ENTさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

3.1

ごく自然なモーションキャプチャ。3Dを意識して作ったからか分からないが、ジェットコースター的体験要素が4回以上組み込まれておりかなりモタつく。しかし終わりの方に思ったよりも新鮮な驚きが組み込まれており>>続きを読む

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

3.6

なにやら人類の求める真の答えを秘め、隠しているような本作だが、一向に物語に拒絶されっぱなしな上にガツンと頭をぶん殴られるので、もっと大人になってから観ようといつも感じるのであった。劇中絶滅危惧種が存分>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

もっと早く観ておけばよかった、というコメントに尽きる。今まで観てきた様々な映画のいたるところにこの作品のオマージュがあったように思う。まさに尊ぶべき源流。映画界のアラブ種。ありがとう。

レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

3.2

2Dと3Dの融合について語るべきか、絵本ドラマのような美しい表現について語るべきか。確かに良かったし深いメッセージがあるのだろうが、個人的には全体的に優等生色の強いこの手の流れには辟易。色々とお腹いっ>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

3.3

クソメタホラーエンターテインメント。ホラー好きほど楽しめる、9割内輪ネタ作品。100点!ついでに心をゆとりにしてアホにならないと楽しめません。

父を探して(2013年製作の映画)

3.5

ややアニメーションや表現技法に精通している人間でないと分からないが、落書きがここまで美しく動くと思わなかった。音も重要な要素なので、ヘッドホンで観た方が得かもしれない。生温い作品だと思ったら大違いであ>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

手塚治虫先生は読者がガッカリするから夢オチは決してやってはいけないよと教本で言っていた。
夢オチは必ず無意味な時間を作り出す。しかし、この物語を無意味であるというのなら、やはり戦争も、人生も、同じよう
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ザ・ヤクザ(1974年製作の映画)

3.1

1984年に作られたとは思えない画面の美しさ。あまりの美しさとfpsに何度か年代を確認した。
タートルネックに日本刀、すらりとした高倉健が非常に絵になる。

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂(2010年製作の映画)

3.0

兄弟がいる人は兄弟と観れば多少は盛り上がる。レッチリのボーカルに似た面長なお兄さんがチャンバラアクションを頑張る映画なわけで、夢と魔法のペルシャというわけではなかった。だが、この半端なテーマでよく奮闘>>続きを読む

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.4

前作を観てこその出来だったのは否めないが、「アーロと少年」で観たような非常にハイクオリティな自然描写や色彩が見られとても美しい。マイナスの障害を自分らしく受け入れるストーリーはこれまでアニメに足りなか>>続きを読む

サンタクローズ3/クリスマス大決戦!(2006年製作の映画)

2.7

主人公には納得のいく成長が見られず、なりゆきEND。脚本も「サンタ・クローズ」シリーズに泥を塗る怠慢。女性軽視、金の無駄遣い。彼の運命はそもそも偶然の賜物だったのでは?クリスマスへの愛の形が見えない。

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.2

おもしろ時代物としては全く期待していなかったが、どうやら自分の故郷の話だと気付いたところで面白みが増した。
命がかかったシリアスな部分が多く、演出部分が驚くほどよく考えられていた。羽生結弦君以外は好演
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

つまんなくなりそうな地味なものを、ありとあらゆるアニメ技法でテンポよく表現した。あまり退屈させないので評価したい。ツッコミ要素は人によって満載。それは、これが一応は映画として完成しているから、つい口が>>続きを読む

ボルト(2008年製作の映画)

3.3

ああ、そう来るか…と掴んだところで突き離す。そしてまた戻す。ペットに始まりペットに終わる。邦題は情けなくなる程の捻りなしの失敗。「スーパーワン」のがまだマシ。勿体無い。年代を確認しても、異常なほどの映>>続きを読む

彷徨える河(2015年製作の映画)

4.4

気がつくと私はアマゾンにいて…という、どっぷりはまり込んでしまう映画。映画館のように暗くして、集中できる空間で見るべき。
とてもよくできている。序盤からいきなりモノクロを忘れるほど、生々しい生に溢れて
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「夜の蝶」 ラウル・セルヴェ作品集(2000年製作の映画)

4.2

どれもこのRaoul Servais監督にしか作れないな!と納得させられる珠玉の作品ばかり。作家を目指す目指さないに関わらず、アニメ映画好きはインターネットや図書館などで一刻も早くこの作品集を手に入れ>>続きを読む

3人のゴースト(1988年製作の映画)

2.8

尺の失敗、に尽きる。
「スクルージ」の現代リメイクをやりたかったのはよく分かるが、もう少し脚本に気を回すべきだった。かなりダラつき我慢させられる前半で見所が終わる。残念。

君の名は。(2016年製作の映画)

