大筋の流れは理解できるけど、ところどころのセリフが哲学的で頭が追いつかなかった箇所もあった。
でもカメラワークが独特で飽きなかった。節々のジャズがバックで流れるのも聴き心地良かった。喋ってる途中で急>>続きを読む
1人とはいえ警官に追われてるのに、車を停めて降りてくる犯人3人の意図が分からなかった。
「そこまで頭の良くない犯人だから」が理由なら、なぜそのような人物たちに所轄、本庁、特殊隊?の何百人もの警察官たち>>続きを読む
序盤で現実と非現実が交互に入れ替わっていく時間がとても幸せだった。
今見ている世界が現実なのか、虚構なのか空想なのか、主人公も視聴者も分からない心地よい浮遊感がとても楽しく、見終わることが惜しいと久し>>続きを読む
久しぶりにずしんとくる映画だった。
やるせないな。思春期のあの閉鎖された学校空間での一つの地獄が描かれていた。
もう少し救いのある結末を望んだけど、今まさに同じような世界で苦しんでいる人からしてみ>>続きを読む
リバーフェニックスの繊細な演技が素晴らしく、切ない表情が胸に刺さる。
「ベートーヴェンでは踊れない」って言った直後にベートーヴェン「悲愴」第二楽章を弾くシーンが好き。
経験がない「4時間」「台湾映画」という要素で大分身構えたけど、そんなことは気にならなくなるぐらいぐいぐい惹き込まれた。
暗闇からバスケットボールが飛んでくる場面や、重要なシーンをあえて映さないかあっさ>>続きを読む
序盤に、占拠している学部長の部屋に入って見知らぬ人の隣に素知らぬ顔で座ったり、みんなで一つのジュースを回し飲みしたり、隣のコピー機がある部屋で誰かが性行為に及んでいたりするような、なんというか自由な無>>続きを読む
全体を通して、静的な状態から動的な状態に場面が切り替わっていくときの緩急が非常に上手かった。
後半特に思ったけど、カメラアングルが俯瞰や固定ではなく、主人公の後ろからそのまま1人の人間が撮っていくよう>>続きを読む
2人の百姓が欲をかいて危機的状況に陥る場面が何度もある。この作品を観たのは数週間前だけど、その描写が何かにつけて頭の中で思い起こされた。
何をするにしても、100%の利益を得ようとするんじゃなく、ほど>>続きを読む
あの時代の空気感とかノリが懐かしくなる。ダレることなく最後まで楽しめた。
向こう見ずだとも思うけど、後先考えず行動してみるのもきっと大事なんだろうな。
カッコ良すぎる男たち。冒頭の”Little Green Bag”が流れるシーンが強烈に印象に残った。
ラストももちろん良いんだけど、そのシーンがただただカッコ良い。
いい意味でとても分かりやすい映画だった。展開が単調とか先が読めるといった意味ではなくて、登場人物たちが今何を考え、どのような意図で行動しているのかが違和感なくすっと入ってくる。丁寧に作られてるなぁ、と>>続きを読む
冒頭のモノローグから引き込まれた。これは吉本ばななの文体に惹かれたのか、この映画自体の雰囲気に引き寄せられたのか分からないけど、最後まで飽きずにこの海辺の町のどこか鬱屈としていながら落ち着く静謐な物語>>続きを読む
逃避行のその先は?この先どうするの?とか考えてしまう時点で自分が「つまんない大人」側になってしまったってことかな。
こういう甘酸っぱい恋愛経験などないけど、とにかく学生時代のトラウマが掘り返されて楽>>続きを読む
「劇中の音楽を観客だけでなく主人公も聴いている」って設定が新鮮で面白かった。
抑圧された環境下で、それでも自らの信念を貫いた人たち、貫こうとした人たちの生き様が胸を打った。
「やり方は崩せない。君がつかんだことを私が確認する。君を正しい方向に導く。それだけだ。」
主人公を影から指南するディープスロートがとてもカッコよかった。
また、「真実を告白した」と相手に自覚させな>>続きを読む
冒頭、家の中で場面切り替えなしでフォーカスする人が次々に変わっていく場面や、少年が犯人を見つけ出したときの刑事との目線のやり取り、アーミッシュの牧歌的で献身的な生活の描写や、最後に犯人が説得される場面>>続きを読む
決して問題が全て解決されたわけじゃないけど、実際そんな容易に答えが出るものではないはずだし、観る人の解釈に委ねるエンドは個人的に好みでした。
みんな演技上手いね。
感動した。主人公が監督になって慢心して周囲に強く当たって挫折シーンに繋がったり、過去のスクール時代のトラウマ掘り返されて自信喪失みたいな安易な展開にならなくて良かった。
終盤にヒロインが主人公に映画>>続きを読む