このレビューはネタバレを含みます
私は世界で唯一の被爆国に生まれ育ち暮らす人間だが、これはそういう立場で観る映画ではない。
倫理観が目まぐるしく更新され、去年適切であったものが今年不適切になるような世界に立つ者が、その当時の価値観を善>>続きを読む
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ポールはどんな時でも憂いを帯びた目をしている。
抗えない未来を知っているからなのか、何を成し遂げてもどこか何かを諦めたような顔に見えて、救世主と持て囃す周りとの温度差に困惑する。
この世界で救世主が>>続きを読む
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訳分からんすぎた。
アリ・アスターの事だからとびきりの地獄を見せてくるぞ…と心臓を叩いて備えていたのに、訳分からんすぎてうまく嫌悪感を捉えることができなかった。悔しい。上手に嫌悪感を抱くことが出来なく>>続きを読む
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「シンプルに気持ち悪ぅ…」と書いてアリ・アスターと読む。
嫌悪感を嬉々として視覚化するのでお馴染みアリ・アスター監督の卒業制作だそうです。なるほど。なるほどでしかない。
親から子への性的虐待ものはよ>>続きを読む
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冒頭15分が素晴らしいかどうかで名作かどうかが決まる。傑作と呼ばれるものは開始15分で人の心を掴む、と言う話を聞いた事がある。又聞きの名も知れぬ人の言葉かも知れないが、けだし名言である、と思う。今作は>>続きを読む
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全くの事前情報なしで、ジョン・デヴィッド・ワシントン主演のコメディ映画とカテゴライズされていたので「どれどれテネットの主役がどんな痛快なコメディを繰り広げてんのかな」と呑気に鑑賞してみた結果がこれです>>続きを読む
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結局のところニックはギャツビーのどこに価値を見出したのか。観終わってからずっと考えている。
登場人物全員ろくでもねえクズばっかりだった。
ギャツビーが詐欺師だったのはまあどうでも良いが、愛した女を形>>続きを読む
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最近暗めの映画ばかり見てるような気がするので明るく元気になれそうな映画を観ようと思ったのに別れるなよ!なんだよ!もう!悲しいじゃないかよーー!!
薄々思ってたけど年々ハッピーエンドにならないと許さん侍>>続きを読む
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敬虔なるキリスト教徒の目にこの作品はどう映るのだろうか。悪魔が存在する世界に住む人にとって、この作品はホラーとかいうエンタメじゃなく、すぐ隣にある起こり得る現実なのだろうか。
私にはそういう知識が足り>>続きを読む
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普段は字幕で見る派だけど、これは吹き替えで。宮野真守さんの演技がもの凄く好きなので。
おかげで宮野真守の手を替え品を替えた多種多様な絶叫を堪能する事ができたのでそれだけでこの映画は素晴らしいです。観る>>続きを読む
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愛とは、解けた靴紐をそっと結んであげることだったのだ。
第二次世界大戦中のドイツは、当時の日本の描写に似ていた。同じ敗戦国なのだから当然と言えば当然なのだが、自分の住む世界から少し離れただけでこんな>>続きを読む
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ノーラン信者のわたくし、最高のジョーカーはヒース・レジャーだもんねと言う幼稚な偏見でこの映画の劇場鑑賞を逃している。人間、そう言うところある。人間は非常に愚か。否、愚かなのは私だけである。
肩身の狭>>続きを読む
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グランド・ブダペスト・ホテルで大衆のレベルに歩み寄ってくれる気になったのかと思ったら全然そんなことはなかったと思った今作。しかしとてもウェス・アンダーソンらしかった。
なぜ劇中劇なのか、劇の中だろう>>続きを読む
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オチは知ってたが被害者は知らなかったのでジョニデが序盤で死んだ事にまずびっくりした。
ジョニデほどのビッグネームがあっさり死んでしまったので、パッケージにデカデカと載っておきながら冒頭であっさり死んだ>>続きを読む
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してやられた!
チェ班長が信頼できない語り部だったと判明した瞬間に息を呑んだ。それまでにもドゥソクの言う通りにジャージャー麺を投げつけたり、殺さずに拉致監禁から救出したり不可解な行動があったのに気づけ>>続きを読む
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覇王色の覇気遣いのタラクアンナ。
「暴力は暴力を生む!悲しみの連鎖を断ち切るために話し合いが大事!」が全体を通したメッセージだが、タラクアンナの話し合いはほぼ脅迫やないか??二言目にはやれ殺す、すぐ殺>>続きを読む