バカよあなたはさんの映画レビュー・感想・評価

バカよあなたは

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劇場版ドクターX(2024年製作の映画)

4.4

映画として素晴らしいかはわからないが、エンタメとして一級品であることは間違いない。正直、意外だった。

台詞でなく、とにかく画と音楽で引きを作って観客を惹きつける演出が意識されていて、実際気持ちよく没
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モアナと伝説の海2(2024年製作の映画)

4.3

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1より重厚ではないが、再生産はうまくいっている。何者でもない人々の暮らしを描き、彼らが弱さを振り払いながら冒険をして、対岸で生きる人々に出会う。なんと美しい瞬間だろう。最近のワンピースに見習って欲しい>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.3

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子を想う親、旅を求める思春期の心、そして先祖、先人の偉大さ。またモチーフについても、ハワイの神話やモーセの伝説など様々。映像美と充実した企画にただ、圧倒された。

マウイに与えられたテーマも心に刺さる
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.4

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おもしろ映画。義理と人情とおかしみを描く時代劇を題材に、義理と人情とおかしみを描くというメタ構造。現実に翻弄されながらも適応し、自分の生きる道を見つけていく主人公の姿には勇気をもらった。

真剣で闘う
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

4.1

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いい映画。ただ好きな人が死んで悲しいですという内容で、そういう心象が波のように、心に寄せて、スッと引いていく。

傷つき、彷徨い、救いを求めて、この世界ではたくさんの人が暮らしている。

前半の男が悲
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.3

変態的だけど、描写はとても繊細。性の萌芽、好奇心の煌き。成長の物語だ。

こういうタイプの作品の批評の仕方を知らないので、どういう部分が優れていないとかはわからないけれど、この監督の感性に強く惹きつけ
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.4

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前作はどこにでもいる弱者男性のアーサーが少しずつ、世間から悪のカリスマとして認知されていく様を描いた作品である。その続編をつくるとき、それはクライム・アクションでありえるだろうか。

このシリーズでは
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.4

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突き刺さる。何か大きな勇気を出せば、それが偉大であると勘違いする。基礎の積み重ねを怠っているにも関わらず、自分には唯一無二の才能があると思い込み、才能を見出さない周りを憎む。

刑務所に入った件は妄想
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.5

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相変わらず面白い。アン女王とアビゲイルの悲哀、そしてラストシーンの引き返すことのできない虚無。

アビゲイルの行動の動機づけなどは弱いけれど、それ以上に登場人物たちの感情をありありと描写するから、この
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

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心と身体の年齢がチグハグな女、ベラの冒険の物語。かつ生みの親との、あるいはフィアンセとの心のつながりを描く物語。芸術的でシュールで、画面はファンシーなのに、ド直球の成長と愛情の物語。すごすぎる。

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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.4

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光の騎士と闇の騎士。デントとウェイン。ジョーカーは徹底的に人の倫理を守る心を折ろうとする。徹底的に狂気に堕とそうとする。三者の心を摘み合いを描く。

前半はバットマンとしての在り方を葛藤したウェインが
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.9

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バットマン誕生を描いた作品。なぜ戦うのか、なぜコウモリをモチーフにするのか、一つ一つに理由づけをしていく。


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バットマンは揺らぐ。世間を欺くための仮初の姿と街を守るシンボルとしての姿。ヒロ
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.9

相変わらず画面が美しい。ラストシーンなんて、甘くてうっとりしてしまう。

楽しく観るには酩酊状態かと思ったけど、昼下がりのコーヒーブレイクに最適な映画だった。

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.1

コメディかい!かと思ったらエイリアンかい!ってなったけど、キャラの掘り下げも程よくて、CGもすごくていいB級映画体験だった。

マーゴット・ロビーのハーレイ・クインは相変わらず最高。単体作品のハーレイ
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ハーレイ・クイン推しの映画で、それ以上でもそれ以下でもない。いつ、なんで彼らは仲間意識を持ったのだろうか。

ただの能力の記号化ではなく、心情を持ったキャラクターを目指していそうな点は良かった。けれど
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.3

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マーゴット・ロビーのハーレイ・クイン、魅力的過ぎるな。

アクションの爽快感だけでなく、ストーリーにおける「クソな男共」への仕返しというカタルシスも味わえて、いい映画体験だった。

この爽快感とカタル
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.4

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孤独の苦しみから、他人に対して独りよがりに感情をぶつけるトラヴィス。自分を投影しながら見るから、心が苦しい。生々しい。

