57さんの映画レビュー・感想・評価

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対峙(2021年製作の映画)

4.2

「高校銃乱射事件」この言葉を「アメリカの社会問題」として耳にする度にどこか他人事として捉えていた私にとって捉えどころのないこの事象をとてもパーソナルに迫った言葉・対話という形で映し取って見せてくれた秀>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.5

アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートとという事で鑑賞/製作はスペイン扱いアメリカ・ウルグアイ・チリ合作/1972年ラグビー選手団を含め乗客45名ウルグアイからチリへ向かっていたチャーター機がアンデス山>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

アカデミー賞作品・主演男優・助演男優賞ノミネートとという事で鑑賞/ノミネートされなかったらスルーしてた良作/序盤の姉とドライブ車中ロー対ウェイドのジョークでもうこの映画素晴らしい決定/皮肉やユーモアっ>>続きを読む

ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

2.5

アカデミー賞主演女優・助演女優賞ノミネートという事で鑑賞/自伝がすぎる/元気が出るを通り越す元気にすごく男性的なガッツ/こ、これは今までの男性による根性論的自信満々映画を女性に置き換えただけのような/>>続きを読む

ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男(2023年製作の映画)

2.5

アカデミー賞主演男優賞ノミネートということで鑑賞/コールマン・ドミンゴ 演じる公民権活動家バイヤード・ラスティンに光をあて1963年ワシントン大行進の一点に向かって突き進んでいく凄いテンポで敏腕に謙虚>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

ビリー・ホリデイの奇妙な果実という歌がある/昔その歌を聴き知った時、頭の中を支配したパープルの霧につつまれ大木の枝の先から漂いゆれる屍のシルエット/以来パープルはマイノリティにとってとても繋がりの強い>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

アカデミー賞作品賞にノミネートという事で鑑賞/なんでこのフランス映画がアメリカの賞レースに食い込んだのか謎だが最近のアカデミーってカンヌ作品持ってきがち?/日本語が母国語の私には判別しづらいけどトラン>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

そうそう入浴シーンでこいつ金玉デカいな思うてたんよ初見/2回目見たら既に苦情メモシーンでトランクス越しに金玉デカくてコワ/コメディとして単純に面白い初見/2回目はシャブ漬け一家のテレビにラスト円形劇場>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

耽美ビジュアルもりもりテーマもりもりなのに観やすい娯楽として秀作/映画バービーがポップでカラフルならこちらはパステルなスチームパンク/それでいてあの音の相乗効果!/不穏なようで軽快/開放のようで引き戻>>続きを読む

ビーニー・バブル(2023年製作の映画)

2.2

80年代後半〜90年代初めアメリカ/バブル成り上がり白人男性の成功の裏に隠れた立役者女性3名による暴露本的ストーリー/ビーニーの可愛さゼロ描写のバブルビジネス盛衰譚/ビーニー=男性優位社会として描くこ>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.0

レッドロケット・・・発情した犬のペニス/スーツケースピンプ・・・女性に寄生し搾取するヒモ男/ハイスクールスウィートハート・・・高校時代のカップル/インシンク・・・2000年bye bye byeをリリ>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

1.0

1作目で納得できなかった人種配役ミスの回収戦/結局マンタ親子は泣寝入りで白人家族の大団円/その持って行き方がゴーストイタコ法で悪の所在を分散させてそもの人種差別プロットを遠ざける荒業/マンタの最後「も>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

1.2

序盤からバカな白人息子が黒人親子を見捨てて米国ノリでヒーローしていく姿に度肝抜かれる/そこからどれだけ白人親子や兄弟のいざこざ陸海対比で見せられてもどうしてもマンタに肩入れしてしまう/それくらい序盤マ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

風が吹くと肉厚になる服の生地/どくどく流れる血/ジャム/カーテン/内臓/階段/年齢に比例して大きくなる顔/デカい涙玉/ディティールをとことん拡大誇大に描く宮崎アニメを久しぶりにスクリーンで味わえて眼福>>続きを読む

