堀エマソンさんの映画レビュー・感想・評価

堀エマソン

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実録外伝 大阪電撃作戦(1976年製作の映画)

2.5

カーチェイスや体を張って車にしがみつく高山など、車が出てくる抗争の演出が印象的でした。他にもごんごんぶつかったり燃やしたりしてて楽しい。
瓶ビールは宴会だけでなく鈍器や濡れ場でのシズル感の演出としても
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初にアップで出たときから松方弘樹の迫力に釘づけだし、後からじわじわ印象を強めてくる菅原文太も最高にかっこいい。
海田の握手をかわして冷たくなった広谷の手を握る久能、ここで泣かずにおれようか。

メーヌ・オセアン(1985年製作の映画)

3.5

出会った人たちをどんどん巻き込んでお話が転がっていくのが愉快で楽しいし、みんな憎めない。
サンバで踊っていったん大団円を迎えたあと、興行師に騙された国鉄職員が漁師たちの助けを借りて日常に戻るまではハラ
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アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)

3.0

バカンス映画は夏のキラキラした色が素敵だと思ってたけど、モノクロもいいなと思った。日差しが真っ白にはねかえって、くっきり明暗ができるところとか、波頭のきらめきとか。
最後の、船を見送ってずっと手を振る
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オルエットの方へ(1970年製作の映画)

3.5

箸が転がってもおかしい年頃って感じの女子3人が見てて楽しい。近道だからって砂丘をトランク抱えて登ったり、ウナギにキャーキャーするところが好き。
砂浜の黄色い小屋で黄色いバスタオルに3人でくるまって、ヨ
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チャルラータ(1964年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

オードリー・ヘプバーンを思わせるきりりとした眉と大きな黒い瞳のヒロイン、チャルラータにくぎづけになる。立て襟の、胸と袖にレースのついた七分袖の白いブラウスにサリーを合わせる着こなしがいかにも裕福な若奥>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

少年時代を演じているデカプーがかわいいしカールとフランクの関係には萌える。捕まってからもうひと波乱あるかと思ったけど、すんなり改心したのが肩透かしだった。

少しの愛だけでも(1975年製作の映画)

2.5

途中で寝てしまった。。出てくる人たちがみんなよく黒ビールを飲んでいた。

HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の、商店街→無名街(骨みたいなのが手前に吊るされてる)→爆発、の流れには思わず引き込まれました。ビール瓶での殴り合いは斬新だったし、終盤の鬼邪高校のトラックに始まるSWORD大集結もお祭り感があっ>>続きを読む

歴史は女で作られる(1956年製作の映画)

3.5

2008年に監督の意図どおり復元されたというデジタルリマスター版を観ました。
人がいっぱい出てくるしいっぱい動くし、仕掛け絵本みたいでスペクタクル感がすごくて、これぞ活動写真という感じで楽しかった。
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ある秘密(2007年製作の映画)

1.0

全然ダメでした。
誕生日パーティーでタニアがワンピース(黒地に緑とピンクと白の花の総柄)とお揃いの生地のスカーフを結んで帽子にしてたのは可愛かった。

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

もっと「ジジイ最高だぜ!」みたいな(ゲスい言い方をすれば)年配者に媚を売る感じなのかな…とちょっと警戒してたのですが、北野武がそんな作品を撮るはずもなく。
前の2作であれだけカッコいいヤクザ映画を作り
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ初見でした。「車は飛ばない!」のにパラシュートで降下したり崖から飛び降りたりビルの間を飛んだりめちゃくちゃなところは最高。
だけどファミリーとかストリートとかのワードが頻出したところでそこはか
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イーダ(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

修道院での食事。森の中を歩き、遺体を掘り起こす男、それを見つめる2人。埋葬から帰った叔母が窓から飛び降りるまでの一連のシーン。亡くなった叔母の部屋を訪れ、ドレスを纏いハイヒールを履いてタバコを吸うイー>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.8

愛することのままならなさを描くことにかけては、近年グザヴィエ・ドランの右に出る監督はいないと思っています。
最近読んだ鈴木大介『最貧困女子』で、シングルマザーで生活に窮しながらも、2人の子供と離れたく
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「小説は命がけの仕事というわけでもないだろう」(うろ覚えですが…)
冒頭の彼の台詞がこんな結末へ向かうとは…!
窓が印象的に用いられていることからも感じたのですが、小説家の女、家出娘、写真を撮る青年、
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光陰的故事(1982年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

タ・ドゥツェンの第1話「小龍頭」と、エドワード・ヤンの第2話「指望」がよかった。
小龍頭=恐竜くんは、恐竜が好きな小学生の男の子だけど、家にも学校にも居場所がない。ただ一人、親戚の女の子とは恐竜の人形
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

1.0

ウディ・アレンは初めてでしたが途中で嫌になる映画は久しぶりでした。
合理性を信条としていたマジシャンが恋という不合理な魔法を知る、というお話を作るなら、観客にも魔法はあるんだ!と思わせなければならない
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.0

コルカタという街の空気が伝わってきてご当地ものとしてもすごく面白いし、街がちゃんと物語の中で生かされてる(最後のサリーのシーン、女神について語られるくだり!)のがいい。スウェーデン版『ミレニアム』の監>>続きを読む

旅情(1955年製作の映画)

2.5

あらら、ワケありの相手か…と思ってたら、二人が結ばれる花火どーん!のシーンでようやくこれはメロドラマなのか!と理解。
一目惚れの瞬間、二人が見つめ合い、ジェーンがサングラスを外すと音楽がボロロンと鳴り
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シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)

4.0

何も情報を調べずに観たら、悪いやつ・強いやつがいっぱい出てきて面白かった!影絵のようなネガフィルムのような画面、スタイリッシュでとてもかっこいい。
ナンシーが矢で射った敵がすごいぐるんぐるん回転して死
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96時間 レクイエム(2015年製作の映画)

3.0

無駄のないアクションシーンの連続。ロシア人がブリーフ1枚にシャツ羽織っただけの格好で死んでたのがまぬけでよかった。

ウォールデン(1969年製作の映画)

3.5

「私は模索しない 幸福だ」「目に映るものを礼賛するだけ」
雪の森の馬、犬、子どもたちが良かった。
でもさすがに長いと思う

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

色づかい、左右対称、横移動がきもちいい。特にジオラマのような飛び出す絵本のような感じで撮ってあるところが好き。非の打ち所がなさすぎて逆に反感を覚える。