三匹の忠臣蔵さんの映画レビュー・感想・評価

三匹の忠臣蔵

三匹の忠臣蔵

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幸福の国(2018年製作の映画)

4.0

自殺しようとして生き残ったミンスと、彼の代わりに犠牲になったジヌの母親、それぞれの葛藤を通じて、最小限の情報で妬みや嫉妬、悲しみと絶望からの赦しはあるのかを描いた、ハードで暗くて重たい映画。
当たり外
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最後の晩餐(2003年製作の映画)

1.0

自分の手術で妻を医療事故で亡くした医師ペク・セジュ(キム・ボソン)。
ブランド志向で借金まみれなのに、肝移植をしないと命がもたないイ・ジェリム(チョ・ユニ)。
出入りでドジをかまして組から追われてるホ
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アザー・ファイナル(2002年製作の映画)

3.6

2002年FIFAワールドカップの決勝戦が行われたのと同じ日に、FIFA公認の国際Aマッチ、ブータンvsモントセラトの最下位決定戦を描いた実話に基づくドキュメンタリー作品。

発端は欧州予選を敗退した
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レッドカーペット(2014年製作の映画)

3.8

アダルト映画を撮っていた監督が仲間たちと忘れていた、撮りたかった映画にチャレンジするロマンティック・コメディ。
これは何度見ても面白い、つかみのフライパンのシーンが作品全体のトーンを決めていると思う。
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U・ボート オペレーション・シーウルフ(2022年製作の映画)

3.0

U・ボートといえば第二次大戦、ドイツ軍の最終兵器V-1の話なのでストーリーの結末は分かるので深堀りや見せ方に注目して見た。
映画としては悪くないと思うけど、いかんせん淡々と話しが進んで、期待していた戦
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レッド・コーナー 北京のふたり(1997年製作の映画)

3.0

中国に出張中のジャック(リチャード・ギア)が、簡単にハニートラップに引っかかってしまい中国人の弁護士に助けてもらうという、外国に行くときは、その国の制度を理解し、軽はずみな行動は慎みましょう、という映>>続きを読む

子猫をお願い(2001年製作の映画)

3.8

高校の仲良し5人組が社会に出て、揉まれながらも成長する姿を描いた、乙女たちの青春グラフティー。
私は男だけどわかる、高校を出て社会に馴染めないから昔を思い出したらい引きこもったり。でも社会になじまない
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異端の鳥(2019年製作の映画)

2.0

「忘れるな、目には目を歯に歯」というセリフが印象的で今のガザを重ねてしまった。
第二次大戦下にユダヤ人だけがひどい経験をしたわけではない。
彼らだけが悲劇の主人公で何をやっても許されるのかな。
映画も
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駅 STATION(1981年製作の映画)

3.8

運と巡り合わせが悪い男と女の物語。
倍賞千恵子が営む小料理屋のテレビから流れる曲のチョイスが良い。
やっぱり八代亜紀の歌はいいな。

ラストブギーナイト(2022年製作の映画)

3.0

北朝鮮がソウルへの核攻撃を宣言した夜に、人生の最後をどう過ごすかをあまり真剣に考えることができない、小市民の”心の規模”を描いた作品。
人間「いざというときに人はどうするのか?」という問いに対し、特別
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

-

全編ワンカット、撮影も演技も失敗しらすべてやり直し。
ストーリーより撮り方が気になる、立つ位置タイミングが合わなかってもすべてやり直しやもんな。
カメラは遠隔でF値で風景を演出しCGで整える、
緻密な
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記憶の戦争(2018年製作の映画)

4.0

ベトTナム戦争中に韓国軍が起こした民間人虐殺をテーマにしたドキュメンタリーで、韓国がベトナム戦争で犯した「加害の歴史」に、被害者の個人的な証言を通して向き合おうとする作品。

韓国の元軍人が言っていた
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

2.8

ブルース・リーまではちゃんと見てたけど、ブラピがなんかチンケに見えてその後はながら見になった。
マックイーンとは似ても似つかねなんとやら。

無頼漢 渇いた罪(2015年製作の映画)

3.8

殺人犯を追う刑事と殺人犯の女がお互いを引き寄せあうことで、チョン・ドヨンはやっぱりすごいということをキム・ナムギルが教えてくれる、静かで重い恋物語。

人を殺して逃亡したパク・チュンギル(パク・ソンウ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.0

内容は特にない、言ってみれば前作の焼き直し。
ウリは爆音と迫力ある映像なので、VODに対抗して作った映画館向きな作品。
使われている爆音は映画「ようこそ映画音響の世界へ」で語られてるので、そちらもおす
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復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

3.8

復讐したけど誰も救われない、ただ人が死んだだけという韓国ノワール。
原題は「復讐は私のもの」で、本作の前作が「JSA」で後作が「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督作品。
ペ・ドゥナがとにかく可愛い
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幸せのちから(2006年製作の映画)

3.0

幸せのちからの源は子ども。
数少ない父と子の物語。
クリスがギリギリすぎて、自分と重なった。
音楽は良かったし、ひねりのないストーリーも悪くないと思う。
でも華がないな、そこがもったいない。

怪談(1965年製作の映画)

-

黒髪、雪女、耳無芳一の話、茶碗の中の怪談4本詰め合わせ。
入りは上品な妖怪百物語といったところでだがセットは細部まで凝っている。この頃の日本映画のレベルの高さが分かる。
この4作の中なら雪女と耳無芳一
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頭の中へ…。(2023年製作の映画)

