Yuyaさんの映画レビュー・感想・評価

Yuya

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密偵(2016年製作の映画)

3.8

この手の濃密な緊迫感こそ 今や韓国映画の真骨頂のひとつ
語る事も 振り向く事もないまま
視線だけで いや眼球だけで 感情を交錯させる演出は お見事
韓国を代表する新旧の俳優陣の 演技も圧巻だったなぁ
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TEST10 テスト10(2011年製作の映画)

2.6

ちゃんとホラー がっつりゾンビ…なんだけど
出発点が 全然違うんだなぁ
サスペンスや心理モノへと 方向性を読んでたら あまりの舵の切りっぷりに ポカァーンとなってしまった

微妙にイケメン 微妙な美女
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

3.1

イタズラからして 度を超えてるんだけど
それどころじゃない 悪徳警官の追跡ってな
非常にシンプルでいて なぜか目が離せない
地味でナイスな1本

だいぶ歳とったケヴィン・ベーコンの 全力疾走とワルい“
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春の夢(2016年製作の映画)

3.1

読んで字の如く まさしく“春の夢”
瞬きのように刹那で 永遠のように終わらない
そんな錯覚と郷愁が 色濃く交わった なんともゆる〜い雰囲気が たっぷり…

一線を超えた云々とは無縁で
なのに色香が漂い
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生きていた男(1958年製作の映画)

5.0

ラストたった数分の大っ大大どんでん返しが全てっ!
はい 結末は誰にも 絶っ対に絶対に言いません
隠れた名作…の中でもとっておきの名作

死んだはずの兄が現れ 完璧な証拠を出され 完全なる証人に囲まれ
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模倣霊(2017年製作の映画)

2.4

設定やグッズ的なものはね…ベタな“あるあるネタ”のオンパレードだったかな
お国柄とまでは言わないけど 粘着質だよね 悪霊もさ…
捏造とまでは言わないけど 模倣や騙し方の手口が すっごい悪質だったなぁ
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.3

“生きる”って意味が持つ 意地や汚さやみっともなさ そして強さと優しさが 焼肉の煙のように そこかしこに充満してたなぁ

『三丁目の夕日』とも またちょっと違う
在日としての差別や劣等感 そして良くも
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へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.5

上映前にトイレ行ってたんだけどなぁ…

最っ悪の映画っ!
オープニングから エンドロールまでずっと
もうホント最っ悪で 最っ高のホラーっ!!

もはや隙間産業なコンテンツのホラーを
根本から再構築して
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来る(2018年製作の映画)

3.6

わざわざバケモンを駒として置いときながら
人間自身の凶々しさで ゾクゾクさせてしまう
この“スカシ”と“胸糞悪さ”が 思いっきり中島監督ワールド

理想と現実の乖離というか…
理想に囚われた現実に蔓延
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.0

FREAK OUT !!

今度のハリーは 下半身の“杖”や尻で凄い魔法を使うんだな…

ド下ネタの連発で低俗極まりないくせに やけに有能でちょいと高尚な哲学抱える ワケわからん死体との なかなか理に
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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

3.0

顔の皮膚にも痛みを覚え
吐く息も白く煙り始めた こんな朝
予報じゃ 今夜あたり かすかに雪がちらつくかも…

歳を重ねるたびに ワクワクやウキウキが薄れていく気がしないでもないけど
やっぱ クリスマス
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ドント・イット(2016年製作の映画)

1.9

儀式だかなんだか知らないけど
あんな拷問みたいな生活1ヶ月も続ければ そりゃ幻覚見たり 死者の声のひとつやふたつくらい聴こえてくんじゃないの…?

結局何の解決にもなってないし そもそも何があったのか
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.7

民主主義の最大の副作用は 少数派の切り捨てなのかもしれない…
弱者は行き場を失い 寄り集まり さらなる少数派を追い詰め さらなる弱者を叩く

大国アメリカの深い闇が 極寒の雪景色に滴る血液のように じ
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

2.9

不自然さを全く抱かせない 自然への回帰

ホントに あるがまま 心のままに 着の身着のまま 庭を散策し 蟻を見つめる その姿が羨ましくもある反面
どっか浮世離れして見えてしまう事で
自分がいかに世俗に
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

4.1

映画としての“武力”を行使せずに
最小限のストーリーと配置で 戦争の愚かさを説いた 見事な作品
“A Perfect Day”の原題に始まり ヴェルヴェットの“毛皮のヴィーナス” エンドロールの“Th
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.3

これが 実話って…
えげつないくらい 愛のない人達の 愛のない行為と 愛のない人生
しかし それを絶対に認めず 持論を自信満々に唱える ある種の強さもまた 実にアメリカらしいっちゃ らしいんだけど
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

2.8

いやぁ…シュール…
女性視点なら それこそシュールレアリスムに近づけるんだろうか
男子とも違い 身も心も劇的な変化を遂げるって点は理解しつつも まさかあそこまで変身しなくても…

学園生活や 素行不良
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.3

シンプルな童話ではあっても 決して単調ではない
これまで何度も“喪失”と“再生”をテーマに 名作を残してきた ハルストレム監督の 謙虚で丁寧な描き方が まさしく“匠”