Coo 遠い海から来たクー(1993年製作の映画)

3.8

幼少期に観たエロい映画枠/男たち皆イケる/ブルー涙/洋助のヘソだしルック・ショーパン靴下ルック/プレシオサウルスのアングル攻め/山口智子の三石琴乃感/乳輪が在るアニメ

サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

2.7

世紀末尊厳死ブラックコメディ/始まりは小気味良いクリスマスムービー/ファック連呼からのファックゴッドからのニュージーザス爆誕クリスマスムービー/環境汚染で有毒ガスが蔓延する始末/人権ふりかざして人類皆>>続きを読む

フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

2.6

リズアーメッドを愛でる会/ドラマ「シェイムレス」のリップ(吹替え同一喜々)とリズアーメッドの間で揺れる主人公アナ至福すぎるやろ/子ども・両親など一切出ない恋愛世界戦/こういうの十代の頃好きやったな/時>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

1.0

メグちゃん2/メグちゃんがいっぱい/なついてる!/メグちゃんとその仲間たち(タコちゃんと謎のスナッパーズ)でもっともっとファンアイランドをぐちゃぐちゃにして欲しい/ステイサム氏なんてちゃちゃっと喰って>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

1.0

はじめましてメグちゃん/ハリウッドの中国資本導入騒動時期の作品を今さら鑑賞/中国娘が邪魔謎言動、日本男児は自決とアメリカンな話に苦笑/多様な人種キャストもモブ止まりで主にジェイソン・ステイサムさんとメ>>続きを読む

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

1.2

規則正しく生きること/ボタンのかけ違えではなくかけ忘れ/長いタイトルここに私はいます/罪は洗濯をしなかったことか、お鍋を洗わなかったことか、ボタンを失くしたことか、不男でイッてしまったことか/風邪の合>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.0

誘導はするけど誘発はしない事実を語るスタンス/脚本による誘導の見事/映像による誘導の見事/誘導されっぱなしのレオ様に終始意思はない/勾留立たされからの顔芸開幕/証言台・妻と最後の対峙でも意思が固まった>>続きを読む

テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

2.0

クラブシーンの寸劇とフィルムぽ画質クオリティの高さの掛け合わせがB級ブリリアント/役者の演技力よりも殴打・致傷・血のりとの相性でオーディションしてそうなくらいゴア描写で輝く役者たち/何の意味もないけど>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.5

期待値上げすぎた/バーンスタイン情報ほぼ知らずにLGBTQ+目線で鑑賞したら既婚者ゲイがラリって棒振る金持ちエロ爺さんに成り果てカインド・マインドだけが燃え殻のように残ったけどやっぱナルシスト・マイン>>続きを読む

リンクル・イン・タイム(2018年製作の映画)

1.5

テッド・ラッソで知った原作「五次元世界のぼうけん」読まず観たら案の定Dな仕上がり/空飛ぶキャベツの葉っぱが好き/顔が洋ものクィアなシシ神様/ワッツイット、フー、ウィッチのミセスズ、ハッピー・ミディアム>>続きを読む

ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

1.0

米国高齢男性二人長距離徒歩物語/カッツ(ニック・ノルティ)のノイ爺ボイスと表情が放映ギリかのようで確固たる演技力?はリアル・アメリカン・シニア/アパラチアン・トレイルを初めて知る/西部のカラッとした褐>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

2.5

アーチー・マデクウィ見たくて観たら意外とオモロさらにご本人ヤン・マーデンボローも男前でオドロ/GTちょっと好きになりそ/アメしるでインディ500を見といて良かった/ぺぺ・バロッソという男前に出会ってし>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.0

ジャスティス・リーグ ザック・スナイザーカットのギャグ最高/グロリアの悟らせ啖呵切りシーンは「そんな彼なら捨てちゃえば」のジジ以来のビビビ/セックスエデュケーションのキャストと隠れB探し喜々/ケイト・>>続きを読む