月明かりさんの映画レビュー・感想・評価

月明かり

月明かり

映画(84)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

4.0

うっすら知ってた人物像が見えてきて、知れて自分にとっては有意義な映画だった。
曲はほんとに好き!なんとなく、ビジュアルもかっこいいなと思ってたから、やっぱりモテてたんだな、と。そしてあの苦悩と才能は魅
>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前半のノートを紙飛行機にしたシーンがつらすぎて、結局そこから最後まで引きずりながら観てしまった。短いシーンだったけどあそこに浩輔の人格の原点を見たようでとにかく辛いシーンだった。
龍太っていたずら好き
>>続きを読む

クラブゼロ(2023年製作の映画)

4.1

すごく面白かった!
インテリア、色彩、構図どれも大好き
と、のほほんと観てたらとんでもない胸くそ映画でした
そして、ありえない角度のトラウマを植え付けられてしまった
吐きそうです
今また思い出して鬱
>>続きを読む

雨の中の慾情(2024年製作の映画)

3.6

レトロ映画の雰囲気は台湾かー
本物のレトロ映画には敵わないけど、だって年月がね、妖しさは出てた
ちょっと唐突すぎてる場面とかあったけど奇想天外を表すなら、ましてや原作があるならしかたないのかな
戦争映
>>続きを読む

グレース(2023年製作の映画)

4.3

まさかこんなにしっくりくる映画だったなんて!という…驚きですかね。
ポスターのかわいい少女じゃなくて美少女でしたね。おしゃれも頑張ってる。趣味もある。あんな環境だけど今どきの女の子で目が離せなかった。
>>続きを読む

狂った一頁(1926年製作の映画)

3.8

日本の感性すごい。まだそんなに外の世界に影響受けてない頃?だろうから澄んでる。
無声映画ってやっぱり目だな。すごい。三白眼かと思えばほとんど黒目に見えたりそれですごく表情変わる。東洋人の目の魅力。
>>続きを読む

花蓮の夏 4K修復版(2006年製作の映画)

4.1

誰を好きになるか、どんな好きが自分にやってくるか分からないけど、そこには必ず喜びと悲しみがある。
終盤へ向けてジェンシンが美して儚くて見ててつらかった。自分を大切にして自分中心でいいのに、そうできない
>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.9

お話の流れがよくって、まんまとラストの盛り上がりに乗せられた、涙ものはあんまり好きじゃないけど、あらすじさえ読まずに観たから、やられたー!
広ーいアジア感も新鮮でいいですね!
女優さんがすごくかわいい
>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.5

BGMがなかった?(orほとんどなかった?)
ので、退屈になりそうになりながらも、なんか目が離せない。空間に音がある時だけ聴こえてきてくるだけで、とにかく静か。登場人物もなんか静か。それがやけにリアリ
>>続きを読む

あたしの!(2024年製作の映画)

3.8

直己くんのかっこよくてフレンドリーなのに、常に一線を引いている孤高の感じがじわじわきます。なんだか観てていっしょにセリフを噛み締めてしまうリズム感がたまらないです。
あと、あこ子ちゃん!元気すぎのラブ
>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

面白かった!こんなタイムループもありなんだ。
声にだしてツッコミながら楽しく観れました。
最後のチープな感じも大好き。

柔らかい殻 デジタルリマスター版(1990年製作の映画)

4.0

彼の人生を左右されるレベルのトラウマの連続に、なぜか大事に感じてる様子はなく、いちばんの大事は吸血鬼がいる!ということで、所詮こどもなのかなぁ?「子供って残酷」
という普遍的な感想。
最後の苦悩すると
>>続きを読む

his(2020年製作の映画)

4.0

見終わって「あ、今日から秋がやっと始まった。こんな日に観れてよかったな」と思った。
理不尽さの羅列ではなかったのがよかったし、こんなふたりだからこれから始まる彼らの日常は普通に過ぎていくんだろうな、が
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.5

市子はただやさしい子。
やさしさを表す術を知らないと思う。
表面は、やってることはひどい。でもほんとはいつだって周りのことを気にかけてる。
それに気づいた人も優しい人なのに、狂わさせる市子のとてつもな
>>続きを読む

コロニアの子供たち(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

これから起こる悲劇に、何も起こらないで早く終わって!、という気持ちになる(それはありえないんですが)。意外と引っ張られていたんで。

こんなカルト不幸しかないけど、オオカミの家を観ていたので観とこうか
>>続きを読む

憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.1

何かを得たのか問われればよくわからないけど、おもしろかった!そういう映画。
顔が百面相になった!かなりの刺激。

二つの季節しかない村(2023年製作の映画)

3.8

あらすじとかあまり見ずに、「きっと心洗われるような美しいふたつの季節の景色が見れるよね!」と思って観たらそんなことなかった。ちょっとそこは勝手な期待だったけど残念。でも地味な画面だからそれぞれの心の動>>続きを読む

散り行く花(1919年製作の映画)

