FUUさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

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ランティモス、まじランティモス!!綺麗なものを期待してたみんなー!!おみずおいしー?!! 美しき被写体を映していても必ずといっていいほど醜悪さ下品さグロテスクみがつきまとう。視覚から聴覚から嫌悪感!し>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

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キャストは最高で演技も素晴らしかったんだけど、池井戸的価値観に相容れないんだよね。ツッコミ所満載。こんな会社辞めればええんでは...って途中で何回も思ったし御前様といい権威に対してあそこまでビビる必要>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

4.2

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とにかくグレン・クローズが素晴らしい!表情や視線一つ取っても考えが透けてくるような感じなのにとても自然。性別など、持って生まれた事で抑圧された経験がある人には極めて胸に響く作品だと感じた。静かな作品で>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

2.8

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白スーツかぶって目の部分に穴開けてるだけなのに、泣いているように見えたり怒ったり絶望したりしているのが佇まいからわかる演出は素晴らしい。愛する人がそばにいても何もしてあげられないし、成仏(キリスト教で>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

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大勢のファンの前に立って、やりたいことをやって富と名声も手に入れているのに、フレディの寂しさとか不安の原因ってなんなんやろなぁと思いながら見てた。メアリーと恋人ではなくなっても精神安定のために心から求>>続きを読む

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

4.0

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「優しい嘘」は誰のためのものなのか?母親の正気を保つためと言いながら自分達のためなのではないのか?という父と娘の問いの苦しさが伝わってきた。絵はがきもチェ・ゲバラのTシャツも笑えるようでつらくて自分は>>続きを読む

世界が愛した料理人(2016年製作の映画)

3.2

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面白かったー!ヌーベル・キュイジーヌと鮨の正反対と言ってもいい文化の中に共通する創意工夫が見もの。個人的には全編すきやばし次郎の大将と二代目のインタビューでよかったかも。劇伴音楽は無くても良いレベルで>>続きを読む

教誨師(2018年製作の映画)

4.0

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実際に起きた事件をモチーフにしとるなぁというのを強く感じました。彼らとの話の通じなさややるせなさや無力感なども現実に誠実な感じがした。あちら側とこちら側、偏ることなくバランスよく描いている。
極刑につ
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.6

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先行上映で表千家の茶道を40年続けている母とともに鑑賞。お湯が湯呑みの中に落ちてくようにじわりじわり心が満たされる作品。周りにいる近しい人間が去っていってもいつもどんなときも変わらずに在る茶道の存在は>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.6

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大人になったクリストファー・ロビンが忙殺されてキリキリしている所は自分の父親に似ていると思いつつ見ていたのだけど、再会したプーの挙動言動に対してグギィ!!てなっている所は最近年老いて衰えてきた母に苛立>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

4.0

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圧倒されて最後はポカン。自分の顔が好きな人も嫌いな人も見たら良いと思う。見た後は魂持ってかれたみたいになるので映画の後に予定入れない方がいい。土屋太鳳も芳根京子も全く興味がなく好悪の俎上に上がった事も>>続きを読む

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

4.6

地味だけどめっちゃ良かった!観てて、あぁしょったんは周りの人にめっちゃ恵まれとるなぁとしみじみしたけど、恵まれる運を引き寄せてるのってしょったんの人柄で、彼は応援したくなる人なのだ。ああいう人が良いと>>続きを読む

オーケストラ・クラス(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

パリの中の学級崩壊している音楽クラスに指導にやってきたバイオリン奏者。彼の心の機微と子供達が何故ちゃんとやろうとし始めたのかも今ひとつ見えにくいが、そういうのどうでもいいやって程最後の本番が素晴らしか>>続きを読む

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18 ロイヤル・オペラ「白鳥の湖」(2017年製作の映画)

