じゃまるさんの映画レビュー・感想・評価

じゃまる

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日本の青春(1968年製作の映画)

3.6

三島雅夫のとぼけたナレーションで、冴えない中年男ののんびりした話かと思いきや、極悪人佐藤慶の登場で一気に緊張感が高まる展開に。

防衛大に勧誘しただけで何も悪いことをしていないのに、悪人オーラを放つス
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天河伝説殺人事件(1991年製作の映画)

3.0

浅見光彦シリーズは明るいイメージだと思っていたのに、この映画は金田一シリーズみたいで暗かった。
光彦が刑事局長の弟だとバレるシーンも唐突だし、母親やお手伝いさんも登場せず、コミカル要素が少ない。

金田一耕助の冒険(1979年製作の映画)

1.5

パロディの元ネタは大体分かる世代だが、全く笑えない。

横溝正史が「こんな映画にだけは出たくなかった」と言うシーンだけは面白かった。

女の座(1962年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

デコちゃんが草笛光子にひっぱたかれた後、さらに信じ難い不幸に見舞われる怒涛の展開に息を呑んだが、最後は笠智衆のおかげでほっこり。

妖星ゴラス(1962年製作の映画)

3.2

トドラみたいな怪獣が突然現れて学者が戦闘機で退治するシーンは全く以って意味不明だが、後に怪獣はウルトラQで、戦闘機はウルトラマンのビートル機で使い回されてる気がする。

浮雲(1955年製作の映画)

3.5

主演の二人は贔屓の役者さんだし、戦中戦後の社会状況や女性の立場などが丁寧に描かれていて評価が高いのも理解できるが、観ていて気分の良い作品ではない。

江戸っ子祭(1958年製作の映画)

3.6

50歳の長谷川一夫演じる一心太助ってどうなの?と思って観たが、おっさんでも違和感がないシナリオで楽しめた。竹千代の川口浩と八百屋の娘の野添ひとみが初々しくてとても良かった。

乱れ雲(1967年製作の映画)

4.0

交通事故の加害者と被害者の妻の禁断の恋の物語。深刻な話の中でも時折見せる加山雄三の笑顔は若大将に見えてしまうが、それはそれで良い。司葉子は美しさの絶頂期で、難しい役どころを好演。

武満徹の音楽と昭和
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配達されない三通の手紙(1979年製作の映画)

3.0

キャストは豪華だけど話はイマイチ。

片岡孝夫があのような手紙を書くとは思えなかったし、他にもツッコミ所があり過ぎてミステリーとして楽しめない。

拝啓総理大臣様(1964年製作の映画)

2.8

コメディとして面白味に欠けるのに加え、今となっては不適切な表現が多すぎて尚更笑えない。テレビで放送して大丈夫なのか心配になるレベル。

続・拝啓天皇陛下様(1964年製作の映画)

3.2

前作の続編という訳ではなく別の話。

戦場で軍用犬の部隊にいた渥美清が、相棒の犬の元の飼い主、久我美子に思いを寄せる前半は微笑ましい展開だったが、後半は宮城まり子の境遇が悲惨過ぎて観ていて辛かった。

美わしき歳月(1955年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

キャバレーで働くちょい悪ドラマーで、墓参りに行っては、「はい、さいザンス♪」とか、謎の歌を歌う佐田啓二のキャラが斬新。

意外にも最後まで善人だった小沢栄太郎と、江戸っ子おばあちゃんの老いらくの恋が微
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次郎長社長と石松社員 安来ぶし道中(1963年製作の映画)

3.0

シリーズ最終作。次郎長社長の会社は下着会社のシミロンから旅行会社に変わり、サラリーマン喜劇というより山陰地方の観光PR映画のよう。
石松の彼女の佐久間良子もいなかった事になっているのも淋しい。

次郎長社長と石松社員 威風堂々(1962年製作の映画)

3.2

エノケン、左卜全、浪花千恵子ら、脇を固める喜劇人が豪華。中でも浪花千恵子の存在感が抜群。

佐久間良子だけが謝るのは理解できないし、タイトルの『威風堂々』の意味も分からなかった。

母の初恋(1954年製作の映画)

3.4

釣りバカのスーさんの奥さんやおばあちゃん役のイメージが強かった丹阿弥谷津子が、乙女チックな出で立ちで登場したのには驚いた。

小泉博がいい人すぎて気の毒。

婚期(1961年製作の映画)

3.5

昔の女性は今よりお淑やかなのかと思っていたが、口汚く嫁いびりをする小姑や、取っ組み合いの喧嘩をする愛人達の振る舞いに唖然とした。
そんな中で、婆やの北林谷栄が独特の存在感で雰囲気を和らげているのが面白
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石松社員は男でござる(1961年製作の映画)

3.3

次郎長社長の娘(小林千登勢)が始めたオシメの洗濯代行業・スクスク社を、石松社員や同僚の千葉真一(若くて細い)らが盛り立てる話。サラリーマン喜劇というよりは青春映画。

団地のベランダにずらりとオシメが
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進藤の社長シリーズ 次郎長社長よさこい道中(1961年製作の映画)

3.2

次郎長社長と石松社員よりも、フランス帰りのデザイナー、三木のり平のコメディ演技ばかりが印象に残る。

終盤のよさこい祭りのシーンは壮観で人々の熱気を感じるが、長すぎて観光PR映画のようだった。

俺ら東京さ行ぐだ(1985年製作の映画)

