Raiさんの映画レビュー・感想・評価

Rai

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正体(2024年製作の映画)

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"間違っている"と声をあげる。
信じてくれる人が1人、また1人増えていく。

>彼のことを知らない
>>でもあなたの見た彼も本当の彼だと思う

いくつもの姿はあれど、
自分の見たその人を尊重すること
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

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近くに居ながらニアミスしていく2人と2人の物語。

繋がっていくあの部屋。
物語が終わってもきっと彼女たちはニアミスを続けるのだろう。

飛び立った蝶が、本に形を変えて舞い戻る。
このラストが美しい
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片思い世界(2025年製作の映画)

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なるほど。
そういう物語なのか。

誰も忘れられていない。
それぞれが大切な誰かを忘れずに思い続けている。
そんな、片思い。

3人で過ごした時間の長さを考えると、
ここに辿り着いたことだけでもすご
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オアシス(2002年製作の映画)

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鳥が光に、光が蝶々に変わる演出が素敵。
彼女にだけ見えている光や世界の投影。

けれど彼女が伝えようとする言葉が誰にも届かない。
それが悲しい。

そりゃ誤解されるよな...。
単純な恋愛、善悪では
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ニンジャバットマン対ヤクザリーグ(2025年製作の映画)

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和製バットマンの第二弾

任侠とヤクザ溢れる世界で仁義を通す。
ダイアナ、クラーク、ハーレイなど登場人物みんな魅力的。

見るまで知らなかったけど上川さんのクラークがこの役にすごくハマってた。

BAUS 映画から船出した映画館(2024年製作の映画)

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エンドロールで吉祥寺の街の変遷を辿れたのが良かったな。

ロビーとスクリーンが上田映劇っぽいなぁと思ってたら、本当に上田映劇がロケ地っぽい!
あの間取りは特徴的。
(ミニシアター巡りの目線)

肝心
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

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全ては、あの時救えなかった少女のために。

怪しく不穏な空気と音楽、そして夜の街の灯りと孤独。
淡々とトラビスがどこを目指すのか目が離せなかった。


深夜、ミニシアターで観たい作品。

Flow(2024年製作の映画)

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これは...!!!
圧倒的に魅せられた!!!!
絶対に映画館で味わうべき作品だった!!!
良かった!!!!!

子猫の小さな視点から、
洪水に呑み込まれていき、
世界の大きさを体感する。

当たり前
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

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碁盤斬りという秀逸なタイトル。

武士としてではなく囲碁で事態を切り開いていく様と物語終盤のダブルミーニング。

覚悟と誠実さの先に粋がある。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

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天国では皆が話す、海のことを。


死期の迫った男2人がギャングと警察を巻き込み海を目指す。

登場人物皆総じてIQは低いけど、
強盗に脅迫はしても、
分け与える姿勢は忘れないのが清々しい。
良い余
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コロンバス(2017年製作の映画)

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吸い込まれるように美しい建築物と街並み、空間と構図の数々。

街を離れない理由が母親への愛情と建物に結びついた想い。

なぜ建築で感動したの?
語り合う彼女らの声は私たちには聞こえない。
一体何を語
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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声の届かない音域をもつ52ヘルツの孤独なくじらたち。
それは52のことであり、キナコであり、あんさんのこと。

魂のつがいという存在。
自分が、と伝えられたらどれだけ幸せだったか。

違和感のあるヒ
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映画を愛する君へ(2024年製作の映画)

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キネトスコープ、アリス・ギィなど映画の始まりから、この監督の映画のルーツを追うドキュメンタリーのような不思議な作り。

大阪のシネ・ヌーヴォが一瞬出てきてビックリ。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

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3作目の主役はほぼドク!
初見の時は唐突なクララにモヤモヤしてたけど、
改めてドク視点で物語を追っていくとコレは素敵なハッピーエンド。


"未来は自分で切り開くものだ。
頑張りたまえ"

このドク
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時々、私は考える(2023年製作の映画)

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港町の小さな事務所で働く人々。
美しく静かな街並みに吸い込まれる。

自分も人生もままならぬものだが、
今日もこの日常を生きていく。

この空気感が好き。

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

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何度見ても面白い!

ワクワクの未来に、荒れ果てた現在、全てのはじまりの過去に移動と大忙し!

