Garuさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.9

大事なのは理由ではない

少しずつ感じるように展開して行く物語は、もちろんメイン出演者達がそうそうたるメンバーである事もふまえて、見応えがある。
これといって大きな展開があるわけではないのだが、ちゃん
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サラブレッド(2017年製作の映画)

3.6

アニャ・テイラー=ジョイさんに普通の役を

アマンダの無感情のキャラクターはかなり面白いし、映像のセンスもよく、音楽にもこだわりがあった。

会話劇でもいいのだが、もっと決定的な終盤の展開への流れが欲
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ホアキン劇場

満を辞してのホアキンジョーカーが大ハマりな感じ。今作に限らず近年のホアキンさんの作品はどれも素晴らしい演技だ。

ほんの少しだけバットマンのシステムを分かっていないといけないような気も
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108~海馬五郎の復讐と冒険~(2019年製作の映画)

3.7

和製ギャスパー・ノエ?

気持ちはわかる。わかるけれどもそんな事しようと思わないけれど気持ちはわかる。空虚な気持ち。そして女の子に言うと怒られそうだからわかんないフリだ。

中山美穂さんは和製モニカ・
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.0

天才で最低な天才ギャスパー・ノエ

好きな監督は?と聞かれたら高確率で出て来てしまうギャスパー・ノエ監督。

基本能力とセンスがしっかりありながら画期的でカッコいい映像とアイディアを爆発させる。今作も
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.4

お金をかけるとしたら弟は菅田将暉

相変わらず知らない役者とアイデアで突き進むのは良い。色々な監督のこういうのもっと観たい。

9回の裏逆転ホームランシステム。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

78歳元船乗り

実際にビートルズを知らないと本当によくわからない映画かもしれない。けどそんな人ほぼいないし、いたら逆にそんな人の感想を聞きたい。

違う人が歌えばスターになれるのか?と言うちょっと無
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.6

ROLLYは絶対音感(記憶)

三谷幸喜さんの人気の無い内閣総理大臣の政界の話で記憶にございませんってのはそれだけで面白そう。そしてそんな感じだった。

前のギャラクシーのやつは本当にどうかしちゃった
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

にんじゃりばんばん

独特のアクションと引きの画に過剰な連射はやはりカッコいいし、見応えがある。

ストーリーはシンプルな1が好き。そしてとにかく広げてしまった風呂敷。今回は「インフィニティ・ウォー」
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.8

この世界から誰も居なくなって

松岡さん髪の毛の揺れ方で表現している気がしてすごい。絶妙な揺れ。

松岡さんをはじめ、演奏とそれまでが楽しいが、もう少しそれぞれのストーリーが欲しいと思ってしまう。
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.0

「ぼくのエリ」色々大人編

よくこんな話を映画化したなぁ。観ていて何度か衝撃で口が開く。あわわわ。

「ぼくのエリ」のあの系の美しさはまるでないが、答え的なことをはっきりと口にしているからその点でモヤ
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.8

地球外生命体とは何

最近の宇宙映画とは違う。いつからか宇宙映画は派手なのが流行っていると感じた。

「ファーストマン」はちょっと骨太だったが、こっちはさらに骨太。骨太ってなんだ。

親子の演技と言う
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.6

ダーク・ユニバースにはさよなら

面白いけどもうどれがどれだかわかんなくなっちゃうなぁ。けど新作また観ちゃうなぁ。トムさんの役全員イーサン・ハントに見えるなぁ。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.8

数えて待つ

原作はもっと凄い展開があるみたいだけど未読。
数えて待つところや、男2人の関係性など、序盤の雰囲気が奇妙な感じを漂わせていて良い。上手い。

クラブのシーンの色は最高に良い。かなりこだわ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.6

ど真ん中勝負

天気についての人々の気持ちを描くのは面白いなと最初思った。「良い天気」って考えると勝手だけど、世界共通の気持ちだと思う。

大ヒットがあった後に変わらずど真ん中勝負するのはカッコいいし
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

抵抗できない現実

犯人の躊躇なき動きが観客に一気にショックを与えて、事実を元に制作されていることが、救いようの無い恐怖を感じさせる。

犯人の銃を撃つ「間」みたいなものがない。それが怖い。ずっと恐怖
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.4

一番好きな漫画

時代錯誤な世界観。に現代的な実世界をミックスしているのが、ドラマ版と劇場版だ。
本来なら精神も実世界も昭和の「男たるもの」的な要素が全開の話。物語から昭和を取り除く事は出来ないための
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.8

