やろうとした試み自体や、生徒一人一人の本音や意思の言語化を上手く促すドキュメンタリーの制作力は高くて、面白くはあった。クラフトマンシップを評価するならもっと高い点数でも良い。
ただ、ドキュメンタリー>>続きを読む
脳内に直接語りかけてくるシーンがサラウンドで笑った。
「こういう胸圧シーン取りたい!」の欲張りセットで、良い意味でクサくてベタなのを開き直ってるので、FF7好きだと泣く。
カーアクション以外がヌメッとしてる。
ただ、ポム・クレメンティエフがカッコいいので良き。
カーアクションの魅せ方は随一と言っても過言ではないかも知れない。スバリストなので真っ赤なインプレッサが街中かっ飛ばすのはメロメロ。
絵の画角が、『恐怖分子』が好きな同志を見つけた気分でちょっとテンション上がった。
カーアクションの迫力は凄まじいし、日本車まつりなのはありがたいけど、意外とカットは雑だし、車種ごとの特性とか無いようなもんなので、車好きだと好き嫌い分かれるんだろうなと思った。
FDやA80スープラ>>続きを読む
原作のファンなので、原作厨のような感想になってしまうが、下品な色気と無縁なキャスティングはかなり良く、水の描写も美しいので、かなり見やすい作品としては仕上がっていた。
一方で、それ故に原作の1つの良>>続きを読む
この系統のプロットにしては、『約束のネバーランド』ほどのカタルシスがあるわけでもなく、『ブラッドハーレーの馬車』ほどのエグみがあるわけでもないので、中途半端なポジショニングであるようには思う。
この手の、企画からして雑な映画にしては、役者勢もアイドルの割に演技頑張ってるし、美術も悪くない。
多くを語らず、それでもミッシェルの変遷と、観客の熱狂を感じられるような、とてもいい編集。
解散から20周年、シネマートで観てきたけど、観客が活き活きしてて良かった。
シネマートさんもスタンディング上>>続きを読む
例えるなら地を駆けるトップガン。
特に車が好きな人にはぶっ刺さる映画。
鑑賞前は「人気タイトルで客引きするだけの商売気の強い作品かな? 」と思って期待しないで観たけど、予想は良い意味で裏切られた。>>続きを読む
時代背景的に、「平凡な家族」だった野原一家が「社会的上澄みの家族」になってしまったから仕方がないとは思うものの、
あまりにも無理やり救いを作ろうとして、却って無意識的に現実の救いの無さを突きつけられ>>続きを読む
映画版の『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』を見たときも抱いた感想だけど、総集編で金を取るずるいビジネスやめろよって感じ。
TVアニメが和田垣さくらの不穏な感じで終わってたので、そこから始まる>>続きを読む
ポリコレだ何だ言われてるけど、シンプルに一般的なアメリカ都市部の女性の感覚と価値観に寄り添った娯楽映画ってだけじゃないの? と思った。
マリオの映画がマリオで遊んだ全世代に向けて発信されたものだとす>>続きを読む
一口目二口目だけ美味しいこってりしたラーメンみたいな感じ。
演出がキャッチーで、ブラック企業の描き方もリアルなので、起承のコントラストはよく効いていて「おおっ、いいね」と引き込まれるんだけど、細かい>>続きを読む
ミニマルな映像美としては一種完成されていて、009のオープニングとか、アニメの演出とか、DNAの源流としてこれがあるんじゃないかなみたいな、そんな感じの映像だった。
皆「訳わからない」って言ってるけど、「訳わからなくて仕方ない」じゃなくて、「訳わからないって感想で正解」って感じなんだろうと漠然と思う。
『未来少年コナン』から『風立ちぬ』まで、宮崎駿作品を見続けた>>続きを読む
おじいちゃんなりに、らしくてよかった。
色気のない美女とコソドロのクソガキが出てくる映画は大体面白い。
共感できる不器用さと"ダサさ"に結構自分を重ね合わせてみてしまう人が多いと思う。
一言で言うと、現代版『南部の唄』
あまり点数つけたくないなというのが正直な感想。
語弊が無いように言うのであれば、この映画の価値の7割は歌だし、そこの期待は全く損なわなかった。アレンジも良いしハリー>>続きを読む
低カロリーでマッツの萌ポイントを楽しめるエログロアクションコメディ映画。
内容スッカスカなので笑っていいのか悪いのか迷うと駄作に見えそうな感じがするけど、終始ウケを狙ってることを確信出来てからは割と>>続きを読む
見終わったあとの感覚が、一時間軽くゲームをやった後みたいな映画。
マリオのゲームをやったことがある人のノスタルジーを換気するだけの映画だけど、そこに愛が感じられるので爽やかに楽しい。
マリオのゲーム>>続きを読む
シン・エヴァンゲリオンを見て「庵野先輩も卒業かぁ」と思って次の4月に登校したら庵野まだいた、みたいなそんな感じの映画だった。
プロットはエヴァっぽいけど、作品全体の雰囲気は原理主義的な仮面ライダーで>>続きを読む
アートやそれに携わる人間の抱えるカルマを分かりやすく描ききってる作品。
そういった重いテーマではあるものの、物語には入っていきやすいし、後味もいいので、ちゃんと見やすいのが良い脚本だなと思った。
善>>続きを読む
呑気と見える人々も、心の底を叩いてみれば、どこか悲しい音がするって感じで好きなのだけど、欲を言えば演技ががってない演技を撮る今泉監督の作品のが好きなので、そっちを期待してると少し説明的だなと思った。こ>>続きを読む
ホビットの生活様式とか仲間同士の関係性に関する描写がより丁寧だった。
重要なシーンがカットされてる感じではないので、シリーズ見てみて、面白いと感じた人がより舞台設定理解したいなと思ったらこれ見るのが>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
初めて見たときはまだ小学生で実はよくわかっていなかったのだけど、フロドの弱さが大きく形として現れたのが物語全体で見ると大きな「転」だな、と思った。
この歳になって改めて見返してみると、旅の大義を含め>>続きを読む
単体の作品として切り取り方が上手いので、スラムダンクの大ファンでも、にわかファンでも、原作やTVアニメを通ってない人でも、楽しめそうな作品だなと思った。
作画の躍動感もさることながら、音の使い方が上>>続きを読む
故郷テキサスのアナウンサーのようなデリカシーの無い彼女の虚像ではなく、彼女自身の抱えていた孤独に真摯に向き合ってるなと思える作品だった。
三部作の中で一番見せ場が多いので、快感強め。
スメアゴルとフロドの共依存がちらつき始めて結構グサグサくる。
行き場のない家父長的欲求を血の繋がってない子供にぶつけてるような、そういう変な気持ち悪さはある。
「性愛じゃないから美しい」みたいな描き方して、美化されても違和感は拭えない感じはするけど、実際その手>>続きを読む
巨大ヒーローが人間殺したり、ウルトラ6兄弟が寄ってたかって怪獣をリンチする教育によくなさそうな映像が見れるよ。
それまでニヒルで冷酷だったルパンというキャラクターに美学が芽生えるのってこの作品以降らしいけどそれだけの影響力あったの分かるなあという感じ。
そして思った以上に宮崎駿感強い。