橘宏樹さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

橘宏樹

橘宏樹

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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

4.1

音楽と調度品の格調が高くてビスコンティを見ているような気持ちすらする。取り乱したシーンすらも美しい。サックスの調べで「10ミニッツオールダー」を思い出して、この後見返した。

極道の妻たち(1986年製作の映画)

3.2

ぎこちなさに気品がある岩下志麻と縦横無尽に苛烈なかたせの対比。あとはもはやコント。ウケる。

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.9

これぞヒュー様。人目を気にしてるフリ。とりあえずつくろう無駄なウソ。なのになぜかいい人という評価を得る。そして実際優しい。ゆえにヒュー様。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.9

そっくりさんショーとしていい感じ。映画の魅力はクイーンの魅力。

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

2.7

みんな!まやかしだよ!・・・うううーむ。僕は野暮は言いたくないんですけど、それでもちょっとツッコみどころ満載過ぎるでしょう。場面飛びすぎ、筋書き強引、なんかこう、映画の基本的なところが大丈夫?って感じ>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.4

007を当然意識させつつ、007にできないことを片端からやる挑戦的な姿勢が買い。スタイリッシュアクションも普通にエキサイティング。ほらこれおかしいだろ?的なお寒いジョークは全く入れず、小道具のデザイン>>続きを読む

スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

3.7

フランス人の学生がバルセロナで短期留学で自分探し。シェアハウスで色んな国籍の若者と同居生活。「ドリーマーズ」を少し連想する。アイデンティティだとか混沌から学ぶとか、青春のキーワードは並ぶけど、出来事と>>続きを読む

ハート・オブ・ウーマン(2000年製作の映画)

4.2

男の身勝手丸出しなナルシストが、感電を機に、周りの女性の心の声が聞こえてくるようになり、色々改心していい感じに修正されるという話。社会的なフェミニズムの観点からも揶揄が上品なのでいい映画だと思う。オス>>続きを読む

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.0

一つのキスで男の子が一気に自信と勇気を得るのは世の習い。ダンカン、そのキスは確かに君が、勝ち取ったものだ。
やり場のない気持ちをプールでオーウェンに抱きとめてもらったことで、オトナになったわけではない
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エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.7

自分にもしこれほどの戦闘能力が潜在してたことに気がついてしまったら、ちゃんとコントロールできるだろうか。
殺戮アクションは流れるように滑らかで暗殺術として合理的な感じがしてリアリティがあって良かった。
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.3

何てことはないはずの懐古趣味的タイムスリップものなのだけど、陳腐だと片付けられないのは、偉人へのリスペクトにおける恍惚があるから。
僕にもその恍惚はよくわかる。泉鏡花に会いたいし、夏目漱石の木曜会の末
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