コノネハナシネヨクマトメターネ

自分は原作を読んでいるけれど全体を把握出来ていないなぁと感じたりするのに、これをちゃんと一本の映画にする事が凄い。

とても良かった。きっと原作を読んでいない人にもち
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.7

点字ブロック大切

想像よりサスペンスしていて良かった。視覚以外の情報で具現化する表現や、煽り過ぎない静と動の表現が上手かった。
オープニングのシークエンスの引き込みも良い。

意外と序盤で何となく犯
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.6

ゴールデン・サークル仲間

こう言う捉え方かと思う方がどちらかと言えば好きで、「勝手な解釈」と思われてなんぼだと思う。

本人が御存命で、クレジットもあったので、そう意味でもきっと了承済みの偏った表現
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.9

ゴールデン・ナイトクローラー

邦題のせいもあってか4人の物語として観てしまっているが、あっさりしている4人揃うところなど観るとやっぱりどう考えても「シスターズ・ブラザーズ」がしっくり。

4人とも素
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おいしい家族(2019年製作の映画)

3.5

なんて日だ!って言いたい

島の力もあるのか素敵なカットもあったが、もう少し天候が良かったら最高だったような気がした。

話の展開は割と思った通りではあったけど「家族がなんだ」と言わんばかりの気持ちは
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狼煙が呼ぶ(2019年製作の映画)

3.5

「映画監督は映画で返答する」
16分の短編映画。その心意気に。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

最高に楽しいだろうな作ってて

監督とクリフが最高のスタントをやってやった。

全然バディムービーではなく、よく考えるとどうなんだろうとも思うけど、バラバラパートのそれぞれは面白いし、やっぱり基本的に
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.7

ビフォアサンライズ的

食ってセックスする2人だけの世界だった。それだけの話だから退屈なのに、なかなか面白い。

2人だけの世界だから火口の気持ちも映える。

メモリーズ・オブ・サマー(2016年製作の映画)

3.5

そうだねブランコ乗りたい

観ているこちらにはどういう事が起こっているのかだんだんわかって行くのだが、きっと彼には荷が重過ぎて理解していない。というのも見える。

すごく丁寧に描くので、観ていてどうな
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タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.4

怒り新党

仕事として色々な感じの作品を撮っているが、監督はこの感じがらしさなんだと思う。

何処へ向かっているのかわからない3人と怒り。その辺は何となくわかるのだが、それしかわからなかった。

菅田
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.2

時間が必要な気がする

原作を読むと何となくゆったりと展開して行く作品で、空気感と時折見せる凄さが面白い作品な気がするので、一本の映画で描くのはなかなか難しいと思った。

色々とアレンジして凄いのだが
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.7

動いてる方が良い

原作漫画の面白い部分が上手く出ていたと思う。漫画よりも分かりやすく、凄さを感じやすい。

どう終わらすのかと思ったらなかなか上手いこと終わらせた。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

美少年は事実

最初のシークエンスは異常性がよくわかって良い。説明なしでもっと異常な雰囲気の方が好みだけど。

なんか面白くなってきそうな雰囲気をすごく出しながら、いま一つ面白くならない感じだった。
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

3.6

20世紀のおじさんが鑑賞

こういうのは一息つく時間が定期的にあるから永遠に続くのかな?と思ったりしたり昔こういうのに参加して自分のが終わるまでドキドキしたりした事を思い出したり。

若き才能たち。良
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.8

語らない語らせない

主人公ララの内面を静かに描く物語。
バレリーナとしてのドラマがあるのかと思っていたらそうではなく、環境の中の内面をまるでドキュメンタリーの様に描いている感じ。

そう考えるととて
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.8

ディズニーであるがピクサーである

普通だったら3の終わり方が綺麗だが、ディズニーではないと言う主張がこの4にはあるような気がする。

「持ち主」と言う存在の基本原則に再び触れる事や、「フォーキー」の
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.8

そろそろ「A24」なら観たい!となりそう

新人監督なのに序盤から見事な仕上がり。どこかで見たことある好きなやつをいっぱい使いたい!と言う欲望なのか。ただしっかりと使いこなしている。

ワクワクしなが
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.9

軽やかな素敵さ

なかなか描くのが難しい表現や雰囲気を、なんて爽やかに上手に表現するのだろう。

結局なんて事ない話なのかもしれないが、良い気持ちで鑑賞できる。
強く訴えるのも大事だが、そんな事より静
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.0

サシャと喋ってみたい

何が起きても世界は止まってくれない。そんな3年間の夏。
しっかりとした作りで、時折素晴らしい構図を見せる。余計な描写はせずに、必要な余計なカットを交える。

ただ全体的にインパ
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