Omertaさんの映画レビュー・感想・評価

Omerta

Omerta

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ロープ(1948年製作の映画)

3.3

ワンカット長回し風サスペンス。犯人が明かされた状態から始まるのでバレそうになるたびに観客もヒヤヒヤ。
長回しだからこそ、ここぞという場面で挟まるジェームズ・スチューワートのバストショットにドキッとさせ
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

女二人の逃避行ロードムービー。
見方によってはバッドエンドともとれるラストシーンが明るくて良い。『明日に向かって撃て』のように。

アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

3.0

もう少しすっきりした結末を期待していたが、そういう作品ではなかった。
ジャックニコルソンの顔は世界遺産もの。

エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

3.1

制作費7000ドルで作られたほぼ自主映画。映像は荒く低予算感は伝わってくるがなかなか魅せてくれる。
『デスペラード』は本作をセルフリメイクした作品だったようだ。
電話早押しおじさんがお気に入り。

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.0

おっさんと少年のハートウォーミング物語がややスローペースに描かれる。
誰でも興味を持てるような作品ではなく、この少年に寄り添うような優しい気持ちで観ないと置いていかれる。

ニッツ・アイランド 非人間のレポート(2023年製作の映画)

2.9

作品の舞台である『DayZ』を定期的にプレイしているプレイヤー目線の鑑賞。
ドキュメンタリーとしているが、ゲームの性質的にこんな映像をリアルタイムで制作するのは不可能だと思うのでモキュメンタリーに近い
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.2

タイトルはよく聞いていた有名作品。サスペンスかと思いきやコメディ。
マリリンモンロー主演の作品を観るのは初めてだったが、伝説になるのも納得の存在感。
女装に説得力を持たせるためにモノクロにしたとか、ヘ
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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

『ブレイキング・バッド』漬けの2024年だったが怒涛の最終回における雑なジェシーの扱いだけが気になっていた。まさか映画化されていたとは。
映画になっただけあり照明やカメラワークがいつもより豪華に思えた
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

3.3

前作の遺産を大切にしながら作られた20年ぶりの続編。ラッセルクロウの迫力には到底敵わない新主人公を立てたにしては無難にまとまっている。
とはいえこれだと前作を超えられるはずもなく、主演俳優のスター性っ
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あなたが言うなら(2023年製作の映画)

3.0

1カット1カット絵がとにかく綺麗。
カフェで彼女と初対面するシーンは特に象徴的で、脚本的にも重要な場面であることが絵からも伝わった。
結末のオチが弱いのでもう一捻り欲しかった。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.2

とぼけた雰囲気のショーンコネリーがお気に入りだが、全体的に前作よりパンチ薄めでやや物足りなかった。

大阪物語(1999年製作の映画)

3.4

沢田研二&田中裕子が夫婦役で共演!大阪天六商店街などが登場するということで長年探し求めてきた一作だったがようやく見つけ鑑賞。
テーマ的には軽いものではないが重すぎないトーンで描き観やすかった。キャステ
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.4

スピルバーグは適度に笑える抜きのシーン入れるのが上手い。ショートラウンドがいい味出してる。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

前作のジョーカーを偶像的に祭り上げる人々(観客)をはっきりと否定するためだけに作られた挑戦的な構成。まさか基本アーカムアサイラムが舞台の法廷ものとは誰も思わなかっただろう。用無しになったアーサーがあっ>>続きを読む

バットマン:キリングジョーク(2016年製作の映画)

3.3

マークハミル演じるジョーカーの魅力たっぷり。良い声してる。
ラストシーンも良かったがジョーカー不在の前半がやや退屈。

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

2.6

中世ボヘミアに興味を持ち鑑賞。生半可な気持ちで観ていい作品ではなかった。
登場人物は聞きなれない名前ばかりで人数も多く、全体的にスローな構成なので冒頭から集中していないと置いていかれる。
カットはシン
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.8

テーマは割と単純だが癖の強い世界観と演出でインパクトたっぷり。面白いかは別。
ウィレムデフォーのゲップ風船がお気に入り。

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.2

序盤が退屈だったところで3年の時が過ぎ一気に引き込まれる。ただ3年よりも10年の方が説得力も孤独感もあったかも。
終始ガンアクションなのかと思いきやそうでもなく人間ドラマもしっかり描かれていた。

ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

短編映画としては見せどころもあり、結末の雰囲気も悪くなかった。
劇中のホモセックスシーンがやけに長く生々しく感じたが、短尺で観客に印象付けるなら効果的だったかもしれない。良い印象ではないが。

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

時間軸が現在に追いついた時点での展開が弱い気がする。
主人公と息子もHIVに感染してるってこと?と無駄な要素のせいで素直にエンディングを楽しめなかった。
調べてみると当初続編の予定があり、HIVかかっ
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.1

スターウォーズの世界観の広げ方としては良かったが続編を匂わせる終わり方が不満。
ハリソンフォードの物真似は頑張っていたと思う。

トゥルーライズ(1994年製作の映画)

3.3

よくある90年代コメディスパイ物・・・かと思わせて意表をつく展開でハッとさせられる。
セントオブウーマンをオマージュしたと思われるシーンはアル・パチーノの偉大さを改めて感じるだけであまり効いてなかった
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タイタニック(1997年製作の映画)

3.6

ようやく観た超大作。
沈没が確定しているタイタニック号をどう描くのかと思ったら回想方式だったとは。
どんな題材で長尺でも飽きずに見せきるキャメロンはさすが。

レンフィールド(2023年製作の映画)

1.9

ノリノリのニコラスケイジ以外に価値がない映画。と思ったら原案ロバートカークマンらしく最後に悲しい驚き。こんな作品が誕生したことがホラーでありコメディ。

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

メタ要素満載のデッドプールとマルチバースは相性が良いかと思われたが思っていたよりも凡作だった。『ノー・ウェイ・ホーム』を超えるサプライズは今後も難しいのでは。サプライズゲストを出すにしてももっと意味の>>続きを読む

フェラーリ(2023年製作の映画)

3.2

フェラーリの美しさとか速さとかそんな分かりきっている事を描く映画ではなかった。創業者エンツォ・フェラーリにとって重要な事件がいくつも起こった三ヶ月の出来事に注力し描くという渋めの視点による作品。
フェ
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.5

キューブリックによる犯罪群像劇。
ラストシーン、色んな意味のTHE ENDが衝撃的で面白い。
主人公役がゴッドファーザーでマイケルを殴った汚職警官の人だった。

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.4

笑いあり、涙ありの寅さん2作目。
基本的にはコメディだが、生き別れの母親を探すというシリアスなテーマも含み、ちょうど良いドラマ感。ラストシーンが良かった。
寅さんが子分をこき使うように、母親も従業員を
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エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

3.4

エキストラに焦点を当てた群像劇。
台詞回しが妙に気色悪いのは置いといて意外と良かった。
迸る熱量、個性的なキャストに狂気の撮影現場。意味不明なんだけど何故か記憶に残る。
エキストラ先輩のゴマすりオタク
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.1

現実にいたら絶対近寄りたくないアホそうなゴリゴリ改造車が次々に出てきて面白い。
カーアクションは良かったがレースシーンが真っ直ぐ進むようなものしかないのが期待外れ。それはレースと呼ぶのか?まぁそういう
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マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

3.3

不死身のダニートレホによるアクションコメディ第二弾。ロドリゲス監督は本当にこの手の映画を撮るのが上手い。
愉快なツッコミどころを必ずどこか残しているのが楽しい見どころ。今回はまさかの最序盤のシーンが。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

3.2

尺を贅沢に使って臨場感を感じさせる演出はオープニングではワクワクしたが中盤以降からはやや冗長に感じてしまった。チャールズブロンソンへのハマり具合で評価は変わるだろう。
濡れ衣着せられる無法者は良い味を
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.2

本作を観てすぐに『マッドマックス2』を観直した。展開は毎作同じようなものだが主人公と悪役の存在感が全く異なる。
ゴツいアーマーにド派手なモヒカンやら大人のおもちゃチックな全裸拘束衣装など一目で狂気を感
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

2.7

この独特の雰囲気をお洒落に思えるならばいいだろうが怠くて仕方がなかった。
登場人物の誰も好きになれない群像劇は辛い。

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.0

タイトルから勝手に決闘ものを想像していたが全然違った。
クリスチャンベール演じる男の意地にどこまで共感できるかで評価が分かれる。
ラッセルクロウはナイスキャスティング。

アニマトリックス(2003年製作の映画)

2.8

最初の数話はマトリックスの前日譚的エピソードもあり面白く観れるが後半になるほど雰囲気重視の作品が続きダレる。
ハードボイルド探偵とか面白くなれそうなものもあったが全体的には今ひとつ。