月明かりさんの映画レビュー・感想・評価

月明かり

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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.0

全てにいろいろ惜しみなく注がれた贅沢な映画
濃厚で豊かで見ごたえあった
ミュージカルらしさもかわいくて好き
話題性も力の入れ方も納得の迫力
鑑賞後すぐ、「もちろん後編も観る!」と誓うレベル

わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

3.8

遥風さん、そう、悪気はないのは分かってるよ、そして人生のどこかで会ったタイプ、もう誰だったか忘れたけど
自分が『良い!』思う方にそりゃ誰でもいって欲しいですよね
だから、妙に感情移入させてくるような演
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

宗教映画は大好きなので楽しみに待っていたらアカデミー賞とかでさらに期待が高まっての鑑賞
でもライトなサスペンスだったかも?
教皇って地位名誉権力みたいなものの最高ランクのものなんだな、欲しがる人は見て
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.3

思ってたホラーと違ってた
お肉屋さんすぎて思ってたのと違う
サイコパス
足の裏の強さが気になった

菊豆(チュイトウ)(1990年製作の映画)

3.9

自分でなにふり構わず人生切り拓く系コンリーもまた魅力的
にしても、虐げられ方がひどいし、反撃も限界のとこを攻めてて、生き抜くことの辛さが重い
なんだかんだ、たとえ子供でも男性であるアドバンテージが高す
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愛に乱暴(2024年製作の映画)

3.9

この不穏さ
ホラーとかサスペンスとかの不穏じゃない
知ってる不穏
ずっと愛を大切に生きてきたんだろうな
不意打ちみたいに乱暴に裏切られ続けても、まるで惰性のように残っている愛に苦しめられる人生
ほんと
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紅夢(1991年製作の映画)

4.8

全てにおいて圧倒された
コン・リーが素晴らしすぎる
そんなに大きく感情を表さないところで、むしろ私の心は大きく揺さぶられていた
一瞬たりとも表情が見逃せなくて、見逃したくなくてどの場面も目が離せなかっ
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ノベンバー(2017年製作の映画)

4.0

え?なに?と冒頭この映画の方向性に戸惑ってしまったけど、クラットの存在意義はちょっと置いといて、やっぱりこの雰囲気の映画大好き
モノクロでいやというほど強調される、生きてるってことに何度も圧倒された
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.8

いつも自分が注目を浴びてたい人
見ててイラっとする人
欲求をみんなに気づかれないように絶妙にごまかすとか

内容とビジュアルも顔をしかめるようなものの連続だから、そんな顔でずっと観てた

おしゃれなフ
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名前のノート(2023年製作の映画)

3.2

こうやって影響力のある人が発信していくのはすごくいいこと
私もそういう悲しい出来事があったんだなと知ることができました

ハイパーボリア人(2024年製作の映画)

3.7

映画って必ずしも何か教訓や学びがなくてもいいよね
どちらかと言えば美術館でアート系の作品を観ている感じかな
自分の中の何かを刺激してくれれば見た価値はある
(内容が分かりにくかった自分へのエール)
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.6

ナタリーポートマンが美し過ぎて、なん度もそっちに気持ちが行きつつ、病んでく過程を見ていた感じ。
おめでとうケーキかわいかったし、お部屋も可愛いけど12歳風だったんだね。
芸術っていろんなものを犠牲にし
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第五胸椎(2022年製作の映画)

4.0

カラフルでかわいくて美しいホラーかな?
どこにでも佇んでしまうマットさんと中に住んでる菌類さん♪
情念はこの世に存在するけどここか!と。
彼女の全てが溜まっていって生まれた…

でも真面目なんだね。
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ディックス!! ザ・ミュージカル(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

すっごく面白かったし大好き!
もともとミュージカル映画は大好きだから、曲がいかにものミュージカル風なのもいいし、楽しい下ネタじゃないかな
次々と出てくるネタが玉手箱みたいでほんとに楽しかった
最後のN
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紅いコーリャン(1987年製作の映画)

4.0

少し昔の理不尽な女性の扱いなんて吹っ飛んでしまうラストへの流れ
自分のアイデンティティとともに受け止めながら観るつらさ
揺れるコーリャンのアートのような美しさは頭にこびりついている
美しさと残酷さが強
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.6

気分悪すぎる
結局は自分が幸せじゃないからそのはけ口なんだよね
多様性が不満のはけ口になっているのか!と考えさせらせた
登場人物がそれぞれステレオタイプで見る人が自分を投影することもできる
だからこそ
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ファウスト(2011年製作の映画)

3.5

ファウストを知らないのに観てしまって、充分に鑑賞できたかかなり不安です。
なので、内容より映像の奇想天外さを楽しんで鑑賞しました!

