ひとつのアニメーション作品、ラブコメディとしてなら、正直言いたいことは山ほどある。
けれど、地方都市なりの青春模様を描いてくれていて、それにある意味ぼくも救われてしまったね。だからご当地アニメとして嫌>>続きを読む
実写映画的な表現（広角レンズや引きのカメラ、カメラ運動！）、漫画的なデフォルメ表現、手描きとCGを併用したライブシーンなど、とにかく映像表現の豊かさが光る。
もちろんその演出が空転することはなく、子ど>>続きを読む
折角おいしく調理できそうな設定──倫理的な観点においても──がことごとく未消化であったり、風呂敷の畳み方の荒っぽさだったりと、不満点は挙げようと思えばキリがないんだけれども、最終話を観て「みんなよかっ>>続きを読む
いっさい搦め手のないオーソドックスな成長譚。やはり株式会社TRIGGERらしいデフォルメされたコミカルな表情が楽しく、物語よりも絵の動きを中心に観ました。内容は全く違えど、同じTRIGGER2クール>>続きを読む
本作を観るあなたにも、ジョーカーのような視線が求められる。「エンターテイメント」という理想郷の声なき犠牲者になっているのは何なのか。悪しきセカイ系の独善性、生活主義が視界を曇らせてはいないか。
サク>>続きを読む
過去を振りきるためのモラトリアム。理解できない他者にそれでも歩み寄ろうとする勇気。前作『SSSS.GRIDMAN』より作中舞台を広げ、群像劇としてさらに濃密な人間模様を描き出さんとする。前作が学校内の>>続きを読む
今更ながらに観て募ったのは、ひとえに「シン・エヴァンゲリオンの先に本作を観ておけばよかった！」という後悔の念だ。だって、本作はエヴァンゲリオンへの素晴らしいアンサーなんだもの。
僕はロボットアニメ／特>>続きを読む
原作読了済。ありきたりな感想になるけど、「凄いけどなんか違う」と思いながら観てた。
制作陣は国内アニメ界の名クリエイターを結集したアベンジャーズ状態。それでもなお、漫画という「非時間芸術」をアニメとい>>続きを読む
最高すぎ！株式会社TRIGGERともなれば7分×13話だけでここまで荒唐無稽で超高速の恋愛劇をつくれてしまう。自社パロディネタもたっぷりと用いられているが、それらを拾えなかったとしても、単体で十分楽し>>続きを読む
内気だが努力家な女子高生ギタリスト：ぼっちちゃんが偶然出会った仲間3人とバンド活動がんばるぞ！っていう青春譚。主人公はプレイヤー個人としてはすでに成熟しており、他人と演奏をともにすることで、むしろ人間>>続きを読む
基本的には手堅くできた王道の日常系アニメ。しかし、OP・ED・劇判などの音楽関係が異様にハイクオリティ！楽曲派アニソンオタク、アニソンDJ、アニメサントラマニアなどの方々にはぜひ観ていただきたいね。
京都アニメーションといえば、同じ登場人物の生活感を丹念に描くことでリアリティを生んでいく作劇方法、すなわち「日常系」の会社だと思ってた。だから、一話完結型でサクサク進むのにはまずびっくりした。
本作に>>続きを読む
今季は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』『ぼっち・ざ・ろっく！』『チェンソーマン』など、アニメ業界全体の転換点となりえる作品が同時放送されている、俗にいう「豊作」状態であるが、そのなかでも本作はズバ抜け>>続きを読む
すべての序章となる『クロウカード編』、丁寧な恋愛描写の駆け引きが見られた『さくらカード編』に比べるとさすがに若干勢いは大人しくなったものの、それでも素晴らしい作品。
一番の親友であり思い人である桜ちゃ>>続きを読む
4年振りの再見。『クロウカード編』というメインディッシュが終わったあとの、登場人物の関係性を決定づけるための後日談。だけどこちらも負けず劣らず素晴らしい。
友人の恋愛模様に嫉妬するでも加担するでもなく>>続きを読む
Netflix制作のストップモーション・アニメシリーズ第2弾。
せっかく遊園地に来たというのに、徹頭徹尾「労働」の話題じゃねぇか。
ビターながら苦痛無く鑑賞できるのは、もふもふとしたテクスチャーと岸田>>続きを読む
奇天烈に響くオノマトペや、MMORPG・TRPG譲りのファンタジックな諸設定が00年代の郷愁を誘ってやまない、まんがタイムきらら発・日常系アニメの安定感抜群な第2シーズン。いよいよ物語も本格的に駆動し>>続きを読む
リアルタイム放送時から積み続けて、早5年半。「高校生」「青春」だとかいう時期と離別した後……つまり今が、僕個人にとっては鑑賞するベストタイミングだったのだろう。
京都アニメーションという制作会社にお>>続きを読む
男性向けソシャゲのアニメ化作品ということで、本音をいえば「推しキャラ、萌え～～～～ｯｯｯ！！！！」と脂ぎった笑顔を浮かべることさえ出来れば十分満足なのだけれど、意外や意外、物語の本筋もしっかり楽しめた>>続きを読む
原作未読。遊郭編、ということで血筋による格差をストレートに扱っている第2シーズン。竈門兄妹の対となる鬼兄妹の存在はもちろん、炭治郎くんの鬼退治への執心がグロテスクなまでに現れているのもグッド。（いくら>>続きを読む