孤独の埋め合わせとして求めるのが肉欲だけれど、自分はそんな浅はかではないと虚勢
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.2

ドラマティックではないけれど、廃れた心を救ってくれる、そんな出会いを、求めている。

スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

4.3

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いつもの三谷幸喜で、そんなに上振れた訳でもないのだけれど、最後のヘルシンキを聴いて、人間讃歌という言葉が浮かんだ。疲れているのかもしれない。

けれど基本的には、長澤まさみの才能を見せつけるためだけの
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.3

面白い!アンドロイドへの家族愛というサブテーマも素敵だった。

正しいとか間違ってるとかじゃなくて、愛するという営みのみに人間らしさがあるのかもしれない。レインとアンディ(アンドロイドの、アンディ…)
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

劇場で観て以来の再視聴。思い出補正かもしれないと思っていたけれど、やっぱり面白いかった。

ジリジリ狂っていくアーサーを魅せていくんだけれど、画面、演技、音楽、シナリオ全てが素晴らしい。


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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

宮城リョータ中心のストーリーになってたね。でもストーリーもめっちゃ良くて、うーん、最高ー!

お隣さんはヒトラー?(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ホロコーストで家族を失った老人とヒトラーと思しき人物とが出会い、心を通わせていく。とにかくいい設定思いついたな、いいシナリオだなという感じ。こういうコメディ、好きだなあとしみじみ。


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ホロ
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ある一生(2023年製作の映画)

4.1

激動の20世紀、不条理な運命に翻弄された80年ー。それでも彼は幸せだった。

キャッチがまさしく映画を表している。誰かを想い、その日のために働くことの幸せを描いている。

2時間に収めるためにダイジェ
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きみの色(2024年製作の映画)

4.1

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秘密の告白に悩む3人が音楽を作り上げていく物語。最初は平凡なシナリオだと思ったけれど、あくまで高校生として等身大の心の機微を描くのを貫いた作品といえるかもしれないと思い直した。

バンドミュージックと
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

東野圭吾的なお仕事サスペンスを成立させつつ、働く人たちをテーマに社会への問題提起を果たしている、いい映画作品。

「お客様第一」を内面化して利潤追求に狂い働き続ける人々、現場で誇りを持って働けど買い叩
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

話はヒューマンドラマありのSFサスペンスで、あの頃のライトノベルの名作といった完成度だろうか。作画は昨今のCG作画に慣れて感動は少なかったが、それでも圧巻というかすごいものを見せられているなとワクワク>>続きを読む

傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

キスショットはアララギを喰らうことも出来るけれど、アララギのために死ぬことを選んだ。アララギはキスショットを手にかけることを拒んだ。

アララギは何も選択していない。アララギ暦の感情をそのままに発露し
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傷物語II 熱血篇(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画としては普通だし、物語シリーズ特有の会話劇の小気味良さが味わえるというわけでもないのだけれど、それによって寧ろ、人物描写の緻密さを感じられる。友情と恋愛感情。愛情と恋心。アララギと羽川の心の動きが>>続きを読む

傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

他のレビューにもある通り、モノローグが全部削除されている。アニメ版が小説のアニメに落とし込んでいるとしたら、この作品は小説を映画に構成し直しているというイメージだろうか。映像はとても気合が入っていて、>>続きを読む

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

傑作。思春期の葛藤を感情の制御のできなさと読み替えて、うまくアニメ作品に落とし込んでいる。自分らしさを決めるのが特定の感情ではなく、すべての感情であるというのもいい。

閉じ込められた記憶に小さい頃好
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

4.1

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フェイクとトゥルースに翻弄される人々

ケリーのマーケティングや騙し合いに比して、ラブコメ要素強めだったのが予想外だったが、アポロ計画という実在のプロジェクトが舞台という設定はやはり効いていて、終始楽
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アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家(2023年製作の映画)

4.3

醜く酷い歴史を忘れさせない。

アンゼルムの作品を時系列に、彼の人生とともに追っていく。

重厚感。

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

相変わらず、メタ発言てんこ盛りの爽快映画だった。

アベンジャーズには入れず、挫折する主人公。ひょんなことから虚無の世界に飛ばされてしまうが、そこから出て、元居た消滅してしまう時間軸を救うのを目指す物
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