あの壮大なファンタジーの世界も
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.7

完っ全に“デップ劇場”っ!
ホント 誰が主演なんだってくらい…

前作で完結された感動話は 言ってみりゃ人物紹介であって 世界観やストーリー スケール含め 一気にシリーズものとしての間口の拡げ方で ち
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エリック・クラプトン~12小節の人生~(2017年製作の映画)

4.5

ブルースによって 溺れ沈み
ブルースによって 浮かび上がった男
彼は決して“神様”なんかじゃなかった
道を模索し 愛欲に逃げ込み 過ちを犯し 何度も傷ついては 何度でも立ち上がった
とても弱くて とて
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人喰猪、公民館襲撃す!(2009年製作の映画)

2.2

そんな気持ちで観たらよかった?
半ば ヤケクソ気味の邦題から 察する通り
なかなかのグダグタっぷり
イノシシそっちのけで 全員が全員アホな猟師や警察や村人らの ただただ間の悪い悪趣味なコントが続く
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わたしは、幸福(フェリシテ)(2017年製作の映画)

3.7

アフリカ コンゴにおける 発展途上の光と影
熱情と現実が こんなにも静かで力強く描かれ フェリシテの生き方と内面に 見事に調和していたなぁ

コンゴ そしてアフリカンミュージックを語る上で避けて通れな
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反撥(1964年製作の映画)

3.1

数多の名作の原点っていうと どっか違うけど
それらを残した監督の 初期衝動というか フェティシズムにも似た性癖の出発点かと思うと しっくりきちゃうんだな

まさしくポランスキー
男性を拒絶する 少女
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名もなき野良犬の輪舞(2017年製作の映画)

4.7

完璧な形式に施された “美学”
なんちゅー 面白い映画を送り出してくんだよ…
これだから 韓国映画はナメちゃいかん!

疑い合い 信じ合い 騙し騙される 二転三転のストーリーの中で 一本真っ直ぐに筋の
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

4.2

結局 人類は“戦争”や“憎しみ合い”という愚かな道の上で 立ち尽くしているだけなのか…
言葉にすると浅い感想になってしまうけど…
コレは深いっ!

戦争が題材であっても ドンパチもほぼ無ければ 敵も味
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いぬやしき(2018年製作の映画)

2.5

柴犬の愛くるしさと
ノリさんから 終始聞こえ出る絶叫
そこらへんを ひたすら楽しんでたなぁ

あんな家族 嫌だわ
とくに奥さん…態度悪過ぎて 守る以前に すでに崩壊してるし
あっちの男も 自分と関係
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.4

とっかかりや 人物背景 動機 などなど
素材は良かったんだけど ちょっとまとまりが悪いのが もったいない
周りの俳優も豪華なんだけど 主演と絡む時だけ なんだかコントっぽさがなぁ…

っていうか 大学
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.5

ドラマチックな盛り上がりを排除して なお余りある劇的…これぞ劇薬
リアルを追求すればするほど
どこまでが正義でどこからが悪なのか
誰が味方で誰が敵なのか
何の為に 何と闘い 何が勝利なのか
そんな あ
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ベルトルッチの分身(1968年製作の映画)

4.1

たまに見かける オカシイ人の
言動 挙動 行動の その内部における
メカニズムを 悪く言ってしまえば
映画という娯楽に変換してしまう
その意欲やダイナミズムが凄いし
その切れ味ったら もう…

いや
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アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

3.1

とりあえず スカヨハの裸体だけで 高得点にしたくなる…

なぜにここで脱ぐ?
そんな鑑賞前の疑問は 杞憂だった
おそらく 意図的にシェイプアップしていない ややだらしない体型で魅せる リアルなヒューマ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

伝説と呼ぶには あまりにも生々しく
現実と呼ぶには あまりにもドラマチックで
リアルと虚構の境界線を爪弾き 音楽を叫ぶ事で 世界と繋がろうとしたフレディ
そしてクイーン

彼らの音楽が そのたったいち
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マザー!(2017年製作の映画)

3.2

まさしく禁忌…
これは ある種の原理主義への これまたある種の説得なのか…

聖書の観念が敷かれたトコロでも賛否分かれるものを ましてや日本でなんて そりゃ上映中止になるのも頷けるけども…

楽園に位
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

2.7

ゴリラやらロボットやら猿やら忍者やら
中盤の節操の無さは 銀魂並みかも…

全体的なトーンで言えば バットマンのダークな部分が 忍びの闇と淘汰されていて 上手く描かれてたかな
蝙蝠って なんか“和”な
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.9

絶対になりたくない…
っていうか なれないけど
尊敬すべき まぎれもないヒーロー達だった

同じ人間としての不安や苦悩を抱えながらも
なんという勇気 なんという信頼の強さを持って
猛り狂う炎と闘って
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

ふぅぅ………
この昂揚を この激情を ただ率直にに伝えようとしたら こんなため息を 愚直に文字に変える事だけしかできないね

かれこれ20年くらい前 リヴァイヴァル上映の3時間ほどに短縮された作品に衝
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のみとり侍(2018年製作の映画)

2.7

もぉ この監督 “身を悦ばす”作法の研究者かってくらい 男と女の性に取り憑かれてんちゃうかなぁ
でもって なんつーか 共感と失笑のバランスが絶妙っ!

こんだけ豪華な俳優 女優を 脱がすわ 喘がすわ
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