終盤のキャリー・マリガンの素晴らしい演技と、年齢変化自在なブラッドリー・クーパー
納得のラスト。
大阪コンチネンタルが東京の国立新美術館だったのにはさすがにツッコミ入れてしまった。
車の行き交う凱旋門や建物を真上から俯瞰した場面での戦闘シーンなど、アクションのダイナミックな見せ>>続きを読む
圧倒的な才能と、その才能への嫉妬や敬愛が入り混じる複雑な人間の感情が伝わってきた。
サリエリの悪そうな顔も人間っぽくてすき。
ロマンス、コメディ、サスペンス、SFの絶妙なバランスと飛んだ設定で、他にはない個性的な見応え。
マルコヴィッチの穴から人間の欲望の恐ろしさが垣間見れる。
なんとももどかしい気持ちにさせられた。
純粋で才能豊かな人の時間を代償にして今の社会が作られているかもしれないことやWinnyがきっかけで明らかになった警察の不正を描くことで、この作品自体が金子勇さ>>続きを読む
自分のことばかりで相手の気持ちに寄り添えない若い恋愛の様子がリアルに描かれていたと思う。
なので、まったくもって大人ではない笑
映画として客観的に観ることで、登場人物達よりも、わたし(観ている人) >>続きを読む
「建築が癒し」という表現が新鮮。
建築好きならぼーっと観ているだけでも楽しめるし、そうでなくても親子関係や新しい出会いと別れなど普遍的なテーマとして共感できる作りになっていて良かった。
作品前半はほとんどと言っていいほど、セリフが無い。ただそれが心地よくて全く飽きない。
日常の素晴らしさや尊さを扱う作品は多いけれど、音楽や役者の演技を含めた純粋な映像の力でそれを表現している稀な作品>>続きを読む
映像表現やアクションの見せ方のクオリティが全体的に高かった。
ドラゴンがデブ
主人公は強くない
魔法の杖が簡単に手に入るなど
冒険物の固定概念に囚われず、それを笑いに変えている部分も上手い。
殺すまでのプロセスは地味で淡々としていて手間がかかる、見た目はクールだけど心の中では饒舌、1人の特別な天才ではなく完璧でもない などなど
度々映画で描かれるプロの殺し屋とは一線を画すアプローチだった>>続きを読む
かなりディープで知らなかった世界
春画は戦のお守りとして使われ
嫁入り道具の1つでもあり
贅沢が禁止された社会で、芸術家が密かに活躍できる舞台だった
前作同様に無心で笑いながら楽しめた。
展開としては、ヒーローとしての成長を描くよくあるパターンではあったかな。
能力の映像表現のクオリティが高く、レッド(人間の血液)とブルー(人工血液)の色と危険度の紐付けも上手い。
ホラー映画的な見せ方をヒーロー映画で行うアプローチも良かった。
ぼんやりしたものがはっきりしていく。
それを何度も繰り返すことで
子どもも大人も成長していくのかな。
他の作品には無い雰囲気を持つ、とても異質なラブコメ
冒頭で捨てられるハーモニウムのように
誰かからすると変人であっても、他の誰かにとってはかけがけの無い存在になり得るということかな?
