映画の中では、本流の権威に対して歌麿の軽薄さが美徳として描かれています。大衆受け抜群です。現代に通じますね。
そんな歌麿は芸術には甲斐性がある。でも女性にモテモテで、ダンディーにはなれない。これも世間>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
メロドラマにしては人間臭い主役ふたりでした。ダメカップルといったところでしょう。
結局そんなふたりには、愛に生き芸に生きの将来が約束されました。おあつらえ向きですね。
世の中捨てたものではありません。
このレビューはネタバレを含みます
群像劇。皆殺しパターン。最後の大立ち回りで主役の渡哲也も左胸を刺されたので、全員死ぬのかと思いきや、何故かひとり生き残った。
しかし続編は作らなかった模様。
アイドル映画と構えて見れば普通。意外な展開もないし、紆余曲折しながらもハッピーエンドの予感しかしない。
ナベプロが輝いていた頃のイメージビデオで、みんな勝ち組の顔をしています。色褪せないし、歌もある。
松竹的なのでしょうか。舞台が必要以上に庶民的です。いや、庶民よりやや下。それに紛れ込み、共感していく天地真理は金持ちの娘。浮いています。
それでも、庶民とアイドルの組み合わせは微妙ながらも成立していま>>続きを読む
若尾文子&京都といえば溝口健二の「祇園囃子」が印象深いが、これもよかった。映画の中の若尾文子は、どう見ても京都の女にしか見えない。あれは演技か?
このレビューはネタバレを含みます
原作者は竹中労とありますが、おそらくルポルタージュをもとにしてストーリーに仕立てたものと思われます。若干、取ってつけたような印象を持ちましたが、話が整理されていて見やすかった。ハッピーエンドもよかった>>続きを読む
労働者階級の閉塞感といったところか。60年代までなら闘争したのだろうが、インナートリップしてしまった?
主人公が自然を眺める場面が印象的に挿入され、意味があるのだろうが、無視した。粗暴な男が破滅する話>>続きを読む
原作者が脚本を担当されているのですが、登場人物が饒舌で、まるで原作を朗読しているような印象を持ちました。ちなみに原作は未読です。映画的に満足。満腹になった。
YMOのファンだったので、当時からこの映画の存在は存じ上げていたのですが、評判があまりよくなかったので見ずじまいでした。じつに40年を経ての鑑賞。微笑ましい映画じゃないですか。悪くないよ。熟成されたの>>続きを読む
このシリーズ、何本か見ているのですが、若様と徳川家の関係がわからない。もっともこの映画では、水戸黄門と違って葵の紋の効力は無いのですが。
途中から、私のよく知る萬屋錦之介が出てきました。「忘れて日が暮れりゃあ明日になる」の名言も。
若き日の樋口可南子さん。桃井かおりから泥臭さを抜いたかんじでしょうか。
80年代初頭の空気が漂っている。「ひょうきん族」の影響?途中に対決コーナーが挟み込まれます。
前作のタイトルにも「大幹部」とありましたが、誰のことでしょう?渡哲也が「大幹部」なのか。
芦川いづみが出ていますが、このシリーズ、ゲストがあまり活躍しないような。他の仕事との兼ね合いで忙しいのでしょう>>続きを読む
録画用ハードディスクがいっぱいになったので、録りだめてあった6作を3日でイッキ見しました。飽きなかった。イッキ見おすすめです。