ぴんゆかさんの映画レビュー・感想・評価

ぴんゆか

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ママ友(2013年製作の映画)

3.0

こんな無限に解釈の余地があってずっと対話が続くだけなのに怖い短編はすごい

2013年ならではのさきちゃんママのほっそい眉毛とか、多分客用なんだろうなーと分かる成城石井とかに売ってるドイツ産の紅茶Po
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6ix [シックス](2010年製作の映画)

2.7

現代はDie。サイコロのDiceともかけてると思われる。

チキってかの有名なSawを見ていないので
この作品見た時、なかなか攻めるじゃん!!良!!と思いましたが、Sawと比べたら全然なんですね、、、
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Club Zero(原題)(2023年製作の映画)

2.7

だいぶ尖ってて挑戦的。
批判と皮肉と警告に満ち満ちてる。
激しすぎる中受にのめり込む保護者にも是非見てほしいと思う。

経済的な余裕を持て余し、子供を"優秀"にするためにその全てを賭けながらも中身を直
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Miller's Girl(原題)(2024年製作の映画)

2.3

ホラーかスリラーだと思って勘違いして見に行った自分が悪いんですが、なんでこんな長い時間作家気取りのパパ活女子とおじのやりとり見せられてる???みたいな気分になりましたね!

どなたかも書いてましたがJ
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

暫定今期1番。

全員が一つ一つの事柄において加害者となりうり、また別の件の目撃者、ひいては共犯でもある。このグレーで持ちつ持たれつな構成がより一層物語にリアリティと深みをもたらしていると思う。
誰も
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市子(2023年製作の映画)

2.8

話題になっていたので前情報無しで鑑賞。
花ちゃん、またこういう役なんだなーと思いつつ(新作の映画でも被虐待児のような立場に見える)、でも何度でも頼みたくなるほどの唸らせられる演技だと感じた。目の奥が死
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.5

Midsommer に続き、Florence pew、まーた巨大な怪しい所から必死に逃げる役です。
ちなみにHarry Styles は撮影時、監督であり、出演もしているOlivia Wildeと交際
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.1

勧められてずっと見たいと思ってついに見た。

とにかく杉咲花ちゃん、宮沢りえをはじめとして演技派で固められていてそこでまず唸らされる。
そして何をやっても何もできないのにだからこそ格好いいオダギリジョ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

1.9

周りのドイツ人達が何人も勧めてきたので試聴。

結果、自分の趣味ではなかったが、あー外国人好きそうな日本だなと言う感じ。役所広司様々作品。
日独合作という理由もあるだろうが、とにかく寡黙で質素ながらも
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ハンガー・ゲーム0(2023年製作の映画)

2.1

ハンガーゲームが何か知らないで暇つぶしに見に行ったので???????とずっと思ってました。

世界観の作り方は悪くないのかもしれないが
どうしてもポリコレ&壮大な新出歌手売り出しコマーシャルに見えてし
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.6

Oppenheimerといい、今年は史実に基づく良い作品が多かったように思う。

他の被差別民族に比べてネイティブアメリカンについてはあまり多くを語られていないように感じていたのでこんな歴史があったの
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.8

下手なホラーよりこわい、本当にどこかではある話。

母親役のEllen Burstynは今作で賞を受賞したとか。Jared Letoの彼女役もなんか見覚えあると思ったらBeautiful mindのJ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

2.4

ジェンガで後一個出来れば完成するところで全てが崩れるのを何回も見せられてるかのような映画。

畑の真ん中で大分グロい見た目のカカシと踊りながらキスするシーンは最強に狂ってて良かったし、オズのダークなオ
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バービー(2023年製作の映画)

2.8

公開直後、米のバービー公式がやらかす前に視聴。
これは現代の平塚らいてうだと思った。
正直Oppenheimerを見るのが今シーズンのメインで、Barbenheimerと売り出されてたのでおまけで見た
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.3

時空をいじくりまくらないノーラン映画は初めてです。
今回相当本気だなというのはいつもと全く違うジャンルで今までヒットを生んだ手法を封印したことからは勿論、史実に沿った作品でポリコレ票は見込めないこと、
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ザ・コールセンター(2020年製作の映画)

2.3

まさにGirls gone wildという感じ。
顧客情報を使う禁忌を犯してまで会いたくなるような声って何〜

全体的にやっぱり男性は性悪説なものだし敵だよねみたいなメッセージ性がなんとなく見え隠れす
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そばかす(2022年製作の映画)

2.6

恋愛→結婚こそが目標で至高の幸せという暗黙の了解にメスを入れる作品。

三浦透子だから押し付けがましい主張もなくこの役を演じられたと思う。
喪女っぽさもあり、けれどモテないわけではなく、仕事はしている
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.5

堂々圧巻、本年主演男優賞納得の作品。
やっと見られました〜


シーン展開が一つの空間だけの作品は他にもあるが、男が一人住む家の中だけを写してこれほど観客の想像力を掻き立て、その名の通り海に飛び込むか
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Watcher(原題)(2022年製作の映画)

