Edmondさんの映画レビュー・感想・評価

Edmond

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終わりの鳥(2024年製作の映画)

3.5

悪くはないと思うんだが……
ちょっと主題への共感が薄くイマイチな体験になってしまった
コメディカットはクスリとするし母ちゃんの行動は面白いんだけどテーマがしっくりこないとちょっと退屈なシークエンスが気
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

4.1

昨今にあるいわゆるデスゲーム物のルーツの1つ
キャラ立てたと思ったら短時間でバッタバッタと死んでいき残り人数で物語の収束具合を示しながら複数のラインを丁寧に描くのは匠
そうそうこういうので良いんだよと
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ベテラン 凶悪犯罪捜査班(2024年製作の映画)

3.8

前作から10年経っての新作
時の流れも経って色々と変わったものをうまくストーリーに取り入れてて素晴らしい
ただスタントダブルを多様してるからなのか画面が暗いシーンが多すぎるのはちょっと残念ではあった

ベテラン(2015年製作の映画)

3.9

ドラマ映画っぽさはあるもののこの手の映画らしく現実のままならない社会問題をうまくストーリーに組み込んでる佳作
総じて気楽に見れる作品ながら芯もしっかりしてて何か見たいなと思ったときにサラッと見るのに丁
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ナタ 魔童の大暴れ(2025年製作の映画)

4.1

中華アニメーションの粋を極めた作品
内容は実に少年漫画的でわかりやすくアクションシークエンスは外連味が効いてて気持ちいい
魚群や人の群れの数々には流石中華パワーや……と驚嘆する出来
ただこれが実は続き
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.6

ワンアイデア物のB級作品で良いものの勢い余ってあれやこれやとして散らかってしまった作品
ジュノ……流石に137分は長いって
これが100分とかならちゃんと褒めてた
ところどころに挟まるウィットとかは面
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BETTER MAN/ベター・マン(2024年製作の映画)

3.6

年に1,2本あるミュージシャンの自伝的映画
主役のロビー・ウィリアムズとtake thatのことを知らないとややインパクトが薄くなる作品
ストーリー自体はそこまで意外性のあるものではなく(そりゃそうだ
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エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.6

今のご時世にこういう発想の作品が出るのは当たり前ではある
その意義については置いておくとして個人的にはやや継ぎ接ぎ感が否めなかった
一つ一つのシークエンスを切り取れば良くできてるかもしれないが合わせて
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.0

ラブロマンスとしての完成度は高い
小市民的な登場人物には親近感が湧くしコメディのシークエンスは教科書に載せたいくらいにお手本的
反面動きの激しさには欠けるがそれはジャンルによるものなので仕方ない
日曜
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.5

この四半期だと最もダイナミズムなミュージカル映画だと感じた
ミュージカルシークエンス・美術・演出はどれも文句なし
Defying Gravityのシーンは今年一と言っても過言ではない
次の冬に来る2幕
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

4.3

高校卒業したての一夜の物語
それは壁の落書きのようにさり気なくしかし鮮烈で……
1つの街で起こる4人の物語をときに交差させながらまとめて描くルーカスには脱帽
何よりみんな若い!

白雪姫(2025年製作の映画)

3.3

これを評価するには多大な寛容さが必要だった
でも悲しいことに自分にはそれがなかった
原作アニメを考慮しなくても面白くないし原作アニメを考慮したらなお酷い
歌って踊ればすべてごまかせると思ってそうなのが
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.5

赤白黒を基調としたデザインとストリングス響くBGMが非常によろしい重厚な作品
ストーリーラインは一部を除いて意外性は薄い(いやその一部がとても重要なのだが)が人物描写やレイフファインズを筆頭に顔芸描写
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Flow(2024年製作の映画)

3.9

どんな映画かと言われたら不思議な映画と答えるのが正しそうな感じの映画
馴染み深いblenderで作られてるのは驚きだがアニメーションのディテールは深い
セリフがない分いくつかの考察はできるが別に子猫の
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劇場版モノノ怪 第二章 火鼠(2025年製作の映画)

4.1

舞台の前提を描く1幕と舞台を締める3幕の間の2幕が一番自由にできるとはいえソリッドにまとまってて良き
話自体はありきたりかもしれないがちゃんと作品のフレームに落とし込めててよくできてる
時間自体は少し
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ロングレッグス(2024年製作の映画)

3.6

サイコスリラーだけど多少ホラーに寄せた感じ
エッセンスは好きなんだけどそこかしこで物足りなさを覚える惜しい作品
ゾディアックっぽいしセブンっぽいし羊たちの沈黙っぽいし
で終わるなんとも惜しい作品

イノセンス(2004年製作の映画)

3.5

黎明期のCGの懐かしさに心が動く
演出が悪い意味で実写映画に近くて(妙な間だったり、動きの少ない構図だったり)やや退屈さを覚えるシーンが多い
別に悪くないんだけど攻殻機動隊を見た後だとね……って感じに
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.8

作品は有名でもガッツリSFなので耐性無いと難しいと思われる
加えてある程度の作品の事前知識はあったほうが楽しめる
上記の要素は持ち合わせてるので自分は大いに楽しめた(謎にMV的なオサレなシーンは必要だ
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親鸞 人生の目的(2025年製作の映画)