4.8

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素晴らしすぎて完璧すぎてぐうの音も出ないし何から感想を書けば良いのかわからん!!まずジョン・マクファーレンによる絢爛な衣装とセット。一つの音符に一つのパを入れたがる良い意味で現代風なリアム・スカーレッ>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.6

2度目の鑑賞。段々と忍び寄る戦火におびえながら見るのだけど、すずさんのほわぁとした語り口と広島弁が絶妙な緩衝材になっている。人間というのは武力の下には確かに無力だけど、日常を生き抜く力を持っている。ど>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.1

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まぁまぁでしたけど近年稀に見る難解レベル。「??多分こういうことかお??でもじゃあアレってどういうこと?」てなってるので精神分析か心理学の先生に解説してほしい。悪夢的な感じはそりゃデビッド・リンチの方>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

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終始静かで暗くて悲しい悲しい話だった。しかしそんな中に失った存在への深い愛情や捜査への信念や深まる絆などが時々見える。これらはまるでワイオミング州の厳しい天候の中で時々姿を見せる太陽みたいなものかも。>>続きを読む

ボリショイ・バレエ 2人のスワン(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

バレエシーンに何の文句もないフィクションのバレエ映画がやっと出た!めっちゃ素晴らしかったー!!ラストのイヤリングからの長回しに心揺さぶられた!ユリアの踊りをもっともっと見たかったなぁ。ル・リッシュは居>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

クソウサギと人間のガチバトル!と聞いて見に行ったらその通りでした。ちょっと知能がユルそうなカモシカ?の「ヘッドライト...」がすごくツボ。
マクレガー氏の俳優さんはめちゃめちゃ男前なのに全身でウサギと
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

自分的には今年上半期ベスト1(暫定)見終わった後にもう1度見たいと思う作品でした。こんなことは久しぶり。王道展開といえばそうなのだろうけど、その展開が心地よいぐらいの演出のうまさ。無駄がなく時にクスッ>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

トーニャは母親を憎みながら母親とそっくりな所がなんとも皮肉。ジェフ、ショーンなどの土砂崩れみたいな愚かさに比べたらトーニャの方が幾分賢そうだけど喘息なのに喫煙するアスリートなのにアイスやピザを食べるジ>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

太平洋戦争の頃のジャパンかと思うほどの精神論が展開される。イギリスは結果オーライだっただけだと戦い抜いた末の敗戦国に生まれ育つと冷笑的な見方になる。チャーチルのメンタルやらかしてる感が危うくて、傍にい>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ニキータの焼き直しかな?と思ってたけどそんなわけでもなく、面白かったです!ハラハラドキドキ、ほんまはどうなん?的な気持ちが持続する。
ジェニファー・ローレンス、めっちゃ綺麗だしスタイル抜群だけどボリシ
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公が自分で自分の首を絞めていき、「おまかせいたします」で限界に達する所が見ていてこわかった。村人皆に尊敬され、同僚や取引先からは黙認され部下からは素直に敬意を表され、そんな人間でもないのに周囲から>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

結びが一番面白かった。太一が不憫でちょっと悲しくなったけど、能動的に動いてくれてよかったなぁ。。しのぶれどと恋すてうのバトルを太一と新の戦いに被せてくる演出は素敵だった。
申し訳ないけど、やっぱり脇役
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

若宮詩暢役の松岡茉優さんが出てきてガラッと雰囲気が変わった気がする!
原作の詩暢ちゃんが漫画から出てきたかのような空気。面白くなってきた!!試合のシーンに重点を置いてキャラの成長を描くのは秀逸。映画は
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

2.8

上の句、あまり引きこまれず。。
役者に興味ないのもあって途中寝落ちしながら見ました

I’M FLASH!(2012年製作の映画)

3.0

映像とか小物とか音楽は本当に格好良いんだけどストーリーと自分の相性が良くなかった。。水原さんは演技は微妙だけどこの頃は全盛期なのか、とても可愛いです。
大楠道代さんの冷徹さや怖さは秀逸。豊田監督は松田
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