Omertaさんの映画レビュー・感想・評価

Omerta

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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.2

山でゾンビ映画を作ろうとする人が直面する問題がファーストカットから出てきてもう満足してしまった。
だが主要人物の心の動きが掴みづらく物語的には乗り切れずに終わった。

ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)

3.3

キングの原作を読み終わりすぐに鑑賞。
中盤までは原作を割と忠実になぞり面白いのだが終盤が原作後半2巻分を20分でまとめたような出来で雑。所々出てくる絶妙にダサい効果音はまぁ良いとしてなんだあのラストは
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.1

最近のコナンは知らないがやっぱり神谷明の小五郎が良い。目暮警部のオフも見れる。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.3

クリストファー・ノーランの新作と身構えていたが想像していたよりも映画らしい映画だった。
世界初の原子爆弾、威力はこれまでの1000倍だとかスケールの大きな話をしているそばで私怨によるスケールの小さな争
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デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.4

我らがスティーブンキング原作映画。原作は未読だったのでクローネンバーグが撮るんだからさぞグロ描写満載のホラーに違いないと思っていたら全然そんなことはなく逆に驚いた。
恐らく原作でキングが一番見せたかっ
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美女と野獣(1991年製作の映画)

3.1

二人の距離が縮まる過程をもっと丁寧に観たかった。
ティーカップ坊やが食器洗い桶(風呂)に入ったり食器棚(ベッド)で寝たり家具に変えられた召使いたちの描写は良い。

HIDEO KOJIMA:CONNECTING WORLDS(2023年製作の映画)

3.0

いかにも外人が作りましたって感じの無駄な雰囲気カットが多く、ドキュメンタリーとして観るなら酷い出来。独立にあたっての苦労話だとかそういう話もほぼ入っておらず期待はずれ。
MGS4初回版に入っていたドキ
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アラジン(1992年製作の映画)

3.6

今観ても生き生きとした素晴らしいキャラクターの動き、造形、演出で純粋に楽しめる。
ジーニーとジャファー&イアーゴの節々に挟まれる小言セリフが大好き。ジャファーもあんな鳥と仲良いんだから昔は良い奴だった
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ヘンリー(1986年製作の映画)

3.2

淡々と描かれる殺人鬼の日常。
共感できるシーンはほぼないのだが若き日のマイケルルーカーの演技を楽しめる。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.3

砂の惑星を作り上げるVFX表現、規模感は前作より上がっていても所詮は続編で一作目を超えるインパクトを出しきれておらずやや弱い印象。

ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.1

サングラスをかけると洗脳が解けて見えてくる真実の世界。その手の仕掛けの元ネタなのかな?マトリックスのネオたちがサングラスをかけるのはこれのオマージュ?
サングラスをかけたマッチョ男がランボーやスカーフ
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フォー・ルームス(1995年製作の映画)

3.2

ロバートロドリゲス、クエンティンタランティーノ、あとはよく知らない監督二人による計4本のオムニバス短編集。
とはいえロドリゲス、タランティーノのパートが際立ちすぎてて他2作は公開処刑のようだった。スパ
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現実を受け入れるべく夢を見る(2020年製作の映画)

2.5

4分で見せるホラームービー。おばあちゃんの後ろ姿、迫ってくる暖簾越しのおじいちゃんなどカット割が良い。
説明を見ないとあまり理解できなかったがラストシーンは現実なのか夢なのかと短尺でありながら想像の余
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スモーク(1995年製作の映画)

3.5

タバコの煙のように掴みどころのない嘘だらけの群像劇。ただ嘘は嘘でも優しい嘘もあったりするわけで。嫌煙至上主義者が見たらテレビを破壊する勢いで全編喫煙シーンだらけ。
ハーヴェイ・カイテル、群像劇、タバコ
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.5

強盗に失敗した男たちの顛末を描くバイオレンス映画。
低予算で制作されたためロケーションは極力絞られ脚本と演出で勝負された作品。監督デビュー作にして既にタランティーノお得意の時系列を操る構成が組まれてお
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スピーシーズ/種の起源(1995年製作の映画)

2.0

全体的に同じ展開の繰り返しで飽きる。
H・Rギーガー渾身のデザインクリーチャーのバトルシーンに行き着くまでがつまらなすぎてうとうとしながら観てしまった。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.4