1の場面裏で動いてた人たちのシーンとハマり方が見事!
前作同様どこまでもトラブル続きでハラハラ!!
1
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メインストリーム(2021年製作の映画)

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人気と共に境界が曖昧になっていく。
登りたいと思っていた方向は正しかったのか。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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導かれるようにこの作品を見ていた。
何か理由があった訳じゃ無いけど、触れようとはしなかったものに触れた感覚。
ずっと目が離せなかった。

静かだけれど、動的。
それは移動をし続ける意味でも、
亡くな
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レディ・バード(2017年製作の映画)

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ラスト10分に溢れる魅力。

こられきれず空港に駆け込む母。

レディバードからクリスティンへの変化。

車から見える街の景色の話もいいな。

機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

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めぐりあい宇宙、
久々見たけど面白すぎる。

開幕の戦闘シーンから圧巻。

アムロの極まっていき飛び抜けてしまった感覚が戦闘シーンとクルーの接し方の両面から感じられる。
そしてブライトは記憶よりだい
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偶然と想像(2021年製作の映画)

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相手への秘めた好意。
それぞれを全く違う角度から魅せられた。

会話劇の中で明確にアクセルを踏んでいく瞬間がある。
そこまで踏み込むのかと嫌悪するほどの加速に引き込まれる。

ぼんやりといつか見たい
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

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寄宿舎に残された子供と大人の境に位置するアンガス。

大人びた風貌だけれども、愛や家族を求める子供で、周りの大人たちは取り残された彼を愛で包む。

遠くにいる親族より身近な他人とはよく言うが、このひ
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

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4歳の息子に死という概念、養子とこれからの事をどう伝えるか。

たくさん迷って色々な姿の人を見て人生を決める。

幼い息子に伝えるのは、
"何処にいてもあなたは特別、
どんな形でもずっとそばにいるよ
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ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!(2024年製作の映画)

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懐かしいウォレスとグルミットの最新作!
あのペンギンが帰ってくる!!

そしてペンギンは帰ってきたけどメインはどちらかというと新発明のロボで終始怖かった笑

グルミットは今回も災難ばかりだけど、終盤
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カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

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お正月のNHKの録画から。
気になってたドキュメンタリーで、魔女の宅急便の角野栄子さんのお話。

当時88歳とは思えぬ若々しさとエネルギッシュな活動の日々。

ブラジルで過ごした時に感じた"人間は自
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

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新年の映画&映画館はじめの1本目。
話題になっていて気になっていた1作、面白かった!!


タイムスリップする侍の笑えるシーンから見せ所の殺陣など迫力もすごい。

個人的なミソはもう1人のタイムスリ
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

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店長、母親、友人みんな良い人すぎる...!!!
特に店長すごいよ...。
こういう人が身近にいるなら絶対に大切にするべき。

控えめに見てもクソ野郎なローレンスで見てるこちらも頭を抱える発言がたくさ
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

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愛を知らずに生きてきたウィル。
だから捨てられる前に捨ててしまう。
自分が傷つかないように、今のままでいいんだと思い込むように。

けれど周りの人間は彼を信じている。
才能を見出した先生、
進まない
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モアナと伝説の海2(2024年製作の映画)

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面白かったー!

スケールアップした世界観に、歌とキャラクターの魅力が満載!

成長したモアナのリーダー力とカリスマ性が魅力的。
マウイとの信頼し合う関係も良いね。

道はひとつじゃない、そんなメッ
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キノ・ライカ 小さな町の映画館(2023年製作の映画)

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人口9000人の町、フィンランドのカルッキラに映画館を作る。

鋳造所の跡地に作るにあたってアキ・カウリスマキが毎日フルタイムで作業をする。

キノは映画、ライカはカウリスマキの犬の名前。

まちの
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はたらく細胞(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


完全に付き添い気分で見に行ったけど楽しかったなぁ。

このポップなテンションから重めの病気とまさかの細胞全滅エンドとは...oh

ナカリーかっこいいぜ。

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

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これは...なかなか予想外な展開。

可愛げのあるアニメーションやキャラクターから描かれるのは孤独と空白とパートナーという存在への憧れ。

割と序盤に2人が離れ離れになり、
以降それっきりという斬新
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

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久々に。
面白かった記憶はあったけど、やっぱり面白い!
冒険の魅力をギュッと詰め込んでおばあちゃんにほろっと涙する。

好きだなー。

ルックバック(2024年製作の映画)

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別の未来はきっといつだって想像してしまう。
けれど目の前の机に向かって描き続ける。

短い作品ゆえに、要所要所の場面で心情を言葉にする事は少ない。

でもこの瞬間、あの瞬間に、
"動いた・感じた・気
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

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ずっと気になっていたドキュメンタリー。
ただ哲学を子どもたちに教えるものではなく、ベルファスト地区に生きる子どもたちの学校であることが重要な意味を持つ。

かつて宗派の争いで隣人同士の衝突
だからこ
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