ケナは自らの心の赴くまま
国を飛び出す
現実逃避ではなく
自分らしい生き方を求めて
多様性を叫びながら
同質化が進む社会において
ケナの行動は羨ましくもある
ただ劇中には
変化を求めて動く人ばか>>続きを読む
何の予習をせずとも
丁寧で分かりやすいが
先の展開が読めない
最後まで巧みなストーリー
ハリウッドサイズになっても
知性溢れる笑い
品ある演出の塩梅に
ポンジュノのセンスの良さを
まざまざと見せつけ>>続きを読む
2時間20分があっという間
これが脚本と編集のチカラか
冒頭からラストまで
全く退屈しなかった
そして
登場する人物像が皆、立体的で
ステレオタイプじゃない
(極端に悪い奴や良い奴が1人もいない)>>続きを読む
主演の2人がとにかく素晴らしい
それぞれの眼差しが印象的
人生は長く、また短い
車窓に映る歴史ある美しきパリの街並み
それと対照的な命の儚さ
心通う僅かな人達との時間
その一瞬の幸福を大切にし>>続きを読む
自らの価値観こそ常に正しいと妄信し
その正義を他者に押し付けることの愚かさ
社会で起きている
あらゆる分断について
どこにでもある身近な家族を舞台に
映画として描く
見事な脚本と確かな演技
この>>続きを読む
役者が皆上手い
脚本が素敵
ジャームッシュの
『ナイト•オン•ザ•プラネット』を彷彿とさせる
どのコンビも良かったが
特に今田美桜vs森七菜
ブチギレ姉妹の家族愛に泣けた
(さすがの根本宗子様に脱>>続きを読む
全てのカットが美しい
(監督だけでなく撮影もやっているとは…
驚くべき逸材)
とにかく照明が素晴らしく
グレーディングによる画の質感といい
音楽のチョイスといい
とびきりのセンスをビシビシ浴びた
このレビューはネタバレを含みます
昭和はそうだったのかもしれないが
聾者に対する周囲の無理解や
あからさまに露悪な態度が積み重なり
前半とても居心地の悪い気分になった
(2時間の映画に収めるためには
必要なことだったかもしれないが…)>>続きを読む