いいんちょさんの映画レビュー・感想・評価

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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.2

ウクライナ侵攻最初の標的となった港湾都市の20日間を、現地に留まりAP通信記者が撮り続けた誇張でなく本当に命懸けの映像。ロシアの声明と裏腹に無垢な市民が次々犠牲になっていく様を容赦なく告発する。今ここ>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.7

そのまま令和に持ってきたら色々難ありの原作に修正を加えつつ、持ち味を殺さず、軟着陸させた手腕。面白いというよりまず「お見事!」と言いたくなる。鈴木亮平の再現度は評判通りだけど、森田望智の香もなかなかで>>続きを読む

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

3.3

「キラー・⚪︎⚪︎」シリーズの中でも有数のぬるさ。グロさもなければ、アドレナリン出るようなイカれた描写もない。主人公がナマケモノの可愛さを利用してるという誹りを受けるが、この作品自体が利用してるよ。ナ>>続きを読む

ゴッズ・クリーチャー(2022年製作の映画)

3.5

寂れた漁村が舞台。水産加工所で働くヒロインの元に、失踪した息子が帰ってくる。真面目にやり直すと約束した彼のために手を汚す母だったが、そのうち村を揺るがす事件が起きて…。我が子を思う気持ちと正義の間で揺>>続きを読む

マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.9

面白かった。ある意味悲しくある意味怖い。『正欲』にも通じるが、正常と異常を隔てる線をもっと色濃くしようとする価値観が支配的なのは、何もこの国だけでなく、世界的な潮流なのだと実感する。欲と倫理観の間で静>>続きを読む

ザ・ヒューマンズ(2021年製作の映画)

3.5

娘と彼氏の新居で感謝祭を祝いに来た家族のワンシチュエーション作品。家族それぞれ悩みはあるねって感じで進行するが、帰りがけに母親が泣き出し、挙句リチャード・ジェンキンス演じるパパがとんでもない告白をぶち>>続きを読む

犬人間(2022年製作の映画)

3.8

面白かった!マチアプでイケメン大富豪と知り合ったヒロイン。いい感じになり家に行ったらなぜか犬…もとい犬の着ぐるみ着た人間のおっさんが飼われていた…。適度な不穏感緊迫感が中盤まで持続し40分頃の急展開ま>>続きを読む

ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)

3.3

ニコラス・ケイジが復讐の鬼と化した元凄腕ガンマンを演じる。ケイジが西部劇やってみました的な内容で意外性は全然ないけどまずまず。復讐に行くと決めてまず娘に銃口を向けた時はギョッとしたが、起きた娘が即座に>>続きを読む

パルス(2006年製作の映画)

3.1

当初はネットを介して広まる『リング』のような伝播型怨念ホラーだったのに、それがコロナみたいに拡散しまくって人類社会時代が崩壊一歩手前のポストアポカリプスみたいな話になってきてワロタ。確かに『リング』も>>続きを読む

インフィニット(2016年製作の映画)

3.2

手品で生計を立てながら幼い妹を育てる青年が、関わりを持ってしまったギャングのいざこざに巻き込まれ…という導入。すごい変な、悪く言えば中途半端なバランスの作品で、SFっぽさもあるけど、その方向に突き詰め>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

A24印の洗練された恋愛映画。「あの時ああしていれば私達は結ばれていた?」というコテコテな題材だけど、人種的な要素も絡むのが面白い。典型的ニューヨーカーな夫が「君たち韓国人男女にとって僕は邪魔者じゃん>>続きを読む

アルピニスト(2021年製作の映画)

4.2

アマプラで配信が終わる前に観てよかった。功名心なく、ただ困難な登山に挑みたいだけという異色の登山家マーク・アンドレ・ルクレールに密着し、彼ら登山家がなぜ死と隣り合わせの挑戦を続けるかを問う衝撃的なドキ>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.1

いやほんと前作の感動を返してほしい。とにかく話に火がつくまでの導火線が長すぎる。例のアンサイクロペディアのロゴみたいな球体を持ってあっち行ったりこっち行ったり。予告でのビーチのシーンまで1時間30分ぐ>>続きを読む

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