りさんの映画レビュー・感想・評価

り

DEATH DAYS(2021年製作の映画)

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最初は編集やりすぎと思ったけど、これ部屋だけのワンシチュエーションかなと気づいたら見やすくなった

長久監督のユーモアセンスって独特なんよな。わりとインターネットのユーモア寄りで、それをセリフ化するの
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花に嵐(2015年製作の映画)

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公開当時の2017年に観てたらまだいけたかもしれんけど、さすがに私も世間も感覚が変わってしまっているかな
気弱な僕(頼まれたら断れない)に新しい世界を見せてくれる強引な彼女(僕のことが好き)、みたいな
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HAPPYEND(2024年製作の映画)

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「じゃんけん」から漏れ出るタケシイズム

一番最初に抜け出しかけたコウが、不良にもデモ隊にもなりきれない感じめっちゃわかる

近未来設定なのに大島渚みたいな内容で面白かった。学生運動とかデモとか。時代
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.5

お金かかった不条理コントを延々見れて最高
キモイ映像でテンション下げてきたくせに、ド派手音楽で無理やりブチ上げにくる手法好き

ヨルゴス・ランティモスは哀れなるものたちを作ったし、もう何やってもええや
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

5.0

エグい
オモロすぎる

ずっと誰かにやってほしかったオンナあるあるがいっぱい見れてホクホク
オトコの聖域が風俗の待合室なら、オンナの聖域は脱毛サロンやと思うんよね
こういうのがもっとエンタメ界に増えた
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

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ロケ地がハトヤなのにあの廊下を使わんのやなぁ

道端に落ちてた帽子を1000円で買って、あげますって渡されて「ありがとうございます」って言わなあかんの嫌すぎた

お早よう(1959年製作の映画)

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古き良き昭和の象徴である、お隣さん文化ってやっぱキツイなと改めて思うし、子どもが我儘すぎて産みたくないなと思ったけど、ラストはナショナルの段ボール箱であったかさを感じた…これが小津の力…

石削って食
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

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オープニングの曲、なんか聴いたことあると思ったらラブトランジットでよく流れてるやつやん!

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

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章ごとに分かれてる構成がうまく作用してた
「わたし女優になるわ」から「あの監督の映画に出たことあるのよ」までの、章と章の間の抜け落ちた時間に思いを馳せてしまう
銃声から逃げるように小走りで帰るシーン好
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.5

映像も脚本も強すぎる

今見るとブラウン管のテレビって無条件で怖いし、寝袋はキャンプで使ってほしい

北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

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動物だいすき♡ペットは家族♡
という思想をお持ちの方を、ほんわかイラストで蟻地獄のように誘いこみ深い傷を与えにいくやり方すんごい

津田健次郎の泣きの演技がヤバすぎてつられて泣いた

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

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どの瞬間を切り取っても、梶芽衣子が誰よりも美しく見えるの素晴らしいね

エロシーンのアート撮り、アイデアいっぱいで楽しい!!
にしても、この時期の日本映画の処女信仰と生理描写はワロテしまう

日の丸に
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曽根崎心中(1978年製作の映画)

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橋本功の悪人演技オモロすぎ
床下と足で会話するの、めちゃくちゃ映画でグッとくる!増村保造大好き!

サイコ(1960年製作の映画)

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ザコシの「ホラー映画の音」の元ネタやん!!

敵が近づいてくる時のスピードが速すぎて、フリーのホラゲーかと思った

めくらやなぎと眠る女(2022年製作の映画)

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深田晃司が演出する日本語吹替版で!

