21世紀Kさんの映画レビュー・感想・評価

21世紀K

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SELF AND OTHERS(2000年製作の映画)

4.0

表面をなでるようなパン。声が限りない空間を獲得している。

スクービー・ドゥー(2002年製作の映画)

4.0

昔に観た。ほぼ思い出補正。
このテンポの良さ、あっという間の90分

ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

3.0

スケートリンク上の視線の交錯。中西希亜良が最後まで眼差しを受ける存在であったという印象。ラストで彼女を正面に据えたショットさえも、彼女がこちらを眼差すというよりカメラ、観客、監督に見つめられた存在とい>>続きを読む

ショッカー(1989年製作の映画)

3.8

ぶっ飛んでいる。夢×電気の瞬間移動。殺人現場との遭遇は被害者の叫びを聞くことから始まる。主人公は犯行現場に居合わせるが、目撃することしかできない。夢から覚めて犯人を捜す、ここでの空間距離の遠さは時間差>>続きを読む

暴力団/ビッグ・コンボ(1955年製作の映画)

4.0

五感を使った演出で観客と画面の一線が越えられる。

面白いがロケーションが貧相に感じる。

レベル・リッジ(2024年製作の映画)

3.9

警察署前のパトカーを盾にした銃撃戦はまるでS・クレイグ・ザラー。ザラーには見られない良さとしては一つのアクションをカットを割らずにゆっくり被写体を追う移動撮影。例えば主人公がパトカーの下に潜って背後か>>続きを読む

キャドー湖の失踪(2024年製作の映画)

3.2

話はほぼ『DARK』を短くしたバージョン。湖のロケーションは不気味さを演出する上では成功しているが、樹木が入り組みすぎて目印もあまりないので画面内の空間把握に混乱をきたす。

殺人者たち(1964年製作の映画)

5.0

画面スレスレの銃口にドキッとする。顔を映さず、身体を局所的に切り取る演出は一級品。『フェラーリ』のストップウォッチのシーンは本作が元ネタか。