3.2

やっぱり深淵を覗くとき深淵もこちらを覗いてますね!!!!!
この手の隣人に見られている系の中ではかなりいい出来だと思う。静かな恐怖が一番悍ましい。

家の中は格別綺麗で開放感もあり快適なものの、外を見
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セーフティ(2019年製作の映画)

3.3

銃社会と無縁に生きているからこそ見るべき作品。
ポスターの、同じ線上に子供たちが並べられた写真も意味ありげで、人の命の重さが平等であることやまた凄惨にも命を落とした者が最後に並べられる様子も想起させる
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ダーク・プロトコル/モンスター・バレー(2021年製作の映画)

2.5

ゾンビに噛まれると”真実"が見える設定笑った。
突然の霊能力開花おめでとうございます。

クリーチャーの見た目とセットの作りはまんまバイオで、触れ込みはバイオハザードとプレデターの融合とのこと。

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ミスター・インビジブル(2013年製作の映画)

2.8

周囲に冷遇される品のいい老人のスカッと系ショート。

サクッと見られる割にはよく出来ていて、終わりは少し予想つきもするが、それでもあっと言わせるものだと思う。

某昔のドラマじゃないけど、人に優しく、
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ティル・デス(2021年製作の映画)

2.5

スリラーものにMegan持って来ればとりあえず殿方は見るっしょ感。死体ごろごろ転がしながらのたうちまわるMeganを見られます。

Megan自身のインスタにも作品の宣伝がちょっと前まで載ってた。婚約
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ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)

2.4

研究を盾に死者蘇生というタブーをおかして
倫理観どっちゃらけで大喜びする皆さん ft. デスゲームって感じです。

もちろん展開も読めるしひねりはないものの、題材と着眼点がいいので最後まで見た。

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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

2.9

演出だと思ってたのにこれのモデルになった人本当に存在したんですね笑

B級にラッセルクロウ出るんだーと思ったら
思ったよりは凄みがあった。なんかイタリア語しゃべらされてるし。
子役の顔がリュークすぎて
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箱の向こう側(2018年製作の映画)

3.0

15分なのに(だから?)その辺の大層な作品よりよっぽど凄みがある。深淵にも見られてる系
某海外作品配信サイトがYouTubeで宣伝してたので見てみた。

大掛かりな仕掛けや、トリックは何らないのに人間
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

2.6

カイロレンがまたドジっ子やってる。

宇宙ものとして見るなら予想通りのふわふわ設定。
そこ息してる大丈夫??ってなる。

恐竜ものとして見るなら詰め込みすぎな設定やご都合主義が少ない分、近年のジュラシ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.5

100レビューめ。
話題になってて気になってたので見た。
正直ホラーだと謳われて見たので、ちょっと面食らった。割と社会風刺が多めな感じなので。
賛否両論あるのはそれゆえだと思う。

個人的にシェフが目
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Stop-Zemlia(原題)(2021年製作の映画)

3.1

ウクライナ出身の監督の映画ということで視聴。
高校卒業を控えた主人公とクラスメート達の動向をドキュメンタリー風に追った物語。
作品自体は2021年のベルリン映画祭で既に公開、クリスタルベア賞を受賞して
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別れる決心(2022年製作の映画)

2.7

前評判が割れていたのでどうかなーと思ってはいたが個人的にはハマらなかった。
道理を外れた恋愛という時点でやや難しいにしても主人公がチョロすぎて、最初からコンプラガン無視であっという間に蟻地獄なので登場
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.5

号泣。とても良いものを観た。
誰もが持つ繊細で、ひたむきであっという間に過ぎて行ったあの頃。

主人公と友達の美しい花畑に広がる2人だけの世界であったのが、
"学校"を通して世界が広がっていき、
より
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

2.9

イケイケチヤホヤ枠だったレッドメインの陰キャオタク、経験ない感が拝めます。俺も2人娘がいるんだよね〜って最初に言ってるけどもうそっから薄っぺらくて嘘嘘嘘と思って笑う。

本題に入ると、この作品の元とな
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.3

果敢にも知らない森の中を1人で歩いたら露出狂に遭うし、なんかみんな女性経験の無い中学生なのかストーカーしてくるよ話。

邦題に思いっきし入ってる、同じ顔という事実、
自分がぼーっとしてたのか、興味がな
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クライムダウン(2011年製作の映画)

2.3

邦題とポスターの初期ワードアートで仕上げた感。
山を登るのはもうやめようね映画。

内容は前半まではスリルもスピード感もある。
のに絶壁の崖を登ったり下ったりして散々難易度を強調しておきながら気づいた
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

2.5

前作と主演が同じというのが見所であり最大の売り。
とはいえ全く変わってない!という前評判は流石に嘘で年はちゃんととってます。でも見せ方は見事。

内容はお察し。
エスターにも強敵がいた!これは想定内で
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オールドピープル(2022年製作の映画)

2.7

原語で視聴。
この国はホラー系手薄な感触があるが、序盤の静かな緊張感はQuiet PlaceとかDon’t Breathe 系で好みだった。

テーマの主張の為なのだろうが、冒頭に出てくる老人ホームが
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