Dさんの映画レビュー・感想・評価

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パリは燃えているか(1966年製作の映画)

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ルネ・クレマンの代表作のひとつにして、自身の体験を反映させた力作で、第二次世界大戦末期の、ナチスドイツ、連合軍、レジスタンスによる三つ巴の戦いによるパリ開放を描いた名作、一級の戦争映画。

もしかした
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危険がいっぱい(1964年製作の映画)

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アラン・ドロン×ジェーン・フォンダが美しいだけでなく、何重にも張り巡らされた恋愛サスペンスが秀悦。

どこからが仕掛けなのか、運命だったのか、実に考察がいのある展開の連続は、ルネ・クレマンのセンスはさ
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若者のすべて(1960年製作の映画)

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Q.ルキノ・ヴィスコンティ×ジュゼッペ・ロトゥンノ×ニーノ・ロータ×アラン・ドロン=?

A.ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞💯

白夜(1957年製作の映画)

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舞台はヴェネツィアの運河、常にやや夜霧がかかっているような、幻想的な雰囲気が抜群。

ドストエフスキーの原作を、本作から「山猫」まで3作品続く、監督ルキノ・ヴィスコンティ、撮影ジュゼッペ・ロトゥンノ、
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山猫(1963年製作の映画)

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シチリアの雄大な大自然、豪華絢爛な大舞踏会を堪能する贅沢にして、今では決してこういった作品は撮られない本物の芸術映画を体感できる、ルキノ・ヴィスコンティの代表作。

原作者ランペドゥーサ、音楽ニーノ・
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

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ミシェル・フランコ監督・脚本によるディストピアスリラー。

格差社会の極限状態とはまさにこのことで、90分という尺に収めた秀悦さは筆舌に尽くし難い、カオスのワンダーランド。

冒頭、修羅場と結婚式を対
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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マイク・ミルズ監督作×A24製作による、擬似父子のロードムービーの新型。

全編に渡るモノクロ映像は美しく、幻想的なサウンドはザ・ナショナルのデスナー兄弟によるもので、他にも使用された多ジャンルに渡る
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

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難民・移民問題と聞くと、ひと昔前は外国での出来事で、日本には関係ないという風潮であったが、現実でも目の当たりにしたり、こうして映画になったりすることで、ものすごく身近な問題だと再認識できる。

本作は
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

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「わたしは最悪。」

ヨアキム・トリアーによる、オスロ三部作の最終作として位置付けられている本作。

ノルウェーの首都オスロ、その移り変わりを描く、長編第一作の「リプライズ」、そして「オスロ、8月31
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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ここにきて、スピルバーグの中でも最高傑作を更新してしまった!!と唸らされるほどの大傑作。

単なるサクセスストーリーではなく、むしろその逆により、語られるスピルバーグの寓話。

巨匠になればなるほど自
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

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本作を出落ちととるか傑作と取るか、男女の生物学的違いと捉えるか不可抗力なのか、何も起きないと感じるか人生の危機だと受け止めるか。みる人の価値観を大きく揺さぶってくる。リューベン・オストルンドによるいつ>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

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スクエアのモチーフの元、性悪説論者リューベン・オストルンドによる、現代を取り巻く社会問題が渾然一体となった地獄巡りを描く、最悪だが最高のブラックコメディー。カンヌ国際映画祭パルムドール。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

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リューベン・オストルンドによる風刺を使ったブラックコメディーの作風は、本作においても優雅に装った富裕層たちの内面が暴かれる。

トライアングルの意味に込められた想いが物語構成にもつながっているため、3
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エルヴィス(2022年製作の映画)

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アカデミー主演男優賞にトム・クルーズのノミネートがなく、主要賞の中で唯一エブエブが空席の中、本作が有力にして、獲得して欲しいと願うバトラーエルヴィス!

オースティン・バトラーが演じたキング・オブ・ロ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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アカデミー本命の話題作は期待値をはるかに超えてくる出来栄えだった⚠️

おそらくこれは主要賞を軒並み掻っ攫うのでは?

新時代のマルチバース、カオス、ファミリームービー、こんなのみたことのないの連続の
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

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今日は尊敬してやまないジョージ・ミラーの生誕祭㊗!一生ついていくぞ️🎊 🎉🎂!!