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.1

こんなにイライラさせてくれてありがとう?
感情操られた感じで、不快感でいっぱいです。視覚的にも内容的にも。こんなに入り込んで観てしまったので高得点です。
切り株の子が出てきた時は、こんなこと自分ないん
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

あんまりひねりがないな、と。
お母さんのキレキャラがいちばん人間らしくて映画としての好感度が高かった。
自分が生み出した魔物的な感じがちょっとキレイにまとまりすぎてるのかな。
あの得体の知れないやつも
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.5

ええー
みんな彼女のこと軽く見すぎてる
従順で静かな人だったがためにこんなことに

アマプラにコメディってあったからラスト何かあるかな?と思ってたらそのままでした
どこがコメディだった?
でも丸テーブ
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

4.0

うっすら知ってた人物像が見えてきて、知れて自分にとっては有意義な映画だった。
曲はほんとに好き!なんとなく、ビジュアルもかっこいいなと思ってたから、やっぱりモテてたんだな、と。そしてあの苦悩と才能は魅
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前半のノートを紙飛行機にしたシーンがつらすぎて、結局そこから最後まで引きずりながら観てしまった。短いシーンだったけどあそこに浩輔の人格の原点を見たようでとにかく辛いシーンだった。
龍太っていたずら好き
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クラブゼロ(2023年製作の映画)

4.1

すごく面白かった!
インテリア、色彩、構図どれも大好き
と、のほほんと観てたらとんでもない胸くそ映画でした
そして、ありえない角度のトラウマを植え付けられてしまった
吐きそうです
今また思い出して鬱
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雨の中の慾情(2024年製作の映画)

3.6

レトロ映画の雰囲気は台湾かー
本物のレトロ映画には敵わないけど、だって年月がね、妖しさは出てた
ちょっと唐突すぎてる場面とかあったけど奇想天外を表すなら、ましてや原作があるならしかたないのかな
戦争映
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グレース(2023年製作の映画)

4.3

まさかこんなにしっくりくる映画だったなんて!という…驚きですかね。
ポスターのかわいい少女じゃなくて美少女でしたね。おしゃれも頑張ってる。趣味もある。あんな環境だけど今どきの女の子で目が離せなかった。
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狂った一頁(1926年製作の映画)

3.8

日本の感性すごい。まだそんなに外の世界に影響受けてない頃?だろうから澄んでる。
無声映画ってやっぱり目だな。すごい。三白眼かと思えばほとんど黒目に見えたりそれですごく表情変わる。東洋人の目の魅力。
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花蓮の夏 4K修復版(2006年製作の映画)

4.1

誰を好きになるか、どんな好きが自分にやってくるか分からないけど、そこには必ず喜びと悲しみがある。
終盤へ向けてジェンシンが美して儚くて見ててつらかった。自分を大切にして自分中心でいいのに、そうできない
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.9

お話の流れがよくって、まんまとラストの盛り上がりに乗せられた、涙ものはあんまり好きじゃないけど、あらすじさえ読まずに観たから、やられたー!
広ーいアジア感も新鮮でいいですね!
女優さんがすごくかわいい
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.5

BGMがなかった?(orほとんどなかった?)
ので、退屈になりそうになりながらも、なんか目が離せない。空間に音がある時だけ聴こえてきてくるだけで、とにかく静か。登場人物もなんか静か。それがやけにリアリ
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あたしの!(2024年製作の映画)

3.8

直己くんのかっこよくてフレンドリーなのに、常に一線を引いている孤高の感じがじわじわきます。なんだか観てていっしょにセリフを噛み締めてしまうリズム感がたまらないです。
あと、あこ子ちゃん!元気すぎのラブ
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

面白かった!こんなタイムループもありなんだ。
声にだしてツッコミながら楽しく観れました。
最後のチープな感じも大好き。

柔らかい殻 デジタルリマスター版(1990年製作の映画)

4.0

彼の人生を左右されるレベルのトラウマの連続に、なぜか大事に感じてる様子はなく、いちばんの大事は吸血鬼がいる!ということで、所詮こどもなのかなぁ?「子供って残酷」
という普遍的な感想。
最後の苦悩すると
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his(2020年製作の映画)

4.0

見終わって「あ、今日から秋がやっと始まった。こんな日に観れてよかったな」と思った。
理不尽さの羅列ではなかったのがよかったし、こんなふたりだからこれから始まる彼らの日常は普通に過ぎていくんだろうな、が
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市子(2023年製作の映画)

4.5

市子はただやさしい子。
やさしさを表す術を知らないと思う。
表面は、やってることはひどい。でもほんとはいつだって周りのことを気にかけてる。
それに気づいた人も優しい人なのに、狂わさせる市子のとてつもな
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コロニアの子供たち(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

これから起こる悲劇に、何も起こらないで早く終わって!、という気持ちになる(それはありえないんですが)。意外と引っ張られていたんで。

こんなカルト不幸しかないけど、オオカミの家を観ていたので観とこうか
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.1

何かを得たのか問われればよくわからないけど、おもしろかった!そういう映画。
顔が百面相になった!かなりの刺激。