B級と揶揄されているがわりと面白く見れた。しかし邦題を何とかしてほしい……原題の「Raw deal」はひどい、不当な仕打ちといった意味。
ベトナム戦争もクソもない、ただベトナム戦争で鍛えられた戦士がアフガニスタン紛争でも活躍します、という内容なので、ランボーの続編として見るとスピンオフ感が拭えない。アフガニスタン紛争の一面を見るという>>続きを読む
ベトナムで捕虜になった米兵の写真を撮るという秘密作戦へ協力することとなったランボー。前作の強いメッセージ性が失われている、とゴールデンラズベリー賞を4部門も受賞してしまった名誉(?)があるが、個人的>>続きを読む
ベトナム戦争での戦いを描くのではなく、アメリカの山奥で繰り広げられるたったひとりのサバイバルから、彼がどんな地獄を生き抜いてきたのかをジワジワと描き出してゆく秀作。警官を一人ひとり倒してゆく手際、ど>>続きを読む
徹頭徹尾、狂気を帯びたルサンチマンに満ちていた。社会とそれなりの心理的な折り合いを付けつつある20代になった今、その八方塞がりの中で悲劇的末路にひた走ってゆく姿にはやや冷笑的な気持ちにならざるを得な>>続きを読む
ミュージカル映画『オズの魔法使』の続編。ライマン・フランク・ボームが『オズの魔法使い』の続編として書いた『オズの虹の国』(The Marvelous Land of Oz)と『オズのオズマ姫』(Ozm>>続きを読む
吹き替えで観た時に山寺宏一の声が高すぎるように感じて字幕で見てみたら、そもそもクリス・タッカーの声がむちゃくちゃ高かったという。黒人は皆声が低いという偏見……。
大使の娘が社内で歌っているのはMari>>続きを読む
チャン・ツィーやジョン・ローンといった好きな香港俳優が見られて嬉しい作品。
リーが車の中で聴いていた曲はPuff Daddyの『I'll Be Missing You』(原曲はThe Policeの『>>続きを読む
2008年に起きたムンバイ同時多発テロに巻き込まれたタージマハル・ホテルの宿泊客と、彼らを守ろうとしたホテルマンたちを描いた、実話に基づいた作品。
観覧年齢制限がR15+になっている通り、銃撃戦や>>続きを読む
ジャマイカ系アメリカ人のピアニスト、ドン・「ドクター」・シャーリーと、そのドライバー兼用心棒を務めたイタリア系アメリカ人、トニー・「リップ」・ヴァレロンガが巡った1962年のアメリカ最南部コンサート>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
多分作為的にそう作られたのであろうポスターや予告編に先入観を植え付けられていたために、てっきりギレルモ・デル・トロ『MAMA』のように「お母さんはオバケでした!」というストーリーだと高を括っており、最>>続きを読む
前作最後にKの跡を継ぐ形でMIBエージェントとなっていた元検査官・ローレル・ウィーバーは本作の一年前に退職しているという設定。
前作では赤色だったニューラライザーの光が水色に変わっている。
マイケル・>>続きを読む
超常現象が起こった場所に現れるとされる都市伝説組織「メン・イン・ブラック」をコメディ調に描いた作品。
チープでキッチュな、宇宙人やメカのいかにも!なデザインはコメディとして好感が持てる。
またラスト、>>続きを読む
劇場版クレヨンしんちゃん第6作目。作画が光るアクションシーンが見物の作品。SMLコードネーム「筋肉」がトイレに行こうと四苦八苦して野原夫妻と乱闘を繰り広げる時の、主線を重ねるような作画が顕著に出ている>>続きを読む
劇場版クレヨンしんちゃん第5作目。ひまわり初登場。また原作者である臼井儀人も初登場(声も本人)。監督がそれまでの本郷みつるから原恵一に交代しており、ファンタジー色が強かった前3作に対してロードムービー>>続きを読む
劇場版クレヨンしんちゃん第4作目。これまでの劇場版が下敷きに漫画があったのに対し、本作よりオリジナル作品となる。1作目と同じパラレルワールドものではあるが、1作目がしんのすけ一行がパラレルワールドへ旅>>続きを読む
劇場版クレヨンしんちゃん第3作目。パラレルワールド、異国に続いて、今回はタイムスリップもの。戦国時代での話はさておき、その後の30世紀の話は蛇足だったように思う。
しんのすけが初めて変身する本作、呪文>>続きを読む
劇場版クレヨンしんちゃん第2作目。第23作『オラの引越し物語 サボテン大襲撃』公開までは前作と本作のみが興行収入20億円超えであった。
OPにクレイアニメが採用されたのは本作から。またアナウンサー・ニ>>続きを読む
大友克洋の過去作に通底するダークSFな世界観を念頭に観ると期待外れに思われるのではないか。「科学とは何か」「科学技術と社会の均衡」という人類永遠の課題をテーマに据えてはいるものの、視聴者を揺さぶるよう>>続きを読む
劇場版クレヨンしんちゃん第1作目。23作目にあたる『オラの引越し物語 サボテン大襲撃』(2015)が記録を塗り替えるまでは、劇場版クレしんの最高興行収入作品であった。
近年のクレしんに比べ、まだひまわ>>続きを読む
第3次ペルシア戦争において、スパルタの王・レオニダス率いるギリシア連合軍がペルシア陸軍と健闘していた(テルモピュライの戦い)一方で、アテネの指揮官テミストクレスはペルシア海軍と戦っていた(サラミスの>>続きを読む
ヘロドトスの『歴史』に記述される、レオニダス王率いるギリシア連合軍(スパルタ含む)と、クセルクセス王率いるアケメネス朝ペルシア軍によるテルモピュライの戦い(第3次ペルシア戦争)を描く。
ペルシア人>>続きを読む
壮大でも悲愴でもないわりと地味なストーリーのはずなのに、有人ロケットが打ち上がった瞬間涙が止まらなかった。圧倒的な作画と、完成されすぎた世界観に知らず知らずの内に飲み込まれた結果だと思う。
「SF」作>>続きを読む
荒野に一本道が続く殺風景が多すぎて映像的に惹かれなかった。テンポもあまり良くないので正直面白くない、本作の評価は後続のシリーズあってのものだと思う。肩パットはカッコイイ。
ビビッドでオシャレな画面にラテンの色彩感覚を見る。独善的な倫理観に従う変人たちが好き勝手して、誠実な人間が1人も出てこない。常識を離れ偏執的な変態の方向へ振り切っていこうとする感じが露悪的というかわざ>>続きを読む
一昔前のLGBT映画は周囲との亀裂や世間との戦いを描きがちであったが、今作においてララの性同一性障害が色目で見られることも無く周囲に受け入れられている描写に、今の時代のLGBT映画だな、と感じた。つま>>続きを読む
北野武の映画的な演技と他の俳優の舞台的な演技のミスマッチがえげつなくて観ていて何故か恥ずかしくなったりした。
最後のダンスシーンを見るためだけに鑑賞し直したが、大して派手でもない拙いダンスだったので大>>続きを読む