あのジョージ・ミラーが「千夜一夜物語」を魔神の視点で語るという再構築し、物語論を中心に捉えた、ジョージ・ミラーらしい
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

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ルカ・グァダニーノによる小洒落たジャンルミックスにより、疎外されたマイノリティー、アウトサイダーを描く。

ショッキングなホラー描写、恋愛逃避のロードムービー、ロマンスあり、若者たちの成長物語などがほ
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めまい(1958年製作の映画)

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サスペンス映画の神様、ヒッチコックのアメリカ時代を代表するひとつにして、映画史に輝く最高傑作のひとつとして位置付けられている永遠の名作。

フェティシズムの極致、虚構の恋、幻想といったヒッチコックの偏
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別れる決心(2022年製作の映画)

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劇場で2回みてしまったほどのハマっりぶりで今年は本作を超えてくるかどうかがベスト映画に降臨してくるであろう基準となる作品となった。

「パラサイト」の次はこれ!という宣伝は刺さる人には刺さり、自分には
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そして、私たちは愛に帰る(2007年製作の映画)

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「愛より強く」に続き、ドイツとトルコの2か国を舞台に物語が描かれる。

3組の親子の不器用な関係性が独立したオムニバスのように進行するが、それぞれの物語が段々と交差してすれ違うみせ方が絶妙。

また、
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

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ポール・ヴァーホーヴェンの最新作は、ベネデッタ・カルリーニの半生を描く、実話に基づいていた歴史映画。

歴史上初の⼥性同⼠の同性愛裁判記録「ルネサンス修道⼥物語―聖と性のミクロストリア」が原案になって
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Sin Clock(2023年製作の映画)

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これは面白かったわ〜天才たちの共演なのに、劇場が混み合っているのか、上映館数日が少ないのが非常に勿体無い。

今回が商業用デビュー作となる新鋭、牧賢治による監督・脚本が抜群に冴え渡っていて、すでに大物
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

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1940年、ドイツ占領下のポーランド。

第二次世界大戦中ナチスドイツのホロコーストによる極限状態に実在した、ユダヤ系ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマン。

エイドリアン・ブロディが自らこなした
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欲望(1966年製作の映画)

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ミケランジェロ・アントニオーニによる、当時ポップカルチャーの最先端だった1960年代のロンドンを舞台にした、初の全編英語作品。

アートでスタイリッシュに虚無を描く天才、その手腕が本作でも炸裂している
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

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本作ほどタイトルが死ぬほどわかりやすいのを稀なヌーヴェルヴァーグ界の貴公子フランソワ・トリュフォーの代表作。

しかし、裏を返せば、子供もわかってくれないという日本の諺にもある親の心子知らずといった内
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ニーチェの馬(2011年製作の映画)

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ハンガリーの名匠タル・ベーラが、ドイツの哲学者ニーチェの逸話を題材にした逸品。

鑑賞の障壁は非常に高く、みる人がかなり限られる作品。

暴風が吹き荒れる中、世界の果てのような場所で暮らす初老の男、娘
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愛より強く(2004年製作の映画)

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カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭で受賞歴を誇るファティ・アキン監督作。

自らの実体験を基にした思い入れをしたためた脚本。

主演男優ビロル・ユーネル、主演女優シベル・ケキリの3人ともトルコ
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ミリオンダラー・ホテル(2000年製作の映画)

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【ベルリン映画祭映画】最低限みておくべきヨーロッパ映画10作品
https://narcos.hatenablog.com/entry/berlinale-movie-osusume

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

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【ベルリン映画祭映画】最低限みておくべきヨーロッパ映画10作品
https://narcos.hatenablog.com/entry/berlinale-movie-osusume

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白かった、いわゆるマブダチ映画による、ブラックコメディー。

閉鎖的な島である、アイルランド の孤島 イニシェリン島を舞台に、最初の緩い感じからは想像出来ない、とてつもない緊張感に煽られ
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ベロニカ・フォスのあこがれ(1982年製作の映画)

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【ベルリン映画祭映画】最低限みておくべきヨーロッパ映画10作品
https://narcos.hatenablog.com/entry/berlinale-movie-osusume

マリア・ブラウンの結婚(1979年製作の映画)

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ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーはニュー・ジャーマン・シネマを代表する映画作家で、その作品群は個性的な映画が揃い、クセも強い。

ファスビンダー監督作品をはじめ、ドイツを代表する女優となったハンナ
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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【ベルリン映画祭映画】最低限みておくべきヨーロッパ映画10作品
https://narcos.hatenablog.com/entry/berlinale-movie-osusume

ゴーストライター(2010年製作の映画)

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【ベルリン映画祭映画】最低限みておくべきヨーロッパ映画10作品
https://narcos.hatenablog.com/entry/berlinale-movie-osusume

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

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傑作ばかりを世に送り続けている新進気鋭の映画作家、ロバート・エガースが本格的に飛躍を遂げ、大幅にスケールアップした作品となり、大規模なシネコンでもかかるようになったことや嬉しいやら悲しいやら。

出演
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袋小路(1965年製作の映画)

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Q2.ロマン・ポランスキー× フランソワーズ・ドルレアック(カトリーヌ・ドヌーヴの姉で25歳にして早世)× 閉ざされた閉塞的状況下で狂気を描くサイコスリラー =?

A2.ベルリン国際映画祭金熊賞 💯
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