自分の作ったもので人を感動させる。
そんなハッとするような瞬間が何度か本作の中で訪れる。
しかしこれはサクセスストーリーものではなくスピルバーグの自伝的作品であり、夢だけでは済まない生々しい問題も同時
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

3.3

キャストや監督が集まり1作目から最終作までの思い出話を語り合うまさに同窓会的作品。映画版と同じキャストで吹き替えも対応している本気っぷり。
ハリーポッターのように長年に渡ってシリーズを育てる作品、また
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

冒頭、朝日が昇る東京の街並みを背景に流れる『The House of the Rising Sun』、日本では内田裕也のカバーが有名な『朝日のあたる家』でいきなり感情を持っていかれる。
物語としては大
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

2.5

昨年末から『バルダーズ・ゲート3』予習の為に鑑賞。が、あちらと違いあまりのつまらなさに数回中断しながらようやく観終わった。
小さい子供の機嫌取り程度には楽しめるかもしれないライトファンタジーだが、捻り
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AMON デビルマン黙示録(2000年製作の映画)

4.0

この時代の作画の迫力が好き。
限られた尺でテンポ良く見せてくれるがそれ故に原作デビルマンを知っている前提で話が進んでいく。
グロ要素強めでショッキングなシーンも多々あるがこれがデビルマンだと言わんばか
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.4

知ってるようであまり知らないフランス皇帝ナポレオンの伝記映画。砲弾飛び交い、駒のように人が死んでいく迫力の戦争シーンも見どころの一つではあるが、妻ジョゼフィーヌとの触れ合いにも重きが置かれた構成。この>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

犯罪群像劇。
特に何もできなかったのに巡り巡って結果的に最後に笑うことになる主人公だったり、違う派閥のキャラクター同士が絡み合う瞬間だったり群像劇はこういう所が本当に良い。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.2

憎みきれない冷静沈着な殺し屋。
独特の味はあるがこれまでのフィンチャー作品と比べると全体的に弱い。

ポワゾン(2001年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

悲劇で終わる気配しかないのにハッピーエンドで終わったり、バンデラスの色気が素晴らしかった意外な良作。
男はこういうものでいい。

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

2.7

全身麻痺のデンゼルワシントンが出てくるしか個性がないサスペンス。

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.2

無難なアクションエンターテイメント。
ネイトのキャラクター性はトムホランドにぴったりだと思うがスパイダーマンに見えて仕方がない。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

全体のテンポは最初から最後までよく出来ていたと思うが、台詞演出が絶妙に気持ち悪く観てると恥ずかしくなってくるシーンもややあり。
とはいえ戦争が大きなテーマとなっている日本人にしか作れないゴジラを観るこ
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.2

有名なピンヘッドは主なる悪役ではなく、ハンニバルレクター博士的な第三者視点だったことに衝撃を受けるB級ホラー。
昔から好きだったクリーチャーたちの原点を知る事が出来て満足な一作。

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.3

梶芽衣子の眼力に尽きる女収容所の復讐劇。脇役陣の泥臭すぎる生きた名演は必見だが肝心の復讐尺がいじめシーンに対してやや短いのに物足りなさを感じてしまった。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

大スクリーンでデニーロの新作が拝める貴重な機会を得られる一作。とはいえ内容としてはよくあるサスペンスといったところでスコセッシが作る程のものではない。
もっと重厚な人間ドラマを期待していた自分としては
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.0

早口ベネディクトカンバーバッチはウェスアンダーソンの作風にぴったり。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.1

面白いのは最初の20分程であとは穴だらけの脚本と既視感溢れる映像が垂れ流される。

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.2

知性を感じる眼をしてるガメラ。
何よりも特撮シーンが今見ても色褪せないというか今だからこそ良さがよく分かる。ミニチュアの作り込みが凄まじい割に一瞬で破壊されていくので巨大ものの特撮って贅沢だなと改めて
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.1

クリストファーロイドの存在感が際立つコメディ。ブラックな笑いを提供してくれるので子供に観せるのにはピッタリかも。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

怪物とヒロインが心通わせる過程はもっとドラマチックに描いても良かったのではと思ったが全体的には良かった。
この監督の世界観はいつも残酷で生々しいが優しさも同時に常に描かれる。そこが良い。

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