しのさんの映画レビュー・感想・評価

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ヒート(1995年製作の映画)

3.8

刑事物のまさに金字塔。

タイトルとは打って変わって、内容はとても冷静でまっすぐな印象、
それでもその中で燃ゆる熱さを感じました。

道を違えた男の友情、そして人生の物語。
しかし、あの銃撃戦は必見も
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.7

人生が詰まった一本。

冒頭10分で、涙腺が崩壊しました笑

コメディ要素もしっかりあり全編通してテンポもかなり良く、気づいたら終わってしまった、、だと言った具合。

人生という長い時間の重みと家の重
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.6

『雨に唄えば』のジーンケリー主演のミュージカルロマンス。

相変わらずこの年代の映画は、時代のギャップなのか、なんとなく登場人物の気持ちの変化がわかりにくいと感じてしまいます。

しかし、ジーンケリー
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.9

全『若者』が見るべき一歩を踏み出す勇気をくれる映画。

とても心地の良い一本でした。

『何がしたいのか』は生きていく上で最も単純で根源的な質問だと思います。

映画内の時代から時間は進み、現代では誰
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

3.7

世界一かわいい、自由を掴み取るための戦争映画。

存分にタイカのワイティティ節が感じられた一本でした笑

テンポの良い展開に、クスッと笑えるひと仕草。

ランボーな展開からのマッドマックスなフィナーレ
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オール・シングス・マスト・パス(2015年製作の映画)

3.7

日本でもお馴染み『タワレコ』の繁栄と没落を描くドキュメンタリー作品。

戦後の激動の時代から音楽と若者文化を約40年も牽引し続けた功績は計り知れない。

創業者のラス氏が言った「どこに行きゃわからない
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

IMAXで鑑賞。
観ている時も見た後も、IMAXで見て良かったと思える作品。

爆発までの息が詰まるような緊張感、
爆発した瞬間の静けさ、そして爆風の表現は言葉にできないものがありました。

しかし、
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ライ・レーン(2023年製作の映画)

3.7

とってもパステルでカラフルで「今」な会話劇。

画面の色彩もさることながら、会話のテンポや言葉選びも多彩で色で例えるならまさにカラフル。

休日の天気のいい日に見るのにぴったりな気持ちのいい一本。

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.7

多くを語らずともそこにある存在。
引き止めずとも繋がり合う関係、名前をつけない関係の描き方がいつもフランス映画はうまいなと感じます。

別々の都市でそれぞれが3度の夏を過ごし、乗り越えていく物語。
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.7

チャッキーを彷彿とさせる無機物の持つ独特の不気味さを全面に押し出した近未来版チャイルドプレイなエンタメ娯楽作品でした。

見せ所、要所はしっかり押さえて短くまとまっていてとても見やすくて楽しかったです
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

圧倒的な音楽の映像化。
リアルで音に打ちひしがれる感覚をアニメーションならでは、だからこその表現で圧倒させられました。

映画館で見ればよかったと今更後悔。
アニメだからと舐めてたら度肝を抜かれました
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.9

どうであったかではない、どうでありたかったか。

よくある老人の与太話。
もしくは子供のホラ話。

事実かどうかは重要ではない。
ワクワクさせる輝きがあるから人はそれに魅了させられる。

今世紀最大の
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

もはや極限のドゥニ体験の言えるのではないかというくらい。

荘厳な宮殿、もしくは神殿に訪れたかのような大きく、とてつもない何かに押しつぶされそうになるような息切れするような感覚。

2作目も1作目に違
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

見たいものを見たい視聴者、読者。
こうあって欲しいと、願望をキャラクターに押し付けている私たちへの注意喚起。

確かに。

結局見たいものを見て気持ちよくなりたい視聴者である自分からすれば、箱の外から
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7


事前情報なしで視聴。

天才が成り上がっていく痛快エンタメかと思いきや硬派な社会派。

2006年代のインドのリアルな情勢と絡めた展開。
20年前の激動の時代背景から
今日、日本のGDPを抜きさり世
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バッド・チューニング(1993年製作の映画)

3.6

70年代の青春。

2020年代を生きる私にとっては実に40年前。

青春の夜に何かやろうはいつの時代も変わらない。

ラブコメ黄金期とも言える90-2000年代を支えたフッテージを垣間見れました。
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タグ(2018年製作の映画)

3.7

事前情報ゼロで視聴。
なんのタグかと思ったらそのタグね笑

この手のコメディオールスター。
最高に楽しい大人青春を見せてもらいました。笑

難がないとことを「無難」なんて言いますが、
難ありの人生の方
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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015年製作の映画)