3.2

青森行きのブルートレイン、緑の山手線、タケノコ族や、転職を『とらばーゆ』と言ってしまう事など、1980年代の日常が懐かしい。タクシー運転手として吉幾三が登場するシーンが一番笑えた。

『東京物語』のリ
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紫右京之介 逆一文字斬り(1964年製作の映画)

3.0

東映チャンネルで『右京之介巡察記』を無料放送していたが、続編の本作は放送されないのでU-NEXTで鑑賞。

大老の悪が暴かれ、内田良平との勝負も決着がついてスッキリしたが、大川橋蔵の顔が弛んできたのが
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右京之介巡察記(1963年製作の映画)

2.8

大川橋蔵が父と息子の二役を演じているが、年齢的に脂ぎった髭面の父親役の方が似合っている。奉公人の大坂志郎に「若」と呼ばれる息子役には違和感があった。

タイトルと内容が違うし、敵討ちも中途半端。

あなた買います(1956年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

本人の希望の球団と契約したのは良い事だと思うが、ラストに至るまで大木実の心情(大阪ソックスを選んだ理由や恩人と言われた伊藤雄之助への思いなど)が描かれておらず、唐突な結末でスッキリしない。

伊藤雄之
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進藤の社長シリーズ 続次郎長社長と石松社員(1961年製作の映画)

3.2

前作より次郎長社長の出番が多くなったのは良かったが、ドモ安がモデルと思われる敵役の上田吉二郎は、いくらなんでも吃りすぎ。

進藤の社長シリーズ 次郎長社長と石松社員(1961年製作の映画)

3.4

火山で始まるニュー東映。

石松社員メインの前半はやや退屈だったが、次郎長社長と絡んでくる後半は俄然面白くなった。進藤英太郎は悪役よりコメディの方が似合うと思う。

プーサン(1953年製作の映画)

3.6

当時の社会情勢について知識が乏しいので、社会風刺についてはよく理解できなかったが、警官の小林桂樹が勤務する交番に、「〇〇殺しました」と言って次々に人が来るシーンは、時代に関係なく面白かった。

八千草
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スチャラカ社員(1966年製作の映画)

2.5

関西の笑いのノリについていけなかった。まだあどけなさの残る藤岡弘を見られたのは良かったけど。

万年太郎と姐御社員(1961年製作の映画)

3.4

火山で始まるニュー東映。太郎シリーズ4作目にして最終作。

北海道に転勤してきてもモテモテの健さんだが、ヒロインは姐御タイプではないし、山東昭子は謎のアイヌ娘で前作以上に影が薄い。楠トシエがいないのも
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天下の快男児 旋風太郎(1961年製作の映画)

3.5

太郎シリーズ3作目。今回は海運会社を乗っ取りから守る役回りで、相変わらず女性にモテモテ。船上でギターを弾きながら歌も披露し、不器用なイメージとかけ離れているのが楽しい。

前作まで本命彼女だった山東昭
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天下の快男児 突進太郎(1960年製作の映画)

3.6

高橋とよの下着姿や、岡田眞澄のマヌケな悪役、布が縮む薬で水着ショーが大混乱など、ほとんど漫画。
割り切って観れば面白いかも。

漂流死体(1959年製作の映画)

3.0

三國連太郎、高倉健、警視庁物語のメンバーが出演しているので期待したが、イマイチ盛り上がりに欠ける。
音楽だけは良かったけど。

サラリーマン目白三平 亭主のためいきの巻(1960年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

職場の飲み会で酔っ払ってソーラン節を歌う同僚を見て、「みんなはこれで楽しいのか、俺にはどうにも分からない」と呟く目白三平に激しく同意。

前半は妻がガミガミ怒って怖かったが、次男と養老院のお婆さんのエ
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天下の快男児 万年太郎(1960年製作の映画)

3.5

参事室の窓際トリオ(伊藤雄之助、加藤嘉、花澤徳衛)が素晴らしい。

健さんも任侠や不器用なキャラより好感が持てる。TVドラマでは凄みのある悪役だった今井健二が気弱な後輩を演じているのも面白い。

暁の追跡(1950年製作の映画)

3.2

終戦間もない頃の新橋駅前、月島、鎌倉での海水浴など、当時の街の様子や風俗を窺い知ることができたのは面白かったが、音声が聞き取れず話が理解できない部分もあったのは残念。

伊藤雄之助が拳銃を暴発させたと
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野良犬(1949年製作の映画)

3.5

志村喬はベテラン刑事でいい味を出していたが、三船敏郎はバスで拳銃をスられるという設定がマヌケだし、力が入り過ぎているように見える。

淡路恵子と千秋実が若すぎて、しばらく気が付かなかった。

川上哲治
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續姿三四郎(1945年製作の映画)

2.6

柔道家なのに対戦相手がボクシングや空手だったり、敵役の兄弟の弟の風貌が座敷わらしみたいでほとんど漫画のような話。

森雅之目当てで観てみたけど、髭面でよく分からなかった。

姿三四郎(1943年製作の映画)

3.2

姿三四郎より、柔道家なのに悪魔くんのメフィストみたいな出立ちで登場する月形龍之介が印象深い。