Buffaloさんの映画レビュー・感想・評価

Buffalo

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パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

4.0

ヨーロッパ最大の利用客で混み合うパリ北駅。そこに置かれたピアノを弾く謎の青年は、荒れる郊外育ちで警察に追われる身だった。だが、その才能を見抜かれたことで、転機が起きる。美しいピアノの旋律が印象に残る作>>続きを読む

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.9

天文学者の教授と恋に落ちた女子学生は、ある日訪れた、突然の別れに落胆する。だが、教授から届く不思議なメッセージに心を動かされ始める。美しい風景も見もの。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.7

三島由紀夫が大学紛争の真っ只中、東大全共闘と穏やかで、知的な対話を行なっていたーー。「考え方が全面的に違う」ことを互いに熟知した上で、実りある対話をすることは今の政治の世界にも繋がっている課題に思えた>>続きを読む

ワン・オブ・アス(2017年製作の映画)

3.3

ニューヨーク・ブルックリン。マンハッタンの対岸に、現代を拒絶するユダヤ教超正統派が暮らす一角がある。結束の強い共同体に居心地が悪くなり、「外」へ脱出しようとした男女のドキュメンタリー。同じテーマで同じ>>続きを読む

ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

4.1

1971年、米南東部ノースカロライナ州。KKK幹部と黒人運動家の闘士。絶対に交わらないはずの2人が、学校の人種統合をめぐる討論会を契機に、互いを知り、価値観を変えていく、実話に基づくストーリー。

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最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998年製作の映画)

4.2

ホロコーストを生き抜いた米在住のハンガリー系ユダヤ人の回想をもとに、解放作戦に参加した元米軍兵士への取材で、ナチスドイツの戦争犯罪を重層的に読み解くドキュメンタリーだ。
非常に重い内容だが、過酷な体験
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バーシティ・ブルース作戦 裏口入学スキャンダル(2021年製作の映画)

3.8

スポーツをやっていない息子・娘が水球やサッカーの「アスリート」に仕立て上げられ、sidedoorsで名門大学に入学を果たす。
2019年に米国で発覚したスキャンダル。当時のニュース報道と再現を交え、淡
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.0

電気の普及において、「直流」対「交流」の対決はどちらが覇権を握るか。19世紀末の米国での実話をベースにした映画。天才発明家エジソンと、ライバルのせめぎ合いを描く。
人々の生活を変えた大きな出来事と思う
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.6

米北東部郊外の大学に通うカップル。学生新聞記者をしているアリゾナ州出身の令嬢は、有名映画監督へのアポが入り、取材で彼と憧れのニューヨークを訪れることに。でも、グレイハウンドバスに乗って、ニューヨークに>>続きを読む

マーシャル 法廷を変えた男(2017年製作の映画)

4.1

サーグッド・マーシャル。大学で米現代史やアフリカ系アメリカ人の歴史、公民権運動の授業を取ると聞く名前だ。アフリカ系アメリカ人初の最高裁判事となった彼の若き頃の活躍を法廷にフォーカスして追った作品。
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.9

アメリカの自由放任な資本主義をギュッと煮詰めたというか、そんな感想を感じたコメディ。インスタアカウントもある実在の人物を元にした映画である。
主人公は80年代半ばに株式市場に飛び込んだ青年、ジョーダン
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.1

刑務所から出所した冴えない主人公は、両親に会う時に架空の「理想の妻」をでっち上げ、一緒に過ごす。無理やりだったはずがいつしかロマンスに。
華やかな米国は出てこない。描かれるのは、米北東部の景気も悪い中
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ハリエット(2019年製作の映画)

4.1

19世紀米メリーランド州。奴隷の境遇から抜け出したばかりか、他の奴隷を解放するネットワーク「地下鉄道」の「車掌」役で類まれな行動を起こした女性の伝記映画。大学の授業で当時の手記などを学習したが、映像作>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.3

米東部ニュージャージー州の小さな街パターソン。バス運転手の主人公の視点から見える、何気ない日々が美しい映像で表現される。妻との会話、犬の散歩、バーでの会話から紡ぎ出される彼の詩が、映画に独特な余韻を残>>続きを読む

ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.9

巨大なアメリカのスポーツビジネス。選手のマネジメントを担う「エージェント」の主人公が、理想を胸に独立し、新たな道を進む際の山あり谷ありのストーリーをトム・クルーズ熱演。90年代っぽい電話やノートパソコ>>続きを読む

ラブ・クリニック(2014年製作の映画)

3.3

女性の泌尿器科医と男性の産婦人科医。少数派同士が反目しつつも、ドタバタの末に次第に惹かれあっていくコメディ🤭韓国のタワマンや女性の社会進出、性の悩みなど案外社会派の内容もよし。

8 Mile(2002年製作の映画)

4.3

自動車産業の不況が続くデトロイト。主人公は自動車部品プレス工場で働くが、住む場所もなく母が住むトレーラーハウスに転がり込む。白人ながらラップバトルに挑むエミネムの自伝的作品。
ラップの中での「俺はホワ
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タイピスト!(2012年製作の映画)

3.7

タイプライターを使いこなす秘書が女性の憧れだった1950年代後半のフランス。戦後復興で消費社会が訪れ、地方から都会への人の流れが加速したのは日本も同じ。ふとしたことからタイピングのスキルを見込まれた女>>続きを読む

RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.9

死去のニュースを知り観てみた。映像や音声本人インタビューなどドキュメンタリーで振り返り、先に観た映画バージョンより余計な脚色がなく、米リベラル派のスターとして愛され、頼りにされた姿が鮮明に蘇った。

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