弘彩ナズナさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

5.0

面白い。
自らの視点だけではなく、医者や栄養士、ベジタリアン(ヴィーガン)やただの通行人にポリスメンという様々な面から語られる、ジャンクフードへの認識の仕方。

ブラックジョークも頻発するし、しっかり
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ヒーローショー(2010年製作の映画)

3.5

暴力の場面は演技力がすごくてリアリティあったので怖かったです。
終始恐怖が漂ってるのが良かったです。

ピラニア(1978年製作の映画)

3.0

王道のパニックもので面白かったです。
展開も後半から尻上がりに早くなっていくので、楽しく見れました。

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

前半は状況が早くて、説明もないからなかなか整理が追いつかないけど、後半になるにつれ説明もされていくし面白かったです。

絶望感溢れるところも、希望が見えたところも音響が先行してネタバレしないから良かっ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

心を蝕む差別や軽蔑。

一果ちゃんが感じる不安や受ける軽蔑や差別に寄り添い始めて、芽生え始める情。
一果ちゃんに恋をして、親の中からも半ば捨てられ、好きな人がかつて追い掛けさせられた夢を徐々に叶えてい
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甘いお酒でうがい(2019年製作の映画)

3.0

自己肯定感が人より少し低く、恋愛も夢も諦めているように暗示のようなものをかけながら生きるアラサー以上の女性ってこんな感じだよなと思いました。

カメラワークが好きでした。
淡々としてるので、退屈する人
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来る(2018年製作の映画)

5.0

すげえ。すげえよこれ。日本ホラーの傑作だこれすげえよすげえ。

サントラからカメラワーク、構成、セリフに登場人物全員が素晴らしい。

ホラーと題して、意外とメッセージ性もある映画だったし最高でした。
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.0

大小様々な傷を負ったまま何かに縋るようにする恋愛。
それが本気なのか、偽りなのか私には分からない。
でもそれもまた青春なのかなと思いました。

絶望から再起まで、綺麗に表現されててよかったです。
カメ
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

蜜蜂と遠雷、として見るなら1.5点。

キャストと構成が酷い。
なんでまーくんとあーちゃんの感動シーンをあんなに序盤で消化するのかがイマイチ理解できなかった。

キャストでハマってたのは、数えるくらい
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海でのはなし。(2006年製作の映画)

3.0

スピッツの楽曲を元にしたのは、いいのだけれどサントラ全てをスピッツの楽曲で、なおかつ合ってない場面もあるのでなかなか没入できなかったです。

映画というよりもテレビの長尺ドラマのような感じのお話でした
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

破壊なのかあるいは喪失なのか、まだ私には分からないけれどそのどちらか或いは両方(混在しているのかもしれないが)がないと、自己というか置かれている環境を見渡せないのかなと思わされる映画でした。

最後の
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チーム・バチスタの栄光(2008年製作の映画)

2.0

退屈はしないけど、面白いわけではなかった……。

淡々と進んでいくこの感じが2時間なのが少々辛いところもある。

竹内結子の野球ユニフォーム姿を見るためにある映画。

子宮に沈める(2013年製作の映画)

2.0

退屈せずに見れました。
映画としてはつまらなくは無いですが、心にくるか?と言われたらあんまりでした。

後世に伝える!的なことをやりたいのであればドキュメンタリーでいいし、映画であれば恋愛、快感に朽ち
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

5.0

もうとにかく素晴らしい。

確かにゴーストバスターズ、〃2と比べるとギャグは少なかったけれど絶妙なタイミングで挟んでくるし、全員のキャラがしっかり確立されてるから飽きずに見れました。

これこそ映画だ
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空気人形(2009年製作の映画)

3.0

恐ろしいくらいに綺麗で不気味。
何を考えているのか、が具体的には言語化されない上に空気人形という人間では無いから感情の機微も無いように思えてしまった。

それにしてもこの着地は凄すぎると思います。

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.5

感動系のお話なのにトラック、ストーリーで泣かせようとしてこないところが素晴らしいなと思いました。

人間の描き方が上手くて、全く違和感が無いので没入して見れました。

天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.5

パレスチナ問題に対して、本当にうわずみをすくった程度の知識しかないのでもっと見聞を深めれば楽しめたのかなあと思いました。

当事者と第三者の乖離が程よく描かれていて面白かったです。

それにしても、面
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サイレン FORBIDDEN SIREN(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ただのホラーかと思ったら、精神疾患の人の物語。

田中直樹が29年前の人間だったという写真は幻覚?それとも事実?
事実だとしたら、主人公はどの世界線を生きる人?