3.4

内容自体はここ10年の映像表現の寄せ集めといった感じだが、これが大衆に受け入れられたということは新しい時代の到来を示す決定的な指標だと思える。バカにするなかれ、仕事で若者に向けて商売をしている人は、観>>続きを読む

エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

3.1

「プロデューサーズ」でドイツ人役で歌って踊った元コメディアンのウィル・フェレルが主演。(そこまで主演の器ではないが、張り切って最後までじわじわと笑わせてくる)ダレる部分・カットしたんだろうなというシー>>続きを読む

ムーム(2016年製作の映画)

3.6

映像は期待以上の美しさだった。個人的にはキャラクターの声が妙に作りすぎておりすごく気になったので、もっともっとソフトで幼い声の声優の方がいいなーなんて……ワガママを言ってしまう。

Disney's クリスマス・キャロル(2009年製作の映画)

3.1

実写は制作費的に厳しい。また、そんな演技のできる高齢俳優はいない…CGとはいえ、テーマが成り立たないのでデフォルメも出来ない。などなど、たくさんの障害を乗り越えた作品。モーションキャプチャー不使用のア>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.3

繋ぎや構成は独特で芸術的だが、不思議と入り込むことを拒否してくる。寄りの絵が異常に多い。こういう映画はなくてはならないと同時に、なくてもいい気もする。小説のような、どこか文学を脳内で映像化したさまを思>>続きを読む

34丁目の奇跡(1994年製作の映画)

3.5

サンタ好きは是非。室内メインのドラマスケールだがセットやエキストラなどの地味な所に多く金がかかっていそうな不器用な映画に感じた。(主題迷子が気になったが前提として何度もリメイクを重ねているそうで、テー>>続きを読む

クルードさんちのはじめての冒険(2013年製作の映画)

3.4

前半のストーリーが大変鈍く後半にかけて突然カットが切れたように(おそらく尺足らず)話が切り替わるのとほぼ導入などの話の構成は「ヒックとドラゴン」で残念。
しかし今回は独創性溢れる素晴らしい美術が際立っ
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.2

吹き替え視聴だったので、字幕リベンジをしたい。
心で感じ目で受け取る、映像の形をした詩。人間ドラマは苦手だしあまり得意ではないのだが、毒々しささえ感じる少女達に自然と観入ってしまう。

ミスト(2007年製作の映画)

3.4

知人にもうストーリーのネタバレをされてから鑑賞。それが勿体無かった。クリーチャーのデザインをもう一捻りできると良さが増しただろうなと思う。

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.3

頭からつま先まで鮮やかに「等身大」なコンパクトさで描いている。コミカルにもなりすぎず、程よく現実を垣間見れる気持ちがいい映画。

ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

3.1

イムホテップとアナクスナムンの名前の響きだけが非常に頭に残る映画。少々怖い見せ場のシーンもあるので、子供と見るときっと楽しめる。

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド(2001年製作の映画)

3.0

前作が気に入った人は必見。特にエンターテイメント性は更に向上している。

ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.6

進行は多少じれったく感じもするが、きっと翌日が休みの日、暗くした部屋で酒を片手に見ると(よかったらロウソクと、タバコも)この上なく素晴らしい映画を楽しめるだろうと思う。

恋する惑星(1994年製作の映画)

3.2

こういうポエムなタイプの映画は深く記憶に残る。(邦題に騙されないよう原題をよく調べてから観ましょう)重慶大厦などの現地ならではの雑多な景色がたまらなく美しく、物語に一層の輝きをプラスしている。恋をした>>続きを読む

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.1

ネタバレがあると、絶対に楽しめない。(自分はネタバレばかりされ楽しめなかった)DVDレンタルでパケ裏を見る癖がある人は絶望的なので気をつけよう。
ちなみに、厨二病・モラトリアムなちょい痛の人々はガツン
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エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013年製作の映画)

3.3

少なくとも、観る側は成人していなければならないし、家庭を持っているまたは将来持つつもりの男性またはバイである必要がある。女性が観たとき、感情移入するキャラクターによっては胸糞映画へと変わるに違いない。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.2

誰とでも観られる珍しいオシャレなグルメ映画。特に恋人と観ると真価を発揮するかもしれない。
1人で観るときは虚しくなるのと空腹に負けるので、ピザを食べながら観よう。

¥en Town Band Swallow Butterfly(1996年製作の映画)

3.0

恐らくSwallowtail Butterfly 〜あいのうた〜のMVをさしているのとは思うが、スワロウテイルという本編に更に追加して観る価値があるかといえば、ない。いや、ある。

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.1

生々しいエロやエグい(?)ビアンシーン、残虐シーンなど女性が観たい要素が盛り沢山な作品。テンプレ的男性には刺激が強すぎる。
日頃鬱憤の溜まっている主婦の皆様、子育てや家事の合間にこれを観てストレスをぶ
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