海風さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

海風

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オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

4.9

先ほど観た映画がギャンギャンうるさかったので、緩やかで優しい世界に触れたくて、キアロスタミに頼ります!
彼のおかげで 映画は’喉越しがいのち’ だと知った。私にとってそんな存在。

コケールトリロジー
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若い女(2017年製作の映画)

2.9

彼女オッドアイだよね?そこ気になりながら鑑賞。

最初から怒鳴らないで!!!!!うるさい!猫が可哀想!耳に悪い!なんだこの女!

10年付き合った彼と31歳の現在喧嘩別れをした、そんなところから物語は
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ジェラシー(2013年製作の映画)

2.8

フィリップ・ガレルって聞いたことあるな..と思ったら、「パリ、恋人たちの影」の人だったわ。うわーー好きじゃないかもなーーと思いながら鑑賞。
監督の息子であるルイ・ガレルが主演。

まじ何回寝たかわから
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.5

飛行機/空港好きの私には、フーシの仕事がちょっと羨ましい。
「旅が始まる場所だけど、まだ何も起きてない」
シェヴンのこの言葉が大好きだった。空港ってウキウキするよね、もう少しで旅が始まる その思い出の
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オリジン(2016年製作の映画)

1.0

え?まてまてまてまてまて。何がしたかったのか色々詰め込みすぎて渋滞してるわ

まじ自分の手でパートナーの癌をどうにかしようとする発想がもうサイコすぎるわ。
こんな科学的な女イヤすぎる。自分の身体に触っ
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プライズ〜秘密と嘘がくれたもの〜(2011年製作の映画)

3.0

1970年代の軍事独裁政権下のアルゼンチンで少女時代を過ごした体験をもとに作られた半自伝的な物語。

うーーーーー。。。子どもは悪くないし、ただ此処に生まれてきたことで守っていかなきゃならないものを強
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イゴールの約束(1996年製作の映画)

4.6

この監督が作り出す映像の柔らかさや優しさ、ナチュラルな人物の雰囲気がとても好きです。
この監督の作品は、ベルギーの社会問題を忠実に描いているのかもしれない。貧困層に属する不法滞在者、職業訓練所で働く人
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悲しみよさようなら(1990年製作の映画)

3.1

シンプルにウィノナ・ライダー可愛くてビビるわ
本当にこの世の人?同じ地球人か?本当に火星人の人なんじゃね?と思うほどです

養子って立場はさー色んな夢を見るんだよね。政治家の隠し子なんかな〜芸能人の子
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

4.8

やっと三部作の3作目「博愛」!

うお〜面白かったわ〜三部作の良さがギュンと詰まってます。そしてラストに相応しい!
伏線回収がドキッとするぐらいよかったです。
すべてのストーリーに共通する老婆がゴミ箱
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愛しのフリーダ(2013年製作の映画)

3.3

たしか5年前の冬、ポールマッカートニーのライブへ行った。時代を作った人と同じ空間にいることを肌で感じたあの感覚はそっと胸にしまってある。

バンドにとって必要不可欠な存在になって、ファンからメンバーに
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嗤う分身(2013年製作の映画)

4.4

ドストエフスキーの小説「分身(二重人格)」を映画化。

分身の自分によって狂わされていく。
異様な世界だけど、クライマックスに100点。いや、終わりだけじゃなくて終始よかった。
キュンとかしないから初
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.4

この作品もベストムービーに入れている人が多くて、観てみたかったやつ。

うわあ、、、、、、タイプすぎた。
ダサめの構図、荒すぎるフィルム感、ファッションすべて味があってよかったです。

最初は自分中心
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孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

1.8

お〜こういう話か。
小さなユートピアを作り上げていたんだね〜
全然おもんない。
どうぞどうぞ、二人の世界で生きていってください。

思うこととしては、「自分だけだ!」と思っている全てのことは意外と世の
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

2.5

えー少し残念!ダルデンヌ兄弟の作品結構好き!と発見したんだけどなあ、、。。。。これはそんな好きじゃないぞ。。
「ロゼッタ」も「息子のまなざし」も最高に良かったのに、’不幸の中に見つける灯火’を描写する
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気のいい女たち(1960年製作の映画)

3.3

ゴダール様が、60年代の最高傑作のひとつとしてこの映画をあげたらしいです。その記事を見て、「ゴダール様が言うなら仕方ない」というような気分で観ました。

結末は良い意味で驚いたし、プールだったり動物園
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.0

少し日本人のような性格をしているオリに笑ってしまった。表で注目されることに対して居心地の悪さを感じているようで、「一人で静かに過ごしたい」と言わんばかりの表情が伺えた。
堅苦しい人付き合いはもうイヤな
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モーリス(1987年製作の映画)

3.6

モーリスの映画のレビューに「君の名前で僕を呼んで」と似てたというコメントを見かけた。表向きのメッセージは確かに同じ。(ギリシャ神話〜という経緯/背景が向こうの映画にはあるので、めちゃめちゃ一緒!なわけ>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.4

ジャック・ドゥミの妻であり、ヌーヴェルヴァーグの祖母でもあるアニエス・ヴァルダの作品。
監督になる前、写真家なだけあって陰影の入れ方や構図、色味が美しくて、映像が目の保養。