4.0

初めての無声映画なのに生伴奏付きという贅沢な時間を過ごしました。
セリフをカバーするのは表情や動作、そしてなりより生BGMなんですが、それぞれほんとに素晴らしかった。
表情は顔芸ですね。楽しい。セリフ
>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.7

なつかしさを感じるおしゃれ映画。
ベリーショートのちょっと不思議ちゃんに振り回される男子が、おしゃれな音楽と共に。無邪気な子猫ちゃんなんだよね。
こんな明るくてかわいいのは最近は見かけなくなったような
>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

4.0

どんだけ魅力的な人だったんだろう。
全部自分で切り拓いて掴み取って容姿も良くて、自分の考えで動いていく人!
夢見る少女感よかったー!
恋する乙女時代かわいかった。
妙に常識残ってるとことかキュンとした
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

男子がピュアだからあんなに心が揺れてしまうんだよ、無意識に罪な男だったね
ブレがない彼女の強さに感心したから、何故か切なさはあんまり感じなかった
でも前世来世の話は言ってるそばから楽しみと悲しみがやっ
>>続きを読む

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.6

こんなすてきな映画あるんですね…ため息…
まず、映像や色彩が好き!そっち見てて字幕何度も見そびれたくらい…
チャイナドレスの色彩、アジアの質感…
内容も普遍的かと思いきや、やってることかわいいし、何も
>>続きを読む

ユニコーン・ウォーズ(2022年製作の映画)

4.5

あらゆる悪行のオンパレード
対比としての善行
ひととおりの羅列でどんよりする
その合間に一瞬、かわいさにほっこりさせられる意味!
根本的に人間の善悪は確かに存在することを受け入れて、愚かにことには知識
>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

3.3

苦手〜
エグすぎて放心
エグくてももっと情緒欲しかった
もっと最後は精神的な何かかと思っていたけど違ってた
殺すものたちのバリエーションの想像力!
日本趣味まあまあの存在感ありましたね!

Saltburn(2023年製作の映画)

3.9

あ!鹿殺しの人だ!と気づいた時点で不穏な気持ちは割り増しされていきます
アマプラのサムネはイケメンのさわやかアップでしたよね?ギャップ!(だいたいバリーさん出てるって知らんかったし)
え?え?とラスト
>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.7

モザイクのかけ方が超絶キモいおえ
ドキュメンタリー映画ってあんまり見ないけどよりドラマチックな報道特集って感じですかね
もはやどれだけ自衛の術を身に付けるかしかないようですね
そんな世の中かー

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.0

こんな大人に幼児にやる手法で喜ばせたり支配してるのほんとに滑稽。
1番の悪はお前らだよ!って言いたいと思いながら観る人しかいないよね。
実話を映画化しました!くらいに見えてきました。妙にリアルなんです
>>続きを読む

ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

4.2

もう大好き!寄宿学校というワードだけでご飯三杯食べれるよね
少女たちのこの世界観に細部まで目が離せなかった
寄宿舎の部屋とか服装とか…主役の子の美しさの衝撃も忘れられないところ
(なんか森だけ普通だっ
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.1

始まった瞬間にわあぁと笑顔になってしまった
去年の公開を楽しみしていたけどなんか水を差されて観てなくて映画館で観れる機会を逃す訳にはいかない!との思いで今回鑑賞🩷
深掘りすればきりがないので楽しく鑑賞
>>続きを読む

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

4.1

純粋にすごく面白かった
ジョイのビジュアルすべてかわいくて大好きだったし役柄のあの性格も好きだったなあ
実話だったとのことだけどそれは私の知識として入れます
何事も良いと思う人もいるし悪いと言う人もい
>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

3.5

心の闇カタログかと思って見てたら行動に移し始めるし。
ひどい話ですよ。
でも最近の現実のニュースもひどいからこんなノンフィクションとしての役割映画の存在感も危うくて世の中を憂いてしまう。

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

2.5

バイオレンスは苦手なのでちょっと…
あっと驚く衝撃場面を入れたのがよかったのかもしれないけど私には「そーなんだ」という感じ

曲の『Blue Velvet』はこの映画だったのか!という収穫
山下達郎さ
>>続きを読む

ソイレント・グリーン デジタル・リマスター版(1973年製作の映画)

3.6

熱血デカという感じと映像がまず70年代を彷彿させるけどこれは一昨年のお話。シュールだー。心の中で楽しくいろいろツッコミながら観ていたけどホームの場面から真顔になってしまった。アニメを実写化したみたいな>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

4.2

人は関心のあるところには目を向けるけどそうでなければ見ない。だけではなくてそれが自分の利益に邪魔だと気づけば知らんぷりをできる。いま書いてて気づくけど程度は違えどみんな普段やっていることですよね。
>>続きを読む

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

笑ったり犯人は誰かなと考えたり素直にたのしめたエンタメ作品
普通の推理ものかと思ったらゾンビ映画という…

浜辺美波ってコメディエンヌもいけてる