未回収がありすぎるのが少し驚いてしま
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.0

ラストは恋愛が押付けてこないから素晴らしい。

恋愛、友情全ての要素が青春映画として完璧な構成で良かったです。
サントラ、カメラワーク、セリフ、役者全てが素晴らしい。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

場面の転換が上手すぎるし、違和感が全くなかった。
現実と錯覚精神の融合した世界の違和感のなさ。
サントラも抜群に良かったので、文句無しです。

解釈無限すぎるな。

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

1.0

本当に面白くない。
途中のスナックだけは良かったです。

サントラもダメ、話も面白くない、主演の夏帆さんの演技が酔っ払い以外下手すぎる。

ありがちな名言的なセリフがあるのが凄く鬱陶しい。
後半からは
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.5

凄くメッセージ性のある映画で驚きました。

幸せってなんなんだろう、人情ってなんなんだろう。
居場所を失われた人はどこへ辿り着いてしまうのか。
人間の明るくも厳かな心情を綺麗に描いている映画でした。
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ペタル ダンス(2012年製作の映画)

4.0

この映像の感じすごく好き。
最初は曇りとも雨雲とも言い難い、冬特有の仄暗い雰囲気から最後の焼けてない夕日(陽ではなく)が印象強く出てくるのがすごく好きでした。

勇気を出せば言えるけど言いたくない。そ
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.0

サントラが良すぎる。

おじさんのレコードの感動話が所詮通過点なのが構成として綺麗すぎました。

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

5.0

私が震災経験者だったからなのか分からないけど怖かった。
とらえどころのない泥のようにこべりついた恐怖。
例えるならば、畏怖に近いようなものを感じてしまう。

カメラワークと場面の転換が上手すぎる。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

5.0

長いなと感じる場面もある(素人感想)しそもそも映画自体が少し長いので、体力がないと少し疲れちゃうかもしれません。

考察が無限にできるくらい含みがあって楽しく考えながら見れました。

裏社会で生きたか
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たまご少年の恋(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

卵割れたら鳥になると思ったけど違いました。

少年の少しの勇気が、固ゆで卵に進化させた。

真冬のトラム運転手(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

車窓から映る夜の冬が凄く好きなんです。
この踏まれて固まってる雪の質感凄く好き。

オチが面白いので、カートゥーンの5分番組を観てるような感覚で面白かったです。

主人公は運転してるけど、きっかけはド
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

4.5

最初の展開は全然Wham!じゃないし、全然面白くない最悪の作品だなと思ったら中盤からの怒涛の追い上げ……。

数々の名曲をサントラに使っているから、サントラが流れると最高に盛り上がれるし展開も完璧なく
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そりと友情(2016年製作の映画)

3.0

純粋な少年、いいなあ。
短い時間だからこそ際立つ対比。カメラワークが凄く好きでした。

過去の親に思いを馳せる少年、過去の大事な優しい父の面影があるから純粋な少年になったんだろうなあ。

ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.0

前回よりもネタが多めで好きでした。
脳ミソよりもアソコの大きさの方が重要な博士面白くて好きです。

いきなりのゼリーは正直コメディ要素がなきゃ理解はできないと思いますが、面白すぎるのでOKです。

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

4.0

テンポ良すぎて飽きずに見れるし、絶望感満載の世界なのに全員がしっかりとキャラ立ちしててちゃんと愉快に落とせるのがすごい。

にんぎょひめ(1974年製作の映画)

2.5

この時代のこの人形だから、味が出てて好きです。

ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

3.0

最後の最後こそ現実の世界をもっと見たかったなーと思いました。

風刺的な感じ(かな?)だと思いますけど、もうちょっとハッキリとしても良かったと思いました。
でも、アニメーションだからこれが限界なのかな
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