今まで観てきたどの悪役とも違う、まったく感情が掴みきれない恐ろしさ
掴みきれなすぎて、結構笑ってしまった
基本コメディなんだけど、時々挟まるサスペンスシーンがしっかりサスペンスで、そのギャップが新鮮。
悪役を靴で印象づける手法もさすが。
ジャック・レモンは良い人すぎ。
特に良かったのは、劇中劇の大事なシーンをカットされたことにして、演じるはずだった役者同士の会話で伝えてくる場面。
アイデアも面白いし、劇中劇では死に別れた夫婦が、役者同士の立場で道を挟んで再会し会話し>>続きを読む
うまく意識をずらされて、ラストまで読めない展開だった。
世の中には様々な悪が存在するが、最も厄介な悪とは何かを訴えかけられた気がする。
とにかくたくさんの人に追いかけられるという圧倒的なパワープレイで終盤に向かって畳みかけていく盛り上がりは今観ても楽しい。
愛があればお金なんていらない、というようなありがちなオチになっていない所も意>>続きを読む
前衛的な舞台を観ているような感覚になる作品。
ジュークボックスの音楽とともに、彼氏が他の女性と映っている写真、自分に言い寄ってくる男性、言い寄られる女性の表情を切り替えながら見せるシーンは印象的で、>>続きを読む
「権力にいかに立ち向かうか」という大筋のテーマだけでなく、家庭と仕事を夫婦で両立していく現実や、親にとっての子どもという存在、ジャーナリストが1枚の記事を世に送りだすまでの苦労など様々な視点をフックに>>続きを読む
おもちゃをベースにしたセットで人間が演技するという映像は今までにない感覚になる見応えだった。
バービーランドでのケンの扱いを見せることで、現実社会での女性の気持ちを間接的に表すアプローチも新鮮。>>続きを読む
観ながら予想した内容を二回りくらい上回る展開。
法廷ものとしての面白さ、弁護士の印象的なセリフ、切ない人間模様の配分が自分としてはとても丁度よかった。
片眼鏡は信じちゃダメ!🧐
ラストはオーソドックスだけど、意外と不意を突かれて良かった。
移動するだけで命に関わるようなこともあったり、登場人物たちの「死」に対する価値観が時代を反映しているようで新鮮。
「ジェロニモ」の名前>>続きを読む
一見複雑に見えるものを抽象化したりシンプルにとらえることで紐解いていく数学やアートの共通点には改めて納得。
数学もシュルレアリスムも、どちらもなんとなく美的な好感を持っていたけれど、シュルレアリスム>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
過去イチ難解かも。
一度観ただけでこの作品を味わい尽くすのは難しい。
監督自身の半生を過去作品のセルフオマージュなどを通して振り返ってみせつつ、タイトル通り観た人たちに対して、僕はこう生きてきたんだ>>続きを読む
ぐいぐい引き込まれた。
飴玉のくだりは流石にやり過ぎな気がしたけど笑
観る人によって様々な受け取り方ができる構成は、同じシーンでも、どの登場人物の目線で観るかで異なる印象を与える作中の手法とも一貫性>>続きを読む
ストレンジャーシングスっぽいのかなと思って、どう差別化してくるか期待しながら観たけど、しっかり期待を超える展開で良かった。
悪い博士どこかで見たことあるなぁと思って引っかかってたら、風吹ジュンさんに>>続きを読む
製品発表の舞台裏だけで基本的に構成されるというアイデアは良かった。
「映画のコンピュータはどれもこわい、だから温かく楽しくハローと言わなきゃ」という言葉は、Appleのプロダクトやインタフェースに一>>続きを読む
作品の雰囲気や独特な造形が相まって悪役のサーカスの団長が特に良かった。
他のピノキオ作品をしっかり見直してからのがもっと楽しめたかも。
前作に引き続き、心地よいアニメーションのオンパレード。
コミック的な表現や赤と青を使った立体的な足し算の表現に加え、今作冒頭の抽象画のような引き算の演出はなるほどという感じで、しっかりパワーアップし>>続きを読む
シュールなコメディと綺麗な絵の組み合わせが新鮮な見応えの作品。
主人公が中盤まで一切言葉を発さないのもなかなか珍しいし、この状況気まず!みたいなシーンの連発は、共感もありつつ各国の文化の違いみたいな>>続きを読む
自分たちや社会にとって、さかなクンがどんな存在だったのかが分かる作品。
社会でいう「普通」に囚われることなく自分の好きを貫くことは多くの人にとって難しい。だから純粋無垢に魚が好きなミー坊を応援せずに>>続きを読む