原作が一人称なので、主人公の内面の変化をどのように表現するのか気になっていたが、内面の複雑さはあまり追求せず、きれいにまとまっている印象。白黒の良さを最大限に活用した映像美もさることながら、市川雷蔵の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
生産性を追求しつつも、それとは相反する人間の性を描く映画。
養鶏場の機械導入に反発する労働者たち。彼らを弾圧する妻の方針に疑問を持つ夫。より効率的な社会になることで失われる道徳感。後半に、食用部分がほ>>続きを読む
これを見ると、どうしてオゾンは『Summer of 85』を撮ったのだろうと思ってしまう。既に同様の作品があるのに。