RENさんの映画レビュー・感想・評価

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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.6

最後は泣かせにきすぎており、品がないように感じた。

作画と世界観の美しさにはかなり浸れる。

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.9

ジェイク・ギレンホールとマイケル・ペーニャ。まずここが最高のバディ。

ふたりはロスの超キケンな地域を担当する警官。終始、臨場感がすごい。
手持ちカメラ風な映像だが、観客にストレスを与えない絶妙なカメ
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

4.0

家族ドラマだけどディストピアのよう。でも最後にはかすかな希望がさす。

不穏のつくり方はTHE黒澤清。

キョンキョンがかなりよかった。役所広司もさすがの存在感でした。

名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

3.4

思い出補正を省くとそんなに面白くはない。

推理パートはそれっぽいけど、犯人の動機が微妙すぎる。

終盤のチャンバラ劇も大のオトナが高校生ひとりに太刀打ちもできず、ハラハラ感がない。

コナンと服部の
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フットルース(1984年製作の映画)

3.3

いまいち刺さらなかったし、期待していたほどのカタルシスはなかった。

クリストファー・ペンのドン臭いダンスと、主題歌はよかった。

ヒッチャー(1986年製作の映画)

4.0

B級映画なのは間違いないが、それだけでは片付けられない奥行きも感じる。不思議な作品。

まずルドガー・ハウアーの悪役っぷり。映画史に残る悪役。ジョーカーの元祖とも解釈できるし、顔面力が凄まじい。その神
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

形容するのが難しい。とても変な映画。

だけど、極上の映画体験をした、という感覚はちゃんと残る。

前2作よりテーマやメッセージの抽象度が濃くなっていて少し分かり辛いものの、映画として間違いなくネクス
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.7

アル・パチーノ演じるトニーの胆力にひたすら圧倒される3時間。

金なし、コネなし、職なしの状態から、自らの度量のみで裏社会を駆け上がっていく姿には憧憬を抱かずにはいられない。「成り上がり映画」としては
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.5

ぶっ飛び型の陰謀論系SF。

展開がモッサリしていると思ったら最後はあっという間に終わった。長尺の喧嘩シーンとか絶対にいらないけど、結局あのシーンは不可欠だとも思ってしまう。さすがジョン・カーペンター
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君が生きた証(2014年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト級。

劇場公開当時はウィリアム・H・メイシーの初監督作品ということでまあ気軽に観に行ったんですが、物語・音楽・出演陣すべてが素晴らしくて完膚なきまでに打ちのめされたのをよく覚えてる
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アポカリプト(2006年製作の映画)

4.6

圧倒的な映像体験。

ハラハラドキドキを具現化したような2時間ちょい。中盤からはトラウマレベルな残虐描写が続くが、ここまで徹底的に見せることで主人公たちが味わう恐怖を観客たちも共有することになる。
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ローリング(2015年製作の映画)

3.5

なにかもう一歩、心に刺さるものがなかった。
たぶん、登場人物たちは皆印象的だったものの、誰ひとりとして好きになれる人物が見当たらなかったからかもしれない。

みはり役の柳英里紗が非常に色っぽかった。

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.4

神々しさすら感じるほど、自然の風景描写が素晴らしい。
特に、光を放ちながら流れる川の水は、心に溜まった汚いモノを優しく洗い流してくれるかのような美しさがあった。

物語としてなにか大きな展開が待ってい
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.8

結局、最高の傑作。

音楽、映像、そしてもちろん役者たち、その全てがカッコいい。

暴力映画、危険思想を煽動する映画と揶揄されたりもするけど、この映画の本質は決してソコではないと思う。
現実に絶望する
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マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

3.4

現実と虚構の境界が曖昧でノレなかった。

途中途中で置いていかれるものの、怪奇極まる世界観は他では味わえないと思う。

ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(1993年製作の映画)

3.4

鳥山明先生を偲んで。

とりあえずブロリーが強すぎる。
Z戦士の面々が一方的に蹂躙されていく様子はショッキングですらある。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.3