3.0

過去に見た備忘録。

かなり微妙だった印象。
ジョニーデップの無駄遣い感。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

久々の邦画!
原作予習済みで鑑賞。

アシリパさんの年齢差など不安要素がかなりあったけど、蓋を開けて見ればかなりの原作再現度で大満足でした!笑

もちろん原作再現だけでなく、実写ならではの見せ方も非常
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.9

一作目から時間を空けての鑑賞。

映画内の設定ほどは空けてないけど、時の流れの残酷さを物語の現実味にある程度重ねられたと個人的に思う。

夜明けまでの時間が感性なら夕方までは理性。

男と女の対話の物
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.7

激動の半生。

まだ存命なのがすごい。
まさに生ける伝説。

この間、朝の情報番組に出てたけど、ここまでの苦悩があった人とは思えないほど明るくて楽しい印象だったことを覚えています。

まだまだ、宇宙旅
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FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

3.7

主人公は現代社会の、ネット社会を生きる私たちではなかろうか。

自らが信じる正義や価値観を他人に強要する。
押し付けているとも知らずに。

視野を広げることの大切さを教えてくれました。

「もっとこう
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.7

愛のあり方について。

よく話されるその形、
長さや、対象、美しさは重要でない。


感じ方はそれぞれだど思うし、「正解」なんて言い出したら野暮だと思うけど

シンプルに自分は「思いやり」こそそれだと
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.7

コメディと思ってみたらかなりの社会派。

それでも切り口軽く、
近代の社会の闇を巧妙に描いていてとてもよかったです。

これは個人の問題ではない、社会の問題。
個人を責めるのはナンセンス。

そんな難
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ワム!(2023年製作の映画)

3.6

ワム!の歴史が詰まった一本。

正直、「last Christmas 」くらいしか知らなかったけどいざ見てみると結構知っていた笑

なんとなく、なぜか日本と関わりの深いバンドとしれました。笑
いや、現
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

「私は最悪」からずっと見たかった一本。

まさにイノセンツ、「無邪気さ」の映像化
それの持つ可愛らしさと危うさの二面性がうまく表現されていました。

大人からすれば「無邪気」が実は「邪気」を持っていた
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.6

やっぱり爽快マブリー節!笑

今作もマドンソクの力こそパワーな演出が最高に気持ち良い作品でした!

この作品に「なぜ」、「なんで」はナンセンス。
空っぽにして楽しめるエンタメ良作!

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

青春が全て詰まっている。

エネルギーと反骨と甘酸っぱいが混在する所謂「青春」は万国共通だと痛感させられました。

最高に少年で、最高にロックな主人公にあっぱれ。

明日も頑張ろうと清々しい気持ちにさ
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ビューティフル・ライフ(2023年製作の映画)

3.6

Netflix映画の中では傑作!

ちょうどこういうのがみたかった!ってのにドンピシャでした笑

ベタベタな感じだったけど、
最後の曲で一気に持ってった笑

笑、だけど洒落にならないくらい主人公の歌が
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.7

紛れもない愛についての問題提起。

愛とは。
本編を通して終始問いかけてくるその難題。

男と女のもの?キスをする事?温かいもの?くすぐったいもの?尊ぶべきもの?美しいもの?

全て合っているし、でも
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.9

ついに手をつけた名作。

まさかこれほどまでの哲学とは、、!

痛快冒頭から一転、怒涛の展開に引き込まれていきました。

実に20年以上前から同じテーマが社会の悩みの種。

生きるとは怒る事。

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.6

笑って泣ける王道韓国映画!

ラストは予想外で涙なしには見られませんでした。

どんなに煩わしくても、一緒にいられる尊さ。

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.7

90年代から2000年初頭のラブコメの要所がふんだんに盛り込まれていて懐かしながらもど直球で楽しかった。笑

その後の王道を築いて行った流れが痛快!
曲、色使い、掛け合い、全てが良かった。

人は見か
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キッド・カディ: Entergalactic(2022年製作の映画)

3.8

スパイダーバースを彷彿とさせる色使い、画面と、チルいBGMで徐々にチルく引き込まれて行きました。笑

よくあるボーイミーツガールだったけど、作品の持つ独特の空気感がそれを違う次元へ押し上げている感じが
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

最近見た風刺系では傑作。

去年の「ドントルックアップ」に続くブラックジョークの嵐。

仮想の敵を作り上げて憎悪する陰謀論的思考は最も単純でわかりやすい道楽であると強く教えてくれました。
(自分も陰謀
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アドベンチャーランドへようこそ(2009年製作の映画)

3.7

こんな夏休みを過ごしてみたかった。

なんのへんてつもない青春の夏休みのイベントが盛り沢山な甘酸っぱい一本でした。

リアルなアメリカの学生に一瞬でもなれたような気分にさせてくれる癖になる空域感があり
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