じゃまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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出来ごころ(1933年製作の映画)

3.7

小津監督のサイレント映画の人情喜劇。
子持ちで男やもめの中年男坂本武と現代でも通用するようなイケメン大日方傳のコンビが絶妙なバランスで、子どもとの絡みも面白い。

何故彼女等はそうなったか(1956年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

不良少女の更生施設の話だが少女達はわりと素直で、彼女等を不幸な境遇に追いやった親たちや世間の偏見に問題がある事が読み取れる。

夏みかん食べたり石垣から飛び降りたりする娘が謎だったけど、妊娠してたから
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メカゴジラの逆襲(1975年製作の映画)

3.0

宇宙人と手を組んだ狂った学者、サイボーグ化された娘と主人公とのロマンスなど人間ドラマが多めだが、キャスティングが地味だし平田昭彦は老けすぎ。

学生ロマンス 若き日(1929年製作の映画)

3.0

ストーリーはともかく、昭和4年に赤倉にスキー旅行に行く大学生達の様子が興味深い。スキーウェアがセーラー服で寒くないのだろうか。

昔の日本人は真面目なイメージだったが、主役の学生とヒロインはちゃっかり
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百万両五十三次(1959年製作の映画)

4.0

タイトルは百万両だが運ぶ御用金は3万両で、大河内傳次郎主演の『三万両五十三次』と同じ話。

大友柳太朗の明るいキャラが全開で、大いに楽しめた。

マネー・ピット(1986年製作の映画)

3.2

想像以上にドタバタで、奥さんがアライグマに抱きつかれて大騒ぎする中、階段が派手にぶっ壊れるシーンは思わず笑った。

豹(ジャガー)は走った(1970年製作の映画)

3.2

今回の加山雄三は密命を帯びた警察官なので、『狙撃』『弾痕』よりは役柄がしっくり来る。昔、『大追跡』という刑事ドラマがあったのを思い出した。

田宮二郎はライフルを持った殺し屋が似合い過ぎるけど、後の出
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花の兄弟(1961年製作の映画)

3.9

ニヒルな雷蔵よりもコメディ時代劇の雷蔵が好みなので、とっても楽しかった。
歌うのは橋幸夫だけかと思ったら、雷蔵と森川信もスーダラ節歌いながらチャンバラ。

東京画(1985年製作の映画)

3.5

笠智衆と小津組のカメラマン厚田雄春さんのインタビューは興味深かったが、パチンコ屋やタケノコ族の映像は長くて退屈。

旗本やくざ 五人のあばれ者(1963年製作の映画)

3.4

千恵蔵御大は健在だが、悪役と女優陣は東映時代劇では見慣れない顔ぶれ(山形勲は善人役)で、時代の流れを感じる。

冨士真奈美が若くて可愛らしい。

にっぽんGメン 第二話 難船崎の血闘(1950年製作の映画)

3.4

右太衛門が現代劇に出演している作品を観たのは初めてかも。

チャンバラ禁止時代の作品。千恵蔵、右太衛門の両御大がW主演の現代劇で、東映時代劇でお馴染みの役者さんも多数出演。

右太衛門は海上保安官で千
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美空ひばりの花笠道中(1962年製作の映画)

3.0

美空ひばりの歌と芝居(男女2役)とチャンバラを楽しむ映画だが、里見浩太朗が相手役のときはデュエットもありミュージカル風。

幽閉されていたのは赤影さん?

おけさ唄えば(1961年製作の映画)

3.3

股旅ものはあまり好みではないけど、この作品はコミカルで楽しい。お人好しなのに悪人になりたい雷蔵のキャラが良かった。

デビュー間もない橋幸夫が若くて股旅姿が良く似合う。

弾痕(1969年製作の映画)

2.8

加山雄三が前作の殺し屋から諜報機関工作員に昇格(?)したが、やっぱりハードボイルドは似合わないかな。

いろいろ盛り込まれて話がよく分からなかったが、謎の拷問部屋で涎を垂らしながら熱演する岸田森が強烈
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壮烈新選組 幕末の動乱(1960年製作の映画)

3.0

新撰組、勤王派のどちらにも肩入れしていない話の展開は良かったが、新撰組があまりにも高齢なのが気になる。

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.6

村の飢饉を救うため、独学で風力発電の装置を作ろうとする少年の姿は感動的だったが、村の窮状を大統領に訴えた族長が、側近達にボコボコに暴行されるシーンは衝撃的だった。

狙撃(1968年製作の映画)

3.4

まだ若大将だった頃の加山雄三が笑顔を封印して殺し屋を演じているが、ファンの贔屓目でみても微妙に似合わない気がした。

浅丘ルリ子は綺麗だけど、いきなり始まったニューギニア風の踊りは理解不能。

敵役の
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ひばり捕物帖・自雷也小判(1958年製作の映画)

