ますのすしさんの映画レビュー・感想・評価

ますのすし

ますのすし

映画(316)
ドラマ(3)
アニメ(0)

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

2.7

寄る辺ない学生生活を送った身としてはすごいしんどかったのよ、あの上寄り(?)の人たちの嘲笑とか。
だから授業中に内容そっちのけで自分の世界にのめりこめるエネルギーが救いだったりしたなー
っつって昔のこ
>>続きを読む

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

2.4

(湯川秀樹も携わったF研究?)


警報がなるなか暗闇で煙草を燻らせる姿は、恐怖にも鈍感になった描写かな。

イッセー尾形の喪失と怒りが、京都弁でより際立っててよかった。

市子(2023年製作の映画)

4.1

客観視したつもりになって主人公を簡単にファムファタルと言いたくないという思い。

「どこまで虐げられても闇堕ちしてはなりません」なのか?
堕ちまいと踏ん張るのも、堕ちるのも人間の姿。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

映像の世紀バタフライエフェクト「マンハッタン計画ーオッペンハイマーの栄光と罪」の回を予習して鑑賞。
ご年配の方の来場が多く目立った。

民族間・思想への報復の念や憎悪、かつての恩師や肩を並べて学んだ精
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.9

育つ知能
留まらない好奇心
畏れなき心
経験から湧く自分を信じる強さ
自ら選んだ道で得るものは、搾取されているとも侵されているとも思わないこと
↑特にこの部分が自分には足りないというか、無意識に被害者
>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.3

関西弁の再現度👍

市子を観た後だからか、青葉氏の対照的な役柄がものすごい鮮やか👀

山女(2022年製作の映画)

3.4

ザッツ・ムラ社会。

咎人の家系は村人たちののサンドバッグみたいな役まわり。
互いを見張り合うガチガチの関係。
山で野良暮らしする方が、娘にとってはなんぼも楽だろう

孕んだ子供を産みの母ではなくその
>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.5

なんとなーく中盤から黒幕というかmanipulateしてるのは車椅子のおじいなんでは…と思ってた。
あなおそろしや。

グランド・マスター(2013年製作の映画)

1.5

モリコーネのワンス・アポン・ア・タイム・インアメリカ使ってるやん

ヴェラ・ドレイク(2004年製作の映画)

4.4

こと貞操観念においては相手に非があっても結果は大体女が罪を突きつけられる宗教的土壌とその時代、たとい同性間であっても階級で見下しが容易に発生する。

本人としては立場の弱い者同士お互い様、支え合ってい
>>続きを読む

夜叉(1985年製作の映画)

4.7

薬物でハイな状態を演じる田中邦衛が一番の見どころ。

ヤクザが足を洗ってとある片田舎世帯を持ち慎ましく生活しても、つまらない町に一度都会の空気を纏った女がやってくれば自然と色めき立ってしまうのも無理な
>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

1.2

息つく暇もなくアクションが続くのが4作目ともなると、さすがにもういいんじゃない?って気持ちになって画面の興奮から一歩下がって冷静になってしまった

イエスタデイ(2019年製作の映画)

2.5

ジョンが生きてる未来があったらどうだったかなってことには夢があってよかった。
ただ多分もともと非凡な人だったろうし、例えとしてちょうどいい表現が見つからないけど…何らかの芸術表現者みたいなことしてて全
>>続きを読む

利休にたずねよ(2013年製作の映画)

1.0

利休はいずこに。
役になりきるよりも俳優のキャラが出過ぎてて興醒め

スリーパーズ(1996年製作の映画)

4.2

偽証を頼むため過去の告白をしに行ったシェイクスの話を聞くボビー神父の眼差しが、昔子供のころ悪さした時のトーチャンの私を見る眼と同じだった。
怒られたというよりは悲しい目を向けられて罪悪感が増し、ものす
>>続きを読む

千利休 本覺坊遺文(1989年製作の映画)

2.1

あなた方はどんな想いだったのか。
亡き茶の湯の人たちに思いを馳せ、対話をかさねる。
どうだったかというと、まだちょっとわからない。

いろいろ観てきた利休の中ではちょっといきむ様子が強いタイプで、違和
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

1.0

原作が好き過ぎてちょっと…公平に観ることができない。

演技は別として某ガシデ氏なら生き写しなのになぁとは思った
狂児のコーヒーカップが湯呑み持ちではなかった。

出生届の名前エピソードの再現はめ
>>続きを読む

花戦さ(2017年製作の映画)

4.1

脇役の話ですが。

親子で利休役というのがしみじみと胸にくる。

求められているのが
父は方便としての謝罪に対して
死にたくはないけれど、ただ生きていたいのでもないとし
息子は持て成すつもりの謝罪に対
>>続きを読む

利休(1989年製作の映画)

3.9

炉で焼かれた黒楽の眩しさと、冷えて光を失っていく様がものすごくきれいだった。

しつらいも近年のものとは明らかに違う。
すごいものを観た。

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.8


年齢制限の注釈に過激描写、深刻なテーマとあり。
観進めてなるほど、深く頷ける。

寒さと飢え、仲間の脱落による消耗、救助隊の見捨てられの恐れがしつこく何度も迫ってくる。
信仰上の考え方から仲間の身体
>>続きを読む

ふるさと(1983年製作の映画)

3.9

そもそも認知症の老人という演技なのであるということをうっかり忘れてしまうほど認知症然とした加藤嘉の演技力。

表情が切なくて胸にくる

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.7

罵詈雑言電話が最高やった。


・ベンアフ顔面のデカさが今回は目立たなかった。少し残念。

・ブルース・スプリングスティーンに呼ばれてるかもしれない不思議感。
某SNSのTLで風刺曲のborn in
>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.7

高校の英語の授業でドキュメンタリー映像観たのを思い出したりした。

自然発生のバナナボートソングよかった。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

somewhereオマージュ?

娘を見送ったあとハンディカムをたたんで、ドアの向こうに消えてく父カラムの背中が悲しくて仕方ない。

娘のただそこに在るというだけの愛はあるはずなんだけど、それだけじゃ
>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.1

ジジイの孤独が沁みるほどわかる反面、めちゃくちゃ気持ち悪かった

>|