K0さんの映画レビュー・感想・評価

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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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76

こういうのが見たい気分で想像通りのものが見られて満足だったけど、別に特別完成度は高くはない。ただ休日の昼下がりにこういう映画が映画館で見られるのはやっぱりいい。特別記憶にも残らないだろうが、そ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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87

あー楽しかった。怪作ではあるんだが、まぁ作家性の強い監督に好き勝手やらせたらこういう映画になるよなぁという仕上がり。アリ・アスターも前2作が堂々たる傑作として受け入れられたからこそ、こういう3
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サクリファイス(1986年製作の映画)

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87

すごーと思って見てたんだけど、なんか後半ふわふわしてしまった。最初のシーンとかその後の家のシーンの人の置き方とかあのミルクのシーンとか前半素晴らしいシーンが多かった。夢中で見たはずなんだけど記
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

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採点不可能

久々に見た。呆れながら半笑いで見てるんだけど、所々のパワフルさとやばさにやっぱり夢中になってしまう部分もあり。昔は気づかなかったけど、割と単純でよくある宗教論理をちゃんとなぞらえて展開し
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

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73

『別れのまなざし』部が映画として漲り切っていて、正直こういうのが3時間弱見られると勝手に思っていたので拍子抜けしてしまった。現在のシーンも良いものはあったのだが、撮り方も含め少し単調に感じてし
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エル・スール(1982年製作の映画)

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87

これは素晴らしすぎる。『ミツバチのささやき』よりこちらの方が個人的には好き。これはかなり好き。まずファーストカットから照明が凄すぎる。全体的にカラヴァッジョやベラスケスの絵画のような陰影の中で
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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83

個人的には『エル・スール』の方が好きだけど、これもこれで映画のマジックがふんだんに詰まり切った作品。根強い評価も納得。なんというかゾッとするような素晴らしい瞬間(列車、時計、戸口に立つ父親など
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青髭八人目の妻(1938年製作の映画)

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85

めちゃくちゃ高度な脚本。ルビッチとワイルダーのコンビはやっぱり最高。見始めたとこで想像してたものの斜め上に行き続け最終的にそんな着地をするのかと。後半の展開は怒涛なのでもう少しそれぞれの心情を
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

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88

いやー最高。ウェスの中でつい見逃していたのだが傑作だった。ウェス的な徹底した画面の作り込みは正直まだ過渡期だが(それでも素晴らしい)、個人的にウェスのもう一つの重要要素だと考える大人、そして人
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Here(2023年製作の映画)

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86
いやー美しい。絶景とかじゃなくて、なんでもないような野山なのに。家の中とか工事現場の切り取り方も含めて、なんだかこの監督の美しいと思うものが、自分が美しいと思うものに近いなぁと感じた。映画自体の
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

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83
とにかく光がすごい。光の動きを追ってるだけでもお腹いっぱいになるくらい。タルコフスキーだからやっぱり水も楽しい。あと終盤の広場の演説シーンが激ヤバ。というかなんだかんだ全シーンが激ヤバ。人生でこ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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86
まず美術、衣装、音楽、撮影の素晴らしさに感動。こんなの他の映画じゃ絶対に見れない。ランティモスは『ロブスター』が好きだけど、やっぱりこの独特なグロテスクさと露悪性にちょっと苦手感もあり、この作品
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

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85

いい意味で本当に大したことない映画。ストラーロが美しく撮影するサンセバスチャンでおじさんがうろうろするだけ。あの問題を経てハリウッドで映画が撮れなくなったアレンがどのようなものを撮るのかと思っ
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浮き雲(1996年製作の映画)

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93

フィンランドの寒空の下、結構苦しいこと続きだけどこんなにあったかい気持ちになるのは流石カウリスマキといったバランス。主演の2人含め役者陣も素晴らしい。カウリスマキの最高傑作という声にも納得。

ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)

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93
素晴らしい。
いっつものクストリッツァと言われれば、いっつものクストリッツァなのだが、個人的には『アンダーグラウンド』より好きかもしれない。
言葉にするのは難しい。言葉にできないエネルギーがある
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パディントン(2014年製作の映画)

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82

まったく退屈せずに入りこんで見られた。ちゃんと移民映画になってるのが上手だなと思った。もう少し監督の作家性を強く出しても面白いのではないかとつい思ったので、めちゃくちゃ評判のいい2に期待。
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幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

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80

急いで帰ろうとするも失敗失敗また失敗。
カットの美しさが印象に残った。

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

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79
マークウェブ監督によるウディアレンオマージュのような作りにはわくわくしたのだが、意外と話がしょうもない話。脚本家の過去作を見て少し納得した。

真夜中の虹(1988年製作の映画)

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85
意外とちゃんと犯罪映画。切り詰めた描写の中に見える情感と哀愁が素晴らしい。あとマッティ・ペロンパーが最高。

スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

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86

ちゃかちゃかした技法で語られるのは、若者のしょうもないけど宝物のようなバルセロナ留学の一年。描かれるのは大体ちゃらちゃらした色恋としょうもない会話と大したことない煩悶なのだけれど、別に人生って
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