古舘寛治のかえるくんカワイイ♡
アニメならではの演出いっぱいで楽しいね

深田監督がインタビューで語っていた「村上春樹が描く物語では、女性が記号的になってしまいが
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

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これなのよ
一回死んだつもりになって人生楽しくなるの、ほんとカウリスマキサイコーって感じ

スミコ22(2024年製作の映画)

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なるほど…60分のミニシアター系ムービーとしては成立してるのはすごいけど、PERFECT DAYSから映画的なドラマを抜くとこうなるのか。
本棚にはりぼんコミックスが並び、真ん中には当然コジコジが鎮座
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アボカドの固さ(2019年製作の映画)

4.0

脚本、撮影、前原さんの演技がメチャキモくて面白くて大好き

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

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こんなに優しい映画があるのか…
あたたかくて本当に素晴らしいけど、わたしはこの優しさを持ってなくて、自分と別モノのように観ていたら、ラストの白城の一言で泣きそうになった
ぬいぐるみとしゃべらない人にも
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ペイチェック 消された記憶(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

GO!!!🦜

19個のアイテムで何してくれるんや!?と思ったら、わりと地味な使い方でオモロかった

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.5

完全にハマリュウのファンの子と化した

低予算でも登場人物が少なくても、神がかったカット割りがあれば素晴らしい映画になることを証明してくれてる

ルックバック(2024年製作の映画)

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この上ないアニメ化…
作画の再現度、完成度の高さ、おふたりのお声の美しさが完璧にマッチしててすごく良かった

けど原作の時点でカット割り含めて完成し切ってるからなぁ
セリフが再生されるスピードとか、自
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疑惑とダンス(2018年製作の映画)

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年齢的にも自分の性質的にも、今後の人生においてこういう飲み会に参加することは無いだろうという事実を自覚してしまい、漠然とした不安に襲われた

ボイスレコーダーのくだりが一番面白いものの、コントに振り切
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劇場版 おうちでキャノンボール2020(2022年製作の映画)

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みんなおじいちゃんになってて諸行無常を感じた…

みちるの成長に泣いた
この企画にかける想いが誰よりもあって、それが映像に表れててすごい

自宅出てきて一気にドキュメンタリー感増すのもさすが
全員が監
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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

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中間管理職のツラさよねぇ…

同僚同士のラブかと思ってたら、閉鎖的な組織で煮詰まったオジがパワハラ退職してしまい、そっち!?ってなった
あと魅惑のイケメンとされるサンタンがどれかわからんくて迷った
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いのちの食べかた(2005年製作の映画)

4.0

オモロかった
謎機械の造形大好き
これはなんの機械でしょう?からの答え合わせだけで楽しすぎ
映像もいちいちキマっててよかった

考えても仕方ないこととはいえ、こういう命に直結してる仕事よりも、コンサル
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ハズバンズ(1970年製作の映画)

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ハマリュウのルーツを辿る旅
序盤、まんまパッション!

いや〜これは…
大人になりきれずホモソに甘んじるオジの儚さ…
ちゃんとオジキモッってなるだけで見応えある

バーで女性に激昂するパート、ロンドン
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

悪は存在しないし、正義も存在しないと受け取った
映像の強さがすごかったな
霧に包まれるシーンは一生忘れられないレベルで美しかった

ただぁ!
コンサルが作ったにしては、資料がショボすぎたな〜

PASSION(2008年製作の映画)

4.5

一番を決めるのは得意ではないけど、これから一番好きな監督を聞かれたら「濱口竜介」って言おう

道徳授業と本音ゲーム最高すぎ
濱口竜介が作る密室装置の怖さが凝縮されてる

あと女性の、キスはできるけど付
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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これはどうなんやろ、、
オッピーの恋愛とか正直どうでもよかったし、原爆作るとこをもっと見たかったな

前半、テンポはやすぎてオッピーそのものに興味を持つ土台がなく進んでしまったのもあったかな

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.0

キャンプ、温泉、イヌというほっこりアイテムが全部あるのに、この緊張感…
ケリー・ライカートってシンプルに天才なんやな

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

あったかすぎる浄化ムービー…
温泉入った後くらい心のゴミが洗い流された

たしかに三宅唱は徹底的に優しい
こんなに起伏がないのにこんなに面白い不思議

PMSで人が変わったようにブチギレ散らかすの、リ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

リカコはまるで30分で一気に大人になったみたいだった
最高

本気で杜崎は松野が好きと思って見てたからリカコなん!?って普通にびっくりした