3.4

割とサラッとした伝記もの
親鸞を通じて浄土宗の興りを描いたアニメ
やや教育要素のある作品だが平安仏教の矛盾や浄土宗の教えあたりはサラッとしてるのであまり知識がないと通り抜けていくだけかも
カット割やシ
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バンパイアハンターD(2000年製作の映画)

3.7

とにかく作画が良い
ストーリーはテンポは良いしアクションシーン自体も結構多いが代わりに一つ一つはややあっさり
展開に関してはややぶっ飛んでるな?と思いつつ元になった小説の方も大概なぶっ飛び方してるので
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.7

悲しい映画沸き立つ映画感動する映画
映画にも色々あるがこと楽しい映画という点でこの作品に勝るものはそう多くはないだろう
ストーリーはシンプルで軽くしかしコミカルさのエッジが効いてるので心地良い気持ちで
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

4.0

like a rolling stone を発表するまでの若かりしディランを描いた映画
シャラメの憑依度がすごい
みんな歌うまい
歌唱パート多いので楽しいは楽しいがストーリーテリングはやや事前知識やフ
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.2

序盤はこれが作品賞最右翼?と思ったが中盤以降は完璧に近い
シンデレラストーリーのその先まで描いた物語は無難な脚本なのだが途中から出てくるロシア人トリオが良い
同時に別ベクトルの口論が発生して狼狽する構
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デビルマン 妖鳥シレーヌ編(1990年製作の映画)

3.3

仕方ないのだが何より尺が足りない
50分間をほぼすべて戦闘シーンに振るのはなんとも豪華な作りだったがクライマックスの合体→昇天までがなんともあっさりすぎる
説明はお前ら原作読んでるから大丈夫だよな?レ
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

4.1


カットの良さ、俳優の演技、音楽と演出は突出してる
反アメリカズムもテーマということが抜けるとあまりまとまらないかも
個人的にクライマックスの展開はあまり好みではないが200分の長さを感じさせないだけ
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

4.4

何を以って生きるのかそれを考えさせられる重厚な傑作
最後全てを悟るニコルソンの姿には哀しみを感じずにはいられない
みんな死ぬ最後、やりきれぬ思いを軍医が代弁するのが後味を良くしている

ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻(2023年製作の映画)

3.4

俳優の演技や美術は素晴らしいのだが終始重苦しい雰囲気で歴史をなぞっただけの印象を受けてしまった
ヘンリ8世がちょっとしぶとすぎるのと基本宮廷劇なためにちょっと残忍さに欠けるように思えた
あと歴史的背景
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

4.0

ポーランドツアーへ参加するなんか訳ありな感がする従兄弟の二人の話
撮影と音楽が抜群に良い(私がショパン好きなだけかもしれないが……)
セリフの節々で痛みという言葉が出てくるように人それぞれが抱える痛み
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セプテンバー5(2024年製作の映画)

4.2

ミュンヘン五輪事件をABCテレビの視点で映画化
ストーリーのガワ的にはお仕事映画で映像とかのディテールも含めて面白い
節々でテーマである放送倫理等々について考えさせるシーンがあるのも良い
ラストのそれ
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デビルマン 誕生編(1987年製作の映画)

3.4

今見ると節々は古臭いし時代を感じるが総合的に見れば今でもちゃんと面白いOVA
声に風格がありすぎるところとかは今見ると面白いしツッコミどころも多々あるのはやはり時代を感じる……
デーモンと切った貼った
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.3

クソダサい邦題からビックリするくらいの傑作
三丁目の夕日×ハイローと言うが個人的には香港アクション×龍が如くって印象
全体的に卒はないがキャラ造形とアクションが特に素晴らしく誰も彼もすぐに覚えられるし
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ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)

4.0

ロシア革命期に生きたジバゴの人生を描いた愛と人間性の傑作
俳優陣の演技も素晴らしいがやはり特筆すべきは音楽だろう
雄大なロシア(撮影場所はスペインだが……)を舞台に抒情的なミュージックは心を動かす
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

4.2

ドリームワークスの新作は今年のアニメ映画の門番枠
作画は流石の一言、脚本も個人的には気にならない、演出は圧巻、キャラクタも愛らしい
タイトル回収シーンはブチ上がるよこれ
テーマも今風で子供と見るのにち
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(2025年製作の映画)

3.8

これはまぁなんとも難解な作品
去年見た箱男もそうだったがこの手の作品は目以上に頭が疲れる
とはいえこの作品はユーモラスなシーン(フランス書院とか)も多いからまだなんとかなる
1つ言うなら表題でもある敵
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

3.5

よく邦画ホラーは見せない恐怖と言うがこれはその極地
山中の謎の施設を探検したビデオしか映像的な恐怖はないんだけどそれにも直接的に変なものは映らず……
終始陰鬱な雰囲気のままなんか説明しづらい居心地の悪
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.8

IMAX3Dで鑑賞
敬愛するジョン・ウィリアムズの音楽の中でも屈指の今作をIMAXで楽しめたのは素晴らしかった
内容自体はひねりのない王道ではあるが恐竜の演出等々は今見ても色褪せない
ラストのT-RE
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