このレビューはネタバレを含みます
最後にやってくれました。
塔(=ジブリ)の中は、これまでの作品の総集編のよう。
塔と積み木は大叔父様(=駿)の死後崩壊してしまうのか。
今後、バトンを受け取ったジブリは「どう生きるか」?
死への諦念を>>続きを読む
「最後の決闘裁判」然り、ポスト・トゥルース時代に生きる我々に、羅生門スタイルのストーリーテーリングは欠かせない。
しかし、この映画は押しつけがましい真実の追求や、正義の貫徹を提示してはいない。
大事な>>続きを読む
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まさにミューズの化身のごときターは、神のごとく畏く、神のごとく残酷だ。
ただ、そんな神でもキャンセルされてしまうのが、このご時世。
でも、師匠バーンスタインの言葉がターを神から人間へと連れ戻す。
実は>>続きを読む
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黒澤明「生きものの記録」、タルコフスキー「サクリファイス」に連なる傑作。特に今作はタルコフスキーの影響が強め。(丸い浴室の窓は「惑星ソラリス」、燃える小屋は「鏡」などなど)でも、上の2巨匠の荘厳な作品>>続きを読む
この映画は生易しい「映画愛」に関するものではない。クリエイターであることの罪を容赦なく炙り出した、スピルバーグ“先輩“からの辛口のエールだ。
『さぁ分かったら、とっとと出ていきやがれ!』
まるで「ユリシーズ」!
主婦の日常は宇宙
バーホーベン作品を無傷で鑑賞することはできない。登場人物と我々、果たしてどちらがより傷だらけになったのか?
人間も所詮は動物である。
そこには善悪もなく、ただ剝き出しの本能が存在するだけだ。
確かにビジョンは素晴らしいが···
最終的に総工費がいくらかかったのかと、維持管理費が年間いくら発生するのか気になる
セリフ少、自然音豊、まるでフレデリック・ワイズマンのドキュメンタリー。
耳が聞こえない女の子を観客は観察。彼女のリアルな感情を追体験。
コミュニケートできないもどかしさ、できた時のうれしさ。
まさにイニャリトゥ版8 1/2!
オスカー連続で獲ってから、全然作品みないなと思ってたら、こんなに悩んでたのね、監督···
でも、フェリーニが浮気性の身勝手な男だった(そこが魅力でもある)のに対し、イ>>続きを読む
豪華キャストの演技合戦
エマヌエル·ルベツキの美しい撮影
戦間期アメリカの空気を完全に再現した美術
知られざる黒歴史を取り扱った題材
それぞれ個々でみると完璧なのに、なぜ面白くないのか?
そりゃ、おもしろいでしょ
「ゴモラ」・「ドッグマン」の監督作ということで警戒したが、極めて真っ当なピノキオだった。
デル・トロの世界観に似てるなと思ったら、デル・トロもピノキオやってるのね。あとゼメキスもディズニーで実写版やる>>続きを読む
想像力礼賛
テリー·ギリアム監督がマトリックスの登場人物だったとしたら、嬉々として青いカプセルを飲むに違いない
ミニシアターじゃなくて、imax級の大スクリーンで観れたらなぁ
数々の話題作と同時公開で埋もれてしまっているが、これはヤバいドキュメンタリー。
ラストの黒セーター姿のハゲ2人がカッコいい。
あまりの衝撃の強さに、まるでフィクションを観ているかのような感覚に陥るのは>>続きを読む
ジョーダン・ピール製作の社会派ホラーコメディは、作品を重ねるごとに段々胸糞成分が強まってるような・・・
まぁそれが大事なのかもしれないけど
「2001年宇宙の旅」と「七人の侍」の初見時と同じレベルの感動
IMAXでの鑑賞は必須