夫婦役を演じる二人は現実
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運命の元カレ(2011年製作の映画)

2.7

なんてわかりやすい映画なんでしょうかーー!
結末は予想がつきましたーーー!
コメディらしく楽しませてもらいました。

「バカみたい。うちで待てばよかった」その通りです、家で待てばよかったのに!なんでそ
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.4

作品の色味的にはとても好き。
同じ人魚を題材にした「ゆれる人魚」よりも好きだった。

徐々に人魚に変わっていく下半身を、医者にも家族にも友達にも相談できず一人で抱え込むミア。思春期の女の子の身体に起こ
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トゥ・ザ・ワンダー(2012年製作の映画)

1.6

このパッケージ的にフィルム映像で好きな系統かなと思ってたんだけど、ゼーーんぜん!好きじゃねえーーーーー!!!!!

何が言いたいのか分からなくて調べてみたら「神との対話を映像化したもの」と紹介されてい
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息子のまなざし(2002年製作の映画)

4.8

「ロゼッタ」で知った ダルデンヌ兄弟。結構好きかも。

いやあとても良かった。
分からないっていう感情が分かる。理由なんてあるのか分からないけど気になってしまう。
本当は遠ざけて自分の世界線の中に入れ
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希望の灯り(2018年製作の映画)

4.6

旧東ドイツのスーパーマーケットが舞台。
原題「In den Gangen (通路にて)」。

不自由でもある程度の平等は得られた社会主義国から、自由への憧れを求めて資本主義国へと変化していく世の中を表
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.7

あーーーなかなかいい。「グッバイ、サマー」と似てるようで似てない。
現実味欠けててSFチックだったから苦手だった「グッバイ、サマー」よりは家もしっかり建てて、中身も薄くはなかった。薄い方だけど。

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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

4.6

「愛に平等は存在するのか」

離婚を迫られ、平和の象徴である鳩のフンを浴び、カードは止められ、路上生活がスタート。そんな不運続きの主人公カロルがドミニクへ復讐。

「青の愛」に主演したジュリーが裁判中
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.1

ヌーヴェル・ヴァーグの存在を世界に知らしめた作品として有名なこちら。
当時25歳のマル監督の処女作。

サスペンスなんだけど、おしゃれで優雅な雰囲気が漂ってます笑
私の頭がよわよわなので、登場人物の名
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ロゼッタ(1999年製作の映画)

4.6

男と酒にすがり、オンナを売り物にしてしか生きていけない母。そんな母親と暮らしているロゼッタは、プライドが高く自尊心が強い。オンナだからって社会に舐められたくないけれど、そうせざるをえない現実。生きるっ>>続きを読む

カルメンという名の女(1983年製作の映画)

4.0

この映画、本当はイザベル・アジャーニがカルメン役をやる予定だったけど、ゴダールと意見が行き違って途中で降板したんだって〜

序盤からバイオリンの音色がとても綺麗で魅力的だった。時々、セリフがミュートさ
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サウナのあるところ(2010年製作の映画)

3.5

まず面白い情報を。
サウナの本場フィンランドでは約550万人の人口に対して約300万ものサウナがあるんだとか。サウナ大国や。
シャイで寡黙なフィンランド人も、サウナでは身も心も裸になって語り合えるんだ
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愛が微笑む時(1993年製作の映画)

3.4

ちょっと面白いwwwww

大人になったトーマス!!!!ロバート・ダウニーJr !!!かっけえ!!!夫にくれ!結婚したい!!!!デス!!
あと、飛行機の整備シーン?飛行機好きなので、興奮しました!もっ
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.2

アメリカらしいファンタジー映画。

ほーーん89sの映画か。これ現代でこのストーリーだったら絶対無理。昔の映画だから許されるって感じ。
なんだろーなー。
私が妻だったら「声が聞こえる!」とか言われても
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リアム16歳、はじめての学校(2017年製作の映画)

4.1

欧米では珍しくないホームスクーリングをテーマに親子愛を描いている。

いやあ。。。。お母さんズレてるよ。。。。。と引いてしまうシーンもしばしば。
でもなかなか好きだったな〜。あんまし期待して観なかった
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スクールズ・アウト(2018年製作の映画)

2.5

MyFFF 2020 作品。
フランス語圏の若手クリエイターたちが手がけた映画をもっともっと知りたくて、myfffの作品を昨日からよく観るようになりました。(応援したい気持ちもあります)

ディストピ
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.4

ロシア映画ってこんなユニークで可愛いと思わなかった〜〜!
トンボメガネやベレー帽などの本人が身につけているものはもちろんですが、インテリアも東欧らしいデザインで温かみがある!
田舎暮らしは、時間に縛ら
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.3

なんだろ、SMとかDVと同じ匂いがした。
代わりの存在を探しているトムの前に現れた、死んでしまった恋人に似た声や匂いを持つお兄さんは傲慢で暴力的。…その時点で無理。。。。。

フランシスの態度はとても
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私たちの青春時代/思春期 彼女たちの選択(2019年製作の映画)

4.0

あ、これも MyFFF で紹介されてた作品や。
10代少女2人の5年間を追ったドキュメンタリー。
最初は一人の男の子を追う予定だったけど、構想が変わって二人の女の子になったんだとか。

フランスでは、
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