HonobitakiPJさんの映画レビュー・感想・評価

HonobitakiPJ

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

一度目に見たときは、眞人が夏子を救うため、後ろを省みず『突き進む強さ』が心に残った。見た後は宮崎監督の頭の中の異次元に入り込んだような、平衡感覚を失ったような余韻がすごかったが、その余韻が何かを言葉で>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

倍賞千恵子さんの素晴らしい演技に支えられ、最後まで見ることが出来た。(途中で何度もハウルのソフィーを連想したけれど)

うーーん、、、

人生の葛藤や、終焉に何を思うかなどのドラマが『孤独』『あきらめ
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ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

パパの無敵アクションと、娘ちゃんの素晴らしい泣き演技と危機回避の大活躍などなど、見応えはあった!

でもさ、『アイツ』が黒幕だったからとは言え、あまりにもホワイトハウスの陥落があっけなくない??
ほぼ
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最初は、被告人が黙秘しているとはいえヒントがあまりにも少ない展開に戸惑った。

彼が何かの理由で殺人をやり遂げたことは間違いない。なのに、彼には語らせないのだ。

案内人は新人弁護士のカスパー。
しか
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

何であんなくだらない男(ジャスパー)と縁が切れんかねぇ、、、まったくさぁ、、、。
と、未練タラタラの恋愛ものかと思いきや、意外にも、飾らない人物の描き方に共感して、応援しながら見れた。

なんと言って
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後の父親との会話のセリフ、良かったなぁ!
お父さんが娘を愛してる気持ちが溢れてました。

時代のせいとはいえ、玉の輿作戦隊長のお母さんのインパクト強すぎだったところに、言葉少ないながらも娘たちのこと
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

アリーとノアのひたむきな愛の物語。
しかも、とってもお似合いで息もピッタリ。

彼を選んだ後の、子供たちとの生活も見たかったなぁ。
『彼女が戻ってくる』瞬間のために、愛を与え続けられるのって、すごいよ
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

往年のワイスピファンとしては、久しぶりに見たワイスピの世界観に圧倒された。カーアクションはド凄いけど、車への愛はなし。ワイスピシリーズとはいえ、こっちも新感覚で見ないとダメなのね。

あと、トムのいう
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかく!!!
お願いですから、美しいプラハをメチャクチャにしないでぇぇぇ😭😭 
と叫ばずにはいられなかった、、、、
後片付けはちゃんとして、全て元通りにくれましたよね??と、強く念を押したい。(当た
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

チャーリーの後ろ姿に、彼の抱える闇とアンバランスな精神を感じた。演じたエディ・レッドメイン、さすが!

また、人を公平に扱い差別しないエイミーに対する『役に立ちたい』というチャーリーの気持ちは、本来の
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時の面影(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

儚い人間の命が悠久な時間の中の一部であることを静かに語っていく物語。
歴史から忘れ去られてしまった過去の人々と、地道な発掘作業を通じて繋がっていくことで自分達のルーツを感じ、長い時間の流れを実感する映
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ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

法律に仕込まれている(守られている)マネーゲームの成れの果て(脱税)が、世界規模で行われてて政治もその中のパーツである事に、みんなちゃんと気づくべきじゃね?っていうメッセージなんだろうな。
出演する俳
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

数ヶ月前に見た映画だけど、認知症がもたらす錯誤の世界と、周りで起こっていることを理解できない認知症本人が感じているであろう『苛立ちの感触』のインパクトは簡単には消えない。
しかし、アンソニー・ホプキン
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ポンペイ(2014年製作の映画)

3.0

ポンペイにはずっと行きたくて、、でもなかなか行けなくて、、そしたら上野にポンペイ展がやってきた!のに、でも、遠方なのでオミクロンでいけず、オーマイガー😭
なので、ちょっと見てみた。
最近のポンペイ発掘
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

タブーとは、ある意味、無関心であることと背中合わせなのかと思い知らされた。
自分の身に起こるまで、その痛みが分からない事はあるが、それは、想像力の欠如(ある意味思考停止)だとも感じた。
馴染みのない都
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.5

『スポットライト』を見てすぐに、予備知識もなく偶然『2人のローマ教皇』を見たので、あれ?同じ時代の話⁉︎ と驚きながら鑑賞した。マスコミ(スポットライト)とバチカン(2人のローマ教皇)の両面から同じ時>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

