いしすーさんの映画レビュー・感想・評価

いしすー

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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

これは一本取られました!

汚い言い方をすると、ふだん多様性を重んじる人ほど、倫理観が強い人ほど、ドツボにハマる作品だと思います。巧みなミスリード。

ただ、丁寧な伏線の積み重ねを思い返すほど、終盤の
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.6

期待をさらに上回る良さでした。

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督には、なんとなくクリストファー・ノーランと似通ったものを感じていたのですが、彼よりも良い意味で雑というか感覚的なところが好きですね。

ラスト
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.4

話も面白いんですが、やっぱこの監督は画がたまらないですね!

特に「1枚隔てた美しさ」という点では「タクシー・ドライバー」の冒頭と似た心地よさがありました。すりガラス越しの鹿の死体、雨が降りしきるフロ
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.3

「ブレードランナー2049」の予習として鑑賞!

カルテルとの麻薬戦争がメインストーリーながら、実は組織内の大義と個人の正義感との葛藤がテーマになっているのかな。

終盤、ベニチオ・デル・トロがあまり
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.7

このあたりの時代の作品って、おもしろいのに、時代遅れっぽさが目について仕方がないことが多くて悲しい。かえって60年代のモノ(映画に限らず)のほうが新鮮だったりするよなあ。

「古臭さ」を抱くのって、微
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.8

「何らかのキャラを演じる自分」と「むき出しの自分」のせめぎあいという、人間として普遍的なテーマを描いているので、他人事じゃないように感じて見入ってしまう作品だった。

「マルホランド・ドライブ」にとて
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下妻物語(2004年製作の映画)

3.5

渾身のド直球友情ストーリーに、ドブ川のような心が少し浄化されました。

カルチャーの密度の濃い感じ良い。
ロリータと特攻服、Tommy heavenly6と尾崎豊ってかなりナイスチョイスだよね。外国人
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告白(2010年製作の映画)

4.3

とにかく暗い映画が観たいという人にオススメな作品です。

常識的な話の流れや倫理観を逆手にとってやるとでも言いたげな当作品。説教くささや救いの手を差し伸べる展開に決して頼らないクールな姿勢を徹底して貫
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ハロウィン(1978年製作の映画)

3.0

高校のクラスメイトに、一言も喋らないのに鼻息は妙に荒いヤツがいて、得体の知れない恐怖を感じていたことを思い出した。

ハッピーハロウィン!

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.5

全体スコア3.5って低すぎやしないか。普通に超名作だと思うんだけど…。

なんでこれまで観ようと思わなかったのか、ホント悔やまれる。

氷の微笑(1992年製作の映画)

4.2

「あまりのエロさに一時停止して自家発電しようか悩む気持ち」と、「意外とストーリーもめちゃくちゃ面白くて先が気になってしまう気持ち」との間で惑わされる大傑作。

この現実での宙吊り状態すらも、ある意味サ
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コマンドー(1985年製作の映画)

4.0

引いてしまうほど危険を顧みないシュワルツネッガーの勢いが、かえって不思議な安心感を生んでいる大傑作。

つけるべきは小手先の知恵より筋肉、ということで次は筋トレをしてから観直したい。

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.2

超絶ミステリー!

4歳の少女バニー・レークが行方不明になった事件が、途中から「そもそもバニー・レークは存在するのか?」という疑惑へと変わっていく話。

そんな感じで散々振り回してからのラストのブラン
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スクリーム(1996年製作の映画)

4.1

メタもメタ、徹底してメタ。マジでメタメタ。

そしてその強度を高めるべく、登場人物はほぼ全員ホラー映画フリークとして喋らされているカオスさ。ヘタなコメディより笑えます。

インテリがめちゃくちゃ悪ふざ
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.8

鬼の目にも涙が浮かぶほど泣ける作品。というか良くも悪くも泣けすぎる。

まず犬の演技が洗練されすぎていて、これじゃ着ぐるみを被った人間だ。あと犬と名乗る奴の語りで話が進むんだけど、さすがに喋り過多で人
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ホワイト・ライズ(2004年製作の映画)

4.0

掘り出し物!

一瞬ラブストーリーと見せかけてから思い切りサスペンス。サイコ要素もちょびっと。

終盤で一同がテーブルに着いたときの気まずさ、アレはヤバイ。

雨月物語(1953年製作の映画)

3.7

幻想が現実となんら区別されずにブッ込まれるのって、妙な心地よさがある。

回路(2000年製作の映画)

3.5

けっこう素直にホラー。

凄まじく良いシーンも4、5箇所あったけど、「CURE」とかの方が好きかなあ。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.5

さすがに面白さが過ぎる。
こんなに楽しんでイイの??って感じです。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.1

娘・坂口杏里のAV出演ニュースをきっかけに鑑賞!

うーん…お母さんの方が圧倒的に好きですね。正統派美人というよりは、キュートさが爆発している感じがとても眩しい。

あ、もちろん作品自体も魅力ドバドバ
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M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

3.8

朝鮮戦争中のマッシュ(野戦病院)の乱痴気な日常を描く。

前半が少しタルいんだけど、現地のクレイジーさがジワジワと当たり前になっていく感じ、実は巧妙な麻酔薬になってるんじゃ…?

後半は言わずもがな良
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セルピコ(1973年製作の映画)

3.9

この地味さ、どこかで感じたと思ったら…「スポットライト」でした。

交渉人(1998年製作の映画)

4.3

コレはめっちゃくちゃおもしろい。底なしにおもしろいです。

ただこの頃のケヴィン・スペイシーといえば、「ユージュアル・サスペクツ」や「セブン」に立て続けに出演し、衝撃の結末大量生産マシーンと化していた
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悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

4.2

唯一無二のハラハラ感。

1よりかなりエンタメだけど、根底にアートなセンスが見え隠れするのも最高。

卍 まんじ(1964年製作の映画)

4.0

若尾文子の演技スゲエ!胸もスゲエ!

レズものと思わせといて、サイコスリラーっぽさ強まっていくのたまらんですね。

でんきくらげ(1970年製作の映画)

4.1

男と女の逆転劇って増村監督のお決まりの構文なんだろう。

この作品は特にそれが顕著で、女のブレない強かさに痺れましたね。「でんきくらげ」だけに…。

盲獣(1969年製作の映画)

4.2

ドロドロオブドロドロド変態人間模様!!!最高っす!!!

増村保造2本目。
男→女から女→男の逆転劇。こういう戦後の自立した強い女主題が好きな人なんだろうなあ。

あとは母、男、女の奇妙な三角関係。一
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赤い天使(1966年製作の映画)

4.0

ものすごい切り口…!

主人公は戦中の看護婦なんだけど、日本に勝ってほしいとかそんなことは一切言わない。ただひたすら自分が好きになった軍医に近づくために突き進んでいく。全体の目標よりも個人の目標が大事
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.2

HAT神戸にて初4DX。
これは相当面白い!

チマチマ巻き戻ししないと呑み込めないようなノーランお得意の難解なセリフ地獄は鳴りを潜め、代わりにこの世界にどっぷり浸かってくれ!と言わんばかりの直感的大
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インランド・エンパイア(2006年製作の映画)

4.5

「ブルー・ベルベット」でセンセーションを巻き起こしたローラ・ダーンの醜悪かつおぞましい口ひん曲げ顔がさらにグレードアップして帰ってきた!

リンチの演出もそれを存分に活かした(悪ノリしまくった)ものに
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