3.0

ひばり捕物帖シリーズの2作目。

珍しく善玉で、盲目の按摩役の吉田義夫がいい味出してる。

江戸っ子繁昌記(1961年製作の映画)

3.9

落語の『芝浜』と『番長皿屋敷』を合わせた話らしいが脚本がよく出来ている。錦之助は魚屋勝五郎と旗本青山播磨の2役を演じていて、どちらも魅力たっぷり。
人情話と武士の不条理を描いた悲劇を融合した秀作。

勝利と敗北(1960年製作の映画)

3.2

喫茶店で川口浩の拳闘(ボクシングと言わない)の試合をテレビで観ていた若尾文子が、チャンネルを替えられて蕎麦屋や電気屋など、街を彷徨うシーンが面白かった。

警視庁物語 白昼魔(1957年製作の映画)

3.0

犯行は深夜だし白昼魔というタイトルは意味不明だったが、模写電送というFAXみたいな機械は興味深い。

ストレプトマイシンの箱が結核の犯人が出入りしている店の前のゴミ箱に捨てられているのには笑った。

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.5

心温まる良い話だけど、評価が良いので期待が大きすぎたのか、盛り上がりに欠けるような気がした。

個人的にはフラウトトラヴェルソの演奏が見られて嬉しい。

ギャング忠臣蔵(1963年製作の映画)

2.8

立花左近は出るのかなとか、佐久間良子は絵図面取ってくるのかなとか、どれだけ忠臣蔵のエピソードを入れてくるか楽しみにしていたのに、第一部だけで終了とは残念すぎる。

警視庁物語 追跡七十三時間(1956年製作の映画)

2.9

事件の捜査はあっさりしていたが、焼き鳥キャバレー(桃から踊り子が登場)とか屋台の焼そば屋(屋台で食べて30円)など、当時の風俗を楽しめるのは良かった。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.8

最後のカーチェイスは漫画みたいな展開だけど実写なのは凄い。豪華ミュージシャンの演奏シーンはもうちょっと観たかったかな。

刑事部屋(1956年製作の映画)

2.8

刑事部屋が畳敷きの部屋だったので驚いた。ルンペン刑事の三井弘次が良かった。

もぐら横丁(1953年製作の映画)

3.5

出産した妻の病院に産後半年も住み着いたり、乳飲児を置いて黙って出かけたり、その他の行動も現代の感覚ならモンスター級の傍迷惑な夫婦だと思うが、周りの人が親切でつくづく大らかな時代だったのだと感じた。

十兵衛暗殺剣(1964年製作の映画)

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近衛十四郎の柳生武芸帳シリーズの最終作なので観たが、残酷な大友先生を見るに堪えなくて途中で離脱。

小原庄助さん(1949年製作の映画)

4.0

随所に見られる独特のユーモアで、身上潰した話とは思えない程、ほのぼのとした味わいがある。

移動手段がロバというのが良かった。ひとりで家に帰れるし。


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愛のきずな(1969年製作の映画)

3.4

先が読めないサスペンス。園まりが藤田まことに惚れ込むのが信じられなくて、何か他にウラがあるのではと勘繰ってしまったが、最後は予想通り。

風と女と旅鴉(1958年製作の映画)

3.2

錦之助と三國連太郎は贔屓の役者さんだし、お二方の演技も良かったし、ノーメイクも気にならなかったけど、話が好みではなかった。

消された刑事(1958年製作の映画)

3.2

クライマックスで思いがけず藤巻潤(藤巻公義)が登場して、テンション上がった。

冒頭に後楽園球場界隈の長閑な様子を見られたのも良かった。

獄門島(1949年製作の映画)

3.0

キャストの皆さん若くて、頭おかしい娘役の千石規子が可愛い。
市川崑の作品を観たので犯人はすぐ分かったが、最後にあの人が出て来るのは意外だった。
俳句にまつわる殺害方法やトリックが全く描かれていないのは
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柳生武芸帳 片目の忍者(1963年製作の映画)

3.0

時代劇というより戦争映画のようで、最後は皆爆発でぼろぼろになって無惨な姿になるが、東千代之介だけは美しさを保っていて悪役に見えなかった。

上海バンスキング(1984年製作の映画)

3.4

松坂慶子が絶頂期で美しく当時ファンだったけど、この作品に関しては、昭和初期の歌手にしてはお上品な歌い方で役のイメージに合わない気がした。
志穂美悦子の中国娘も似合うとは思えないが、冒頭のアクションは良
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ザ・タイガース ハーイ!ロンドン(1969年製作の映画)

2.7

トッポが岸部シローに代わっていて、ジュリー以外はアイドルには見えないし、知っている曲も無かったし、ロンドンに行くのが遅すぎる。