4.0

大義があれば、どんな不都合も何とでもなる世界が本当にある。
大切なのは世界で覇権を握ること。
真実はどうであれ、もっともらしい説明があれば事足りるんだから、、、。
監視される恐怖よりも、どうにでも仕立
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

『特別な扱いは求めません 男性の皆さん、私たちを踏みつけるその足をどけて下さい』と最高裁の弁論で強烈なまでに真実を突いた言葉を引用したギンズバーグ氏。
女性の受ける差別に(少なくからず)心当たりのある
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フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)

3.8

フジコヘミングさんの半生を、ご本人の絵日記と共に辿るドキュメンタリー。
特に、戦時中の生き辛さは、相当なものであったと心が痛む。
決して思い望んだ通りの道のりではなかったにせよ、色々な葛藤やハンディが
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

キツネ目の男と騒がれた当時の記憶を辿りながら見たけれど、えぇ??? と意外すぎる展開に目が離せなくなりました。
未解決事件を題材にしたフィクションとはいうものの、やけにリアルな筋書きに加え『社会』の複
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.5

最後までそれぞれが敵か味方か怪しいし、敵国で憎いけど心が通じ合っちゃってる感のある、相反する状況の中で、最後はどうなるの?とワクワクしながら楽しめる。
旧東ドイツでのありえないカーチェイスと、イリヤの
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プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(2016年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

三角関係と陰謀を背景に、モーツァルトが新作オペラを作曲する物語、、、。うーん、でも心に残るのは、美しいプラハの夜の石畳と劇場シーンぐらい、、、。
創作されたストーリーとはいえ、親がノリノリの名家への嫁
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

4.5

飛行機の中の小さなスクリーンて見たのにも関わらず、アナ雪の世界はとっても美しくキラキラ輝いて、凄いスケールで迫ってきた。
自分を信じて愛してくれる人が1人いるだけで、自分を悲観せずに、自分を認められる
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

白人と黒人が同じホテルやレストランを利用できない時代に唖然としつつ、黒人の奏でる芸術は受け入れても黒人という事実は受け入れない当時の心理の理解に苦しむ一方で、一見荒くれ者に見えるが損得だけでは動かない>>続きを読む

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

4.8

悲惨でセンセーショナルな題材ながら、悪の凡庸さを主張した信念に感動する。自分の頭で考え、自分が感じた違和感を失ってはいけないことを再確認させてくれた。
罪の大きさは違えども、他人事ではない。いや、同じ
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.5

類稀な頭脳と努力で、自分の未来を切り拓いた人。そして、最大の理解者は旦那さま。あの時代に、働く女性をあそこまで支えられる人って、そうそういない気がする。(未だに身近でそんな旦那さん見たことない、、、)>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

NASAを支えた計算者たちと、当時の黒人差別、そしてその後のキャサリンの功績がこの映画を通じて皆に知られるようになったことが素晴らしい。この映画を見なければ、私は『隠れた存在』のことを知ることは無かっ>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

4.5

ハラハラなストリートレースの際のブライアンのニヤけた表情と、ブライアンとミアの会話や、ドミニクとの関係(何故か、ツナサンドのセリフが印象的)に引き込まれる。しかも、何と言っても音楽が最高!ラップは普段>>続きを読む

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.5

絵画を取り戻すための裁判で、弁護士ランディが自分のルーツを取り戻していく過程に大きく心が揺さぶられる。刻一刻と戦争に向かって行く様子もリアルで引き込まれる。権力を持った者が我が物顔で支配していく姿や、>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

ハテナが沢山なのに夢中で見てしまう。見た後は頭の整理がいるが、整理しても辻褄が合っているのかがわからない、、、。でも、圧倒されて、見たもの同士の会話が弾む。オモシロイ!

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

歴史的な街並みを歩くと、昔の人と繋がっているような気になるが、会話までは分からない。だから、映画の中で交わされている会話がやけにリアルで面白かった。生きる時代は違っても、混沌とした世の中で新しいものを>>続きを読む

Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業(2021年製作の映画)

3.5

全てを鵜呑みには出来ないが、都合の悪いことは報道されない事に気づかされる。日本での撮影内容には少し違和感を感じるが、ドキュメンタリーとして訴えたいことは理解できた。

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2013年製作の映画)

4.5

演奏シーンの余韻がスゴい。ストーリーの流れはともかく、当時のパガニーニの演奏に熱狂した人々の興奮を味わえた。(デイビッドギャレットだったから、だとしても、、、)