夢いっぱいパート/後半シリアスパートという分け方で言うとこ
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名探偵ホームズ1 青い紅玉(ルビー)の巻(1984年製作の映画)

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この劇場版のほうの音声の「青い紅玉の巻」クライマックスで「グッドバイ・スウィートハート」が流れる瞬間が本当に本当に本当に本当に好き一番好き宇宙で一番好き。

もちろん「冒険のアリバイ」も、村松邦男のサ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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最後綺麗に『墓場鬼太郎』に繋げててそういう繋がる快感感動みたいなものもあるものの(泣いたが)、むしろ鬼太郎ファンや水木しげるファンが喜ぶものというより、平成育ちあたりの日本のオタクが好きなやつ見たかっ>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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最高!最高!

顔とか表情とか等身の時点で既におもろかわいすぎるのがめっちゃすごい。特にピーチの絶妙に間抜けなビジュアル。永遠に見てたい。

コンプラ的なの含め全方位配慮完璧にマリカやドンキーまで詰め
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悪魔のはらわた(1973年製作の映画)

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ホラーと笑いの融合というところではアボットとコステロの『凸凹フランケンシュタインの巻』(1948)が、「アルフレッド・ヒッチコック、ジェイムズ・ホエール、クエンティン・タランティーノといった映画監督ら>>続きを読む

ドラキュラ血のしたたり(1971年製作の映画)

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これは超久々に見て、こんな最高に楽しい映画の良さに気づいてなかったかつての自分が阿保で間抜けで情けなくなった……。

アメリカ公開時のタイトルにも「ドラキュラ」と入ってるらしくて日本だけの看板に偽りあ
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血のエクソシズム/ドラキュラの復活(1970年製作の映画)

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操演によるコウモリ人形や、セットの背景に描かれた山や空の風景、ドラキュラが燃えるときのダミー人形に至るまで、いわゆる特撮的な部分が総じてめちゃくちゃチープ(戦前の映画よりも全然チープ)なのと、前半の主>>続きを読む

吸血鬼ドラキュラ(1958年製作の映画)

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ここ数ヶ月ホラー映画を改めて体系的に見(直し)てるんだけど、その中でこれはもう3回くらい、折に触れてというか立ち戻るようにというか、何かを確かめるように見直してしまってる。

例えば澁澤龍彦、菊地秀行
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

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サイレント風のコンテのうまさは特筆ものだし特撮も良くて『帝都物語』を彷彿とさせる(原作当時のアナログ技術にこだわったらしいけどラストのとこだけ普通にモーフィングなのが残念)。今までの解釈と違うけど間違>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

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十分に面白いけど、前置き(と言ってしまっていい中盤まで)が長いし後半30分くらいのほうをもうちょっと丁寧に、スリルよりも恐怖で描いていったほうがいい……

シリアル・ママ(1994年製作の映画)

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包丁片手に真顔で全力疾走するショットに感動してしまって泣いた。
イカレた人(々)への慈愛。

(DVD/Blu-rayの特典映像で言ってた話によるとハーシェルゴードンルイスの映画を編集してたのがゲイリ
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殺人者はライフルを持っている!(1968年製作の映画)

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虚構対現実。怪奇対恐怖。ボリスカーロフ対銃乱射。
(否が応でも『サイコ』という映画の存在について考えてしまう。そしてまたこの数年後に、怪奇も恐怖も現実も虚構も境目をついに完全に失ったような『悪魔のいけ
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ノートルダムの傴僂男(1939年製作の映画)

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世界一面白い。
ディターレ!
ロートン!
モーリンオハラ!
アルフレッドニューマン!

最初から最後まで、『ワンピース』か何かの漫画の面白いとこ読んでるかのようなめくるめく感情と状況の嵐。ずっと異様な
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