3.6

映画を作る人々が、映画そのものの中に入り込み、そこでまた新たな物語が生まれていく、見方によってはエンドレスに続く脚本物語といったところかな。
消えそうで消えないラストが印象的で、あれは人の頭の中を表現
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小説吉田学校(1983年製作の映画)

3.6

懐かしく見た。
映画は前編と後編に分かれていて、前編は戦後日本の国造り、後編は政治闘争でいいのかな。
吉田茂が安保条約と自衛隊を作り、今の日本の骨格を作った。
その後、「吉田ドクトリン」と呼ばれる軽武
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香華 前後篇(1964年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

第一部 吾亦紅の章
須永家の一人娘・郁代(乙羽信子)は、田沢家の一人息子と結婚したが夫を亡くし、3歳の朋子(岡田茉莉子)を母・須永つな(田中絹代)に預けて高坂敬助(北村和夫)の後妻となる。
再婚を考え
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私にも妻がいたらいいのに(2001年製作の映画)

3.8

結婚願望の強いのに天涯孤独のような人生を歩んできたキム・ボンス(ソル・ギョング)に、突然春が来る。
自分にじわじわ迫ってくるチョン・ウォンジュ(チョン・ドヨン)に、ボンスはいまいち理解が追いつかず、ど
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俺たちフィギュアスケーター(2007年製作の映画)

-

才能と不運が交錯する二人の男性スケーターが男性ペアとして世界に挑むという、ハチャメチャなコメディ。

才能を見出され、大富豪に養子として引き取られ、希望を背負い英才教育で育ったジミー・マッケンロイ。
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血も涙もなく(2002年製作の映画)

3.8

今の境遇から抜け出そうと共闘する女二人のハードボイルドなアクション映画。
スジン(チョン・ドヨン)は、元ボクサーのトクプル(チョン・ジェヨン)に殴られながらも一緒に暮らす、場末で歌う歌手。
出会い頭の
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我が心のオルガン(1999年製作の映画)

3.8

1960年代の田舎の小学校に赴任した独身先生カン・スハ(イ・ビョンホン)と、彼に恋してしまう17歳の小学生ユン・ホンヨン(チョン・ドヨン)との愛を描いたラブストーリー、というにはあまりにも切なくほろ苦>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

2.0

ホラー映画を作りたかった、ただそれだけの作品。
当時は演技派と言われていた俳優さんが多くでているが、ラスト30分がやりたかったんやろうな。
それまでは、本来なら前提の設定のはずが、特になくとも困らない
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Tarot(英題)(2024年製作の映画)

3.0

タロット、七章の物語。
タロットカードの呪いをテーマにしたオムニバスドラマ。
各エピソードは独立しているが、他のエピソードを繋ぐようなシーンもある。
全体的に浅い感じもするけど謎めいた雰囲気で統一され
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対外秘(2022年製作の映画)

3.6

金、権力、名誉と欲望のためにしのぎを削る男三人の姿を描いた政治サスペンス。
1992年3月のプサン。
チョン・ヘウン(チョ・ジヌン)は、今回の選挙で当選を確信したが、ここ一番で政界の実力者クォン・スン
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市民捜査官ドッキ(2024年製作の映画)

3.8

誰もやってくれんから自分でやるしかない。
名もなき市民がボイス詐欺集団を追撃した、リアルサスペンス。
日本でも話題になったルフィー等による詐欺集団を題材にしていて、実話ベースの韓国映画にハズレ無し。
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シングル・イン・ソウル(2023年製作の映画)

3.4

出版社に勤めるズボラなお一人様チュ・ヒョンジン(イム・スジョン)が、「シングルライフと観光」をテーマにしたエッセイの出版企画を担当することになり、カリスマ塾講師のパク・ヨンホ(イ・ドンウク)に執筆を依>>続きを読む

THE SIN 罪(2024年製作の映画)

2.6

『イカゲーム』と『The Witch 魔女』を足して二で割ってゾンビをかけたような映画。
本筋がわかりにくかったし、無駄に人が死にすぎ。しかも、その死に意味がないサスペンス・ホラーといったところかな。
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#彼女が死んだ(2024年製作の映画)

3.8

ネット界隈の虚飾を舞台に、サクラと仕込み、承認欲求に対する妬みと覗き見を描いたサスペンス・スリラー。
ネットのバズりや炎上、仕込みやサクラといった要素とスリラーの要素コミコミの巧みな脚本が見どころで、
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マイ・スイート・ハニー(2022年製作の映画)

3.8

消極的男チャ・チホ(ユ・ヘジン)と積極的女イ・イリョン(キム・ヒソン)による陰陽が逆転したアラフォー男女の恋愛を描いた、気軽に笑えてほっこりするロマンティック・コメディ。
原題『달짝지근해(甘くとろけ
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誘拐(1997年製作の映画)

3.2

日本映画衰退の原因がよく分かる作品。
渡哲也と永瀬正敏の会話を聞いていると、日本俳優の課題が浮かび上がる。
渡哲也は小声でもしっかりと聞き取れるが、永瀬正敏は何を言っているのか聞きづらく、発声練習など
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.6

発達障害を持つ天才会計士が、裏の顔を持つという予想の上をいくサスペンス・アクション。
幼少期に発達障害の兆候を見せながらも、父親の厳しい訓練と弟との絆の中で育ったクリスチャン。
現在は、表向きは会計士
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殺し屋-THE ASSASSIN-(2023年製作の映画)

3.0

朝鮮最強の刺客が陰謀に巻き込まれ、世話になった子どもの死をきっかけに復讐を果たす王道時代劇。
心臓を患うイナン(シン・ヒョンジュン)は薬草「麻黄」を求めて山賊ペッカ(キム・ジェヨン)が支配する長林山へ
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