おのさんの映画レビュー・感想・評価

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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.1

ポンコツ新米刑事2人が高校に潜入捜査をしにいくアメリカンコメディ映画。
これぞアメリカのコメディ映画という感じの本当に何も考えずに観れる作品だった。ジョニー・デップの無駄遣いがすごい。

国宝(2025年製作の映画)

5.0

血筋を重んじる歌舞伎の世界で、血縁を持つものと持たずに芸の力で生き残る対照的な2人の役者の人生を描いた作品。
芸を観た。境遇は違えど芸以外を選ぶことができない2人の葛藤と人生の浮き沈みと友情とはまた違
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F1®/エフワン(2025年製作の映画)

3.0

元将来を期待されてたF1レーサーのソニーが、F1に復帰をして最弱チームを再建していく話。
トップ・ガンマーベリックの監督なだけあって、レーサー視点の時速300キロの世界を観客も感じれる映像だった。あと
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.3

孤独だった天才ハッカーが国内の主要機関をどんどんとハックしていき大きなトラブルに巻き込まれるどんでん返し系サスペンス映画。
現実世界とインターネット世界でのつなぎ方が面白かった。ストーリーはスピード感
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呪術廻戦「懐玉・玉折」総集編(2025年製作の映画)

3.3

高専時代の五条と夏油を描いた原点の話。ただのアニメの総集編ではなく、エンドロールで2人や学生時代のみんなの関係性を描いていて理解が深まった。
夏油がなぜ敵側の立場へ行ったのかという経緯が丁寧に描かれて
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

3.3

ミッションインポッシブルシリーズの集大成。おそらくラスト?
今回は暴走するAIを止めるためにイーサン・ハントが世界を賭けて戦う。
陸海空でのアクションは流石。(設定がすごいことになっていて、脚本の会議
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パディントン 消えた黄金郷の秘密(2024年製作の映画)

3.0

パディントン映画シリーズ3作目。ペルーに住むパディントンのおばあちゃんが行方不明になり捜索しにいくアドベンチャーもの。監督が違うからか1作目、2作目と比べるともう少し子供向けにした印象だけど、イギリス>>続きを読む

ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

3.3

オズの魔法使いの「西の悪い魔女」となるエルファバと、「善い魔女」となるグリンダの視点から描いたミュージカル映画の前半パート。
ミュージカル映画としての完成度がめちゃくちゃ高かったし、美術も衣装も最高だ
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ピンクのパンツを履いた少年(2024年製作の映画)

3.5

イタリア映画祭で鑑賞。SNSを利用したイジメにあった少年の実話をもとにしたイタリア映画。
学校という閉鎖的な小さな社会での息苦しさや、その中での“1軍”“2軍”といった立ち位置ですべての自分の価値が決
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狂おしいマインド(2025年製作の映画)

3.4

イタリア映画祭にて鑑賞。初めてのデートに臨んだ男女とその頭の中に住む住人たちの会話劇コメディ映画。
女性の家と、女性の頭の中の部屋、男性の頭の中の部屋の3つだけでストーリーが進む。初デートの相手に探り
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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.5

ローマ教皇が亡くなり次期教皇を決めるコンクラーベを行う話。
各国の枢機卿たちの思惑や駆け引きに緊張感があって面白かった。映像としてもどこを切り取っても美しいかつかなり迫力があるし、光の使い方が本当に素
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マインクラフト/ザ・ムービー(2025年製作の映画)

3.0

マインクラフトの世界に入り込むアドベンチャー映画。
かなり子供向けの作りだった。少しジュマンジのような感じもあるけど、ストーリー性は強くない。世界観の説明も最初にどどっとスティーブの語りで行われるので
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アンダーニンジャ(2025年製作の映画)

3.0

現代日本で忍者が暗躍しているという漫画原作のアクション映画。
漫画は読んでおらず、アニメだけ観た状態で鑑賞。アニメ版よりは色々と端折ったり、設定を少々変更してあるけど許せる範囲の改変だった。ただ、あれ
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.0

ゆとり世代の生きづらい3人組のドラマシリーズの映画版。
ドラマが好きだったので、その延長線として楽しめたけど映画としてはちょっと物足りなかった。
坂間家の日常動画はとても好きだった。

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.0

元国家機密組織の暗殺部隊にいた主人公(ジェイソン・ステイサム)akaブチギレ養蜂家が復讐をするというジョン・ウィック形式のアクションスリラー映画。
法では裁けないものに対しての圧倒的な力で報復するだけ
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犬の裁判(2024年製作の映画)

3.3

横浜フランス映画祭にて鑑賞。
人を3度噛んでしまった殺処分になりそうな犬の弁護をするという実話ベースのフランス映画(舞台はスイス)。
すべて人間の都合の良いように自然や動物を扱っている現状に一石を投じ
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

4.3

一つのベンチを中心にそこに来る人々のオムニバス映画。
ナイト・オン・ザ・プラネットと2本立てで上映してくれた目黒シネマに感謝。
派手さはないこういう会話劇とても好き。エピソード1と2と5がとくに好き。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの同じ夜を舞台にしたオムニバス映画。
とても好き。各地域のタクシー運転手と乗客のやりとりを通して、人の面白さ、温かさ、ずるさ、賢さ、悲しみなどなど色
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クレイグスリスト・キラー(2011年製作の映画)

