Kendraさんの映画レビュー・感想・評価

Kendra

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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.5

衝撃。

ある程度予想したことと、まったく予想しなかったこととがあって、エンドロールの間は茫然自失だった。

感じていることは山のようにあるのに、言葉にするまでの距離がありすぎる。

2025年17本
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ローレンスがいつか映画監督になるとしたら、高校生活最後のこの時期が前日譚として描かれそう。

バイト先の人たちがみんないい人。特にアラナは、唯一彼に対してはっきりとものを言ってくれる人。他人だからこそ
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

※ネタバレしてます



サンドラ・ブロック演じる母が、オスカーのやっていることを知っていたのは全く予想していなかった。

私が涙してしまったのは、その母側の視点でさまざまな“ブラック“さんたちとの出
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

自分にとって、人生の映画のひとつになりそう。

主演のジェイミー・ベル、どの場面も良い演技なのだけど、何がいいって、踊っているとき以外は、炭鉱の町で暮らす、素朴で、家族思いで、でもどこか張り詰めたもの
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

4.0

なんだろう、何が良いとはっきり言えないけれど、観て良かったと思う。

「古い映画が好き、ゴダールとか」と言っていた方がいて、まったく知らなかったので観てみた。

不思議なカットはもちろん印象に残るけれ
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ボディガード(1992年製作の映画)

3.8

前から気になっていてようやく鑑賞。
サントラと若きケビン・コスナーがかっこよかった。

これでもかというほどホイットニー・ヒューストンの代表曲が聴けるのも、今だから余計に贅沢に感じる。

ケビン・コス
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0

先日観た『枯れ葉』よりも好きだと感じたのは、単純に登場人物たちがより好きなのかもしれない。とくに声、みんないい声。

友人で元同僚の「ダサいけど ホッとできてクセになるタイプ」が的確な形容で、恐れ入っ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.5

「映画といえば」と挙げられるような作品をあまり観てこなかったから、そしてスティーブン・キング原作の作品を最近観たので鑑賞。

子どもって、大人から見たら何を考えているのかわからなかったり、ころころ気分
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バック・イン・アクション(2025年製作の映画)

3.7

派手なアクション映画が観たくて視聴。

冒頭はテンポが良すぎて逆にいかにもフィクションというふうに感じたのだが、話が進むにつれて「引退スパイ」夫婦のリアルさが面白くなっていった。

不気味じゃないアン
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

The Life of Chuckが早く上映されないかなぁと思いつつ、スティーブン・キング原作の作品を観たことがなかったので前から気になっており、視聴。

スリラー、ファンタジー、ドラマの要素が不思議
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

この映画を観た(その時は観ている途中)と英会話レッスンで話したら、「遺伝子操作が当たり前の世の中になったら、自然出産を選ぶ理由はどんなものになると思う?」と問われた。

私が選択する側なら、どうするだ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

映画館で観ようか迷っていたけど、結局観なかった作品。レンタルだが、観れてよかった。

まず印象的なのは、アンサのなんともいえない空気感。悲壮ではなく、かといって明るくはなく、淡々と生きている。

でも
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

無理!自分には寝台列車がまず無理だ!と思ってしまったのが第一印象。

でもストーリーが進むにつれて、キャラクターたちの関係性が少しずつほぐれ、変化していくのを感じられて興味深かった。

リョーハはペト
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時々、私は考える(2023年製作の映画)

4.5

※ネタバレ設定するほどではないですが、内容について若干の言及はあります。






少し眠い頭で観はじめたのもあって、冒頭の5分くらいは音楽と景色にぼうっとしてしまったが、彼女が出てきてからは食い入
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

※ネタバレ、はっきりあります※







ケンプには、自ら名乗り出てほしかった。

個人的に望んだ展開は、彼が告白して大騒ぎになるものの、再捜査によって彼が犯人ではないこと、真犯人もしくは他の死因
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

いつも小さく人を救い、そして救われてもいる平山。

彼はきっと、いつも聴く洋楽の歌詞も全て理解しているのだろう。

今を生きながらも過去を捨て切らない、言葉にしがたいそんな生き方だと感じた。

過去を
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

恋愛の視点だけでなく、言語の観点からみても面白かった。

帰宅したノラが、ヘソンとの再会についてアーサーに英語で話す時は、とても説明的だ。

感じた妙な感覚について、くまなく言葉にしているため、感覚に
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ノエル(2019年製作の映画)

5.0

クリスマスシーズンまっさかり、インスタでみかけて気になり、そのまま観てみた。

心にきらきらを持っていたいと思えるような、爽やかであたたかいお話。

シャドウハンター(2013年製作の映画)

-

ジェイミー・キャンベル・バウアーが出ている作品を観たくて視聴。
前半の、主人公が暮らすアパートの部屋の雰囲気が好きだった。

とある生き物がわらわら出てくるシーンは「いやいや多勢に無勢すぎるでしょ…」
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.5

デンマークの映画を観たのは初めてだった。作品とは関係ない感想だけれど、デンマーク語はなぜか韓国語と少し音の雰囲気が似ている気がする。

作品については、まず最後の4分間まで音楽が全くないのが素晴らしい
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