北朝鮮の強制収容所を舞台に、想像を絶する地獄が描かれる。

もし実写であれば直視できないような凄惨なシーンも、アニメだからこそ観ることができる。
アニメ作品であることの意義が非常に強い。

内容的にも
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ラバー、ストーカー、キラー(2024年製作の映画)

3.4

大マッチングアプリ時代に警鐘を鳴らす犯罪ドキュメンタリー。

ジョジョ好きな僕としては、真犯人のストーンオーシャン感が印象的でした。
事件の顛末にはそこまで大きなサプライズはない。実際に発生した事件と
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.0

90年代アクション映画の名作。

アルカトラズを舞台にした少年心をくすぐる設定が最高だし、出てくるオジサンたちもみんなイケてる。コネリー御大はちょっと別格。髪切ったあとのスーツ姿、キマリすぎてる。
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.1

子どもたちの自然すぎる演技が不可解なほど凄い。実在感というか、本当にそこで生活をしてる家族を見てるようだった。

シンプルに物語としても面白いし、語り口も非常に心地よい。エンタメすぎず文芸すぎずのバラ
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

西部劇の皮を被った極上のサスペンス。

登場人物がみな怪々としていて、誰が誰にいつ牙を剥くか分からない緊張感がある。

考察や解釈の余地が大きい作品なので再度じっくりと観たい。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

序盤からしっかりと置いてかれた。そして最後まで乗り切れなかった。

アカデミー作品賞を獲っているくらいだからきっと凄い映画なんだろうけど、全く刺さらなかった。

シュールな笑いとエキセントリックな映像
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.6

家族愛についての映画。素晴らしかった。

設定自体は過酷だが、悲壮感はない。
きっとこの両親と兄は健常者でもこういうキャラクターなんだろうなと感じることができるからだと思う。彼らを支えるルビーの葛藤も
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

映像表現がとにかく凄かった。アニメーションもここまできたかという感じ。
エレメントシティの街並みは息を飲むほど美しかった。

物語としてはピクサーでは珍しいラブストーリー。ロミオとジュリエット的な不遇
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.4

カルト宗教に洗脳された3人の男女が無人島を舞台に繰り広げるエロティックドラマ。

イキリ若者たちが島に入ってくるところから加速度を増してくる。ココからは面白かった。

エロが強めだったので鑑賞後もその
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

元受刑者がとてつもなく不器用に社会復帰を目指す映画。

役所広司がとにかくスゴイ。
顔面から溢れ出る胆力に圧倒される。かと思えばチャーミングで憎めないような一面も見せてくる。最高峰すぎる。

総じて、
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

誰しもが正常ではない部分を持ち合わせていると思うけど、そもそも正常とか普通とはどんなものを指すのか。

異端を排除したがる現代社会において、ヒトには理解されない生き辛さを抱えている人間は結構いるんだと
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.3

殺し屋のひとつのミスから始まる復讐劇。

殺し屋としての仕事術やマインドをこれでもかというくらい語り尽くしたあと、いざ実行となった段でまさかの展開。
コントでもあんな丁寧なフリはなかなかないだろ。そし
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.0

1よりは明確に劣るけどそれでもホームラン級の楽しさ面白さ。

ウッディが実は希少価値の高いオモチャだったという設定から、あまりよろしくないオトナの思惑に巻き込まれていくという流れ。

別に博物館で永遠
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.7

ピクサースタジオの記念すべき初長編作品であると同時に、「世界初の長編CGアニメーション作品」。

作品自体の無類の面白さや愛すべきキャラクターたちの魅力についてはもう言わずもがなという感じですが、映画
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

5.0

マフィア映画のトップオブトップ。頂点。

とにかく全てがイケてる。演出も役者も音楽も、そのすべてが最高にクール。

間違いなくオールタイムベスト。

星の子(2020年製作の映画)

3.4

宗教を扱った映画だが、暖かみがある。否定をしない暖かさがあった。

センシティブな題材を絶妙なバランス感覚で描いていると思う。

何を信じるかは自分で決めればいい。

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