2.5

人気者で優秀な医大生の殺人事件のサスペンス。実話ベースの話だからか、動機も手口もすべて中途半端。
そしてストーリーの作り方も最後だけ感動系にしていたけど同情の余地がないので不完全燃焼だった。

アイズ・オン・ユー(2023年製作の映画)

3.0

売れない女優がデートショーに出てマッチングした男性が連続殺人犯だったという実話をもとにしたサスペンス映画。
アナ・ケンドリックが監督もしているのがすごい。初監督作らしい。
時系列があまり効果的に使われ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.1

24件の殺害容疑で逮捕され、死刑判決が下っている連続殺人犯から手紙を受け取った主人公が事件の真相に迫るサスペンス映画。
拷問シーンはハードめ。阿部サダヲは本当にはまり役だと思う。光の一切ない目はどう撮
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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

3.0

倦怠期を迎えた夫婦の夫が突如事故に遭い亡くなってしまい、妻がそれを回避しようとするタイムリープ恋愛映画。
日常での愛おしい時間の描き方と冷え切った関係の描き方はとてもリアルだったし、コメディ要素もあっ
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ラナー、占領下の花嫁/エルサレムの花嫁(2002年製作の映画)

3.0

イスラエルの占領下のエルサレムでパレスチナ人の主人公が結婚をしようと右往左往しながら街の中を巡るパレスチナ映画。
実際に第二次インティファーダの際に撮影もされたらしい。イスラエル軍による占領と監視と重
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ギャベ(1996年製作の映画)

3.5

イスラム映画祭で鑑賞。遊牧民の家族の娘が恋に落ちてからの部分を回想するイラン映画。
家父長制や女性の決定権のなさなど、観ていて苦しくなる描写も多いけど、社会的にも意味のある作品だと思う。遊牧民という自
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.3

トラウマを抱える気象学の天才の主人公と怖い物知らずのインフルエンサーが竜巻の被害を減らすために奮闘する映画。
グレン・パウエルがかっこいい。エンタメ性も高くて良い塩梅のディザスター映画だった。日本にい
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.0

陸の生活に憧れる人魚姫の実写化。海の中の生き物たちをフルに使ったミュージカルパートの演出が綺麗だった。セバスチャンがカニだったの初めて知った。
イタリアのサルデーニャ島で撮影されていたらしく、とても美
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.3

エスターの前日譚。エスターが孤児院に入る前のある家庭での物語。
前作を知っているとこの家族があの流れで被害に遭うのかと想像するけどいい意味で裏切られた。相変わらずホラーというよりはサスペンスで、今回は
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ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.3

猫好きな人は注意。近所に住む老人がナチスの残党だと気がついた少年が、ホロコーストに関してその老人に聞きに行くようになり狂気性が出てくるというサスペンスもの。
どちらが優位に立つかという関係性の天秤がゆ
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時間銀行(2021年製作の映画)

3.0

高校生の映画祭で2位を受賞した短編作品。5分の中でこれだけ綺麗に話を作り込んであるのがすごい。利子の観点が面白い。

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.0

戦地で出会ったトリオが政治の陰謀に巻き込まれる友情サスペンスもの。実話をベースにフィクションを交えて作られていて、キャストがとにかく豪華。
テイラー・スウィフトの使い方が雑でびっくりした。ところどころ
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キャビン(2011年製作の映画)

3.1

夏のバカンスで山小屋に行った大学生5人が大変な目に遭うホラーかと思ったらもうひとつ話が進行してて面白かった。ジャンルはホラーSF?
B級ホラー好きならはまりそう。
前情報ほぼなしで観れたのがとても良か
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完全犯罪クラブ(2002年製作の映画)

3.0

高校生2人が完全犯罪をもくろみ、サンドラ・ブロック演じる主人公の警察官が追いかけるクライム映画。1924年実際に起きた殺人事件を元にしているらしい。
サンドラ・ブロックは警察官役がやっぱり似合う。あと
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【推しの子】-The Final Act-(2024年製作の映画)

3.0

原作漫画読んだ&アニメ鑑賞済み状態で鑑賞。そもそもの原作の終わり方に納得していないので、やはり実写映画のほうでも見終わったときのモヤモヤ感は一緒だった。
アイ役の齋藤飛鳥と先生役の成田凌と有馬かな役の
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型破りな教室(2023年製作の映画)

3.2

犯罪が多い国境近くの小学校に赴任した先生の実話ベースのメキシコ映画。
想像を絶する環境で、義務教育の小学校の卒業も危うい中、子どもたちに学ぶことの楽しさや、本質的意味を伝えようとするというストーリー自
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夏の庭 The Friends 4Kリマスター版(1994年製作の映画)

4.5

相米慎二監督作品の4Kリマスターを武蔵野館でやっていたので「お引越し」に続けて鑑賞。
とても好きな作品だった。
「死」に興味がある小学生3人組が、一人暮らしの死にそうなおじいさんを観察しはじめようとす
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お引越し 4Kリマスター版(1993年製作の映画)

4.0

相米慎二監督作品の4Kリマスターを武蔵野館でやっていたので鑑賞。
田畑智子が離婚しそうな家庭の子どもの主人公レンコ役をしていて、素晴らしい演技だった。
子どもの無垢さを利用